987ケイマンSの事:その④
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どうも、Mormor(もるもる)です!

 

今回は987ケイマンを購入するに至った経緯と、自分の感じた事について書こうと思います。

 

987ケイマンの発売当初のキャッチフレーズは「Instantry Porsche」でした。
“インスタント”と聞くと日本ではラーメンやカメラを彷彿とさせますが、いずれにしても「お手軽」と言うイメージが拭えず、正直「安かろう悪かろう」とか「チープ」な感じがします。

しかしこの「Instantry Porsche」と言うキャッチフレーズの真意はもちろんそう言ったものでは無く、「即ち(すなわち)ポルシェである」=「ポルシェ車としての真髄を持っている」と言う意味で「Instantry Porsche」としたのだと思います。

 

 

 

 

1997年当時、毎日深夜まで働く日々で、お金は貯まるものの使う時間が無くて、クルマでも買おうかと考えました。

「サーキットの狼」世代なので、真っ先に頭に浮かんだのがこのクルマでした。
当時発売されたばかりのロータスエリーゼS1です。

当時の輸入元だった「アトランティックカーズ」に連絡を取り、一度試乗させて貰いました。

1.8リッターで120PSのローバー製K型エンジンは、官能的でも無くごく普通の量産エンジンでしたが、そのボディーの軽さゆえに驚異的なトルク感に感じました。

アクセルを全く踏まなくても普通に発進出来、加速感も120PSしか無いとは思えない程でした。

ハンドリングはクルマと言うよりほぼゴーカート的で、クイック且つソリッドで、これまた目が点になりました。

もの凄い衝撃を受けて、早速注文を入れたのですが…
何の因果か当時の「アトランティックカーズ」が倒産し、当然予約もパァになりました…😭

 

 

 

 

それで発売になったばかりのトヨタのALTEZZAを衝動買いしました。
それなりに手を加えて乗っていましたが、そこでふと疑問に思いました


(当時乗っていたALTEZZA)

当時車両価格300万円弱で買って、イジるのに同じ位の金額を掛けましたが、「良く考えたらこれだけお金掛けたらもっと良いクルマ買えるんじゃ無いか?」と思う様になりました。

 

 

 

 

「一度はポルシェに乗ってみたいよな〜」と言う良く有る動機で987ケイマンSの中古車を探していた所、当時の「ポルシェセンター浜田山」に該当するクルマが有ると言うので行ってみました。

確かに希望通り「コバルトブルー」のケイマンSだったのですが、前のオーナーが余程ポマードベッタリ系だったのか、運転席のヘッドレストに染みが出来ていて、しかも喫煙車だった様で、これはパスしました。

その時、丁度素のケイマン(2.7リッター)の試乗車が有って、乗らせて貰いました。

黄色いケイマンでしたが、そのステアリング剛性の高さとブレーキの凄さに目が点になりました。(自動車評論家の福野礼一郎さんによれば、これでもステアリング剛性はそれ程高く無いのだそうです)

また987の前期型2.7リッターのエンジンは3.4リッターよりも音は良く、元気に回るエンジンで、それにも驚きました。

何よりも驚いたのは、恐ろしく運転し易かった事です。
それまで本格スポーツカーに乗った事はあまり無かったので、スポーツカー=運転し難いクルマと言うイメージでした。

ロータスヨーロッパやランボルギーニ・カウンタック、フェラーリ328GTSなどは運転した事は有りませんがシートに座った事は有り、これは運転し難いな〜と思っていました。

ところが、987ケイマンはフロントウィンドウが若干縦に短いので信号に近づき過ぎると信号が見えなくなるのと、右斜め後方の視界が絶望的に悪いと言う2点を除いては、恐ろしく運転し易いクルマでした。

 

 

 

その後も何箇所かポルシェセンターを回りましたが、色が違ったり仕様が合わなかったり(6MTでPASM付き、スポクロ付き、HID、コバルトブルー、禁煙車)と縁が無かったのですが、ある日「ポルシェセンター浜田山」の担当さんから電話が有り、「ご希望のクルマが見つかりました!見に来られますか?」と言うので行ってみたのが今の愛車です。


(2010年に納車当時のウチのケイマンS)

今でも思いますが、兎に角PORSCHEは運転し易いのが身上で、930ターボでも964でも、997GT3でも991でも運転のし易さはやはり変わらなかったです。

今まで乗った事の有るどんなスポーツカーよりも乗り易く、それは981・982世代になっても、911のタイプ991でも変わりません。

どんなに良い車でも、乗り難いクルマはイジってもやっぱり乗り難いままなので、最初から乗り易いクルマと言うのはとても重要です。

自分に取ってポルシェ車の一番大事な性能は、「運転がし易い」と言う事だと感じています。

 

 

 

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