どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は渋谷から港区芝の日の出に移転した「KIPPOSHI(吉法師)」さんに行って来ました。(写真は開店3分前で「Closed」になっています)
X(旧Twitter)やInstagramなどで移転の状況が報告されていて、看板の移設や壁のペイント、内装の一部もD・I・Yでされていました。
渋谷のお店もオシャレでしたが、こちらもやはりカフェの様な内外装です。
メニューも見直しを行なって、X(旧Twitter)上でレギュラー系と限定を分けて案内しています。
JR浜松町駅から離れているのが難点ですが、「KIPPOSHI(吉法師)」さんは外国からのお客さんも多い様なので、京急線に近いのは良いのかもしれません。
「KIPPOSHI(吉法師)」さんの代名詞的なメニュー「鶏清湯 青」の写真と季節限定の「冷やし中華」が掲示されています。
右下には麺類のレギュラーメニューが並んでいます。
黒板には営業時間と定休日が書かれています。
店内も白で統一されています。
この感じも渋谷の頃と変わっていません。
椅子は変わりました。
卓上調味料はペッパーミルに入ったブラックペッパーと胡麻。
箸と紙ナプキン、水の入ったピッチャーが置かれています。
こちらは注文制なので、卓上にメニューが置かれていますが、8周年記念限定「真夏の果実」はメニューには載っておらずSNS限定です。
レギュラーメニュー。
鶏白湯ラーメン。
個人的に「KIPPOSHI(吉法師)」さんのメニューで一番食べてみたいメニューですが今回は限定狙いなので諦めました。
鶏清湯。
「KIPPOSHI(吉法師)」さんの代名詞とも言える「鶏清湯 青」をはじめ、「白葡萄」、「新生姜」などが有ります。
一度白濁させたスープに挽肉を入れて濁りを吸着させると同時に旨みをプラスする「掃湯(サオタン)」の手法を用いたスープです。
上記の他にも「桃」、「梅」、「ホタテ塩バター」や醤油タレの「中華そば」も有ります。
「鶏清湯」は「KIPPOSHI(吉法師)」さんのスープの中心なのでいろいろなバリエーションが有ります。
塩や醤油のオーソドックスなラーメンでも、一捻りしてあるのがコチラの特徴です。
「真鯛白湯」と「煮干清湯」。
「真鯛白湯」は真鯛100%のスープ。
「煮干清湯」は醤油味には鰹節を揚げた油、塩味にはバター仕立てのフライドガーリック&オニオンを合わせ、”一般的な煮干ラーメンとは一線を画す個性的な味わい”との事。
サイドメニュー&ドリンク。
X(旧Twitter)のレギュラー系のメニューには、”当面サイドメニューは麺類を除いて準備中”と書かれているので、サイドメニューは確認した方が良さそうです。
サイドメニューはアジアンテイストなメニューを揃えているのも特徴です。
待つ事10分少々で、8周年記念限定「真夏の果実」が到着。
“パイナップル冷やしラーメン”との事で、キンキンに冷えたスープには鶏・パイン・牛乳・コーン・タマネギを使用しているそうです。
具材には名前の通り夏の果物をふんだんに使用しており、凍らせてあるのが特徴です。
まずはスープから。
「KIPPOSHI(吉法師)」さんの代名詞「鶏清湯 青」と同じ青いスープですが、パイナップルの酸味と甘味に少しクリーミーに感じるまろやかさとコクが有ります。
表面の香味油は恐らく植物系の油を使用していると思いますが、鶏ベースでこれだけ冷たい澄んだスープを作るとなると、かなりの苦労が有ったと思います。
青いスープで翡翠の様な色になった麺。
水で締めてある上にキンキンに冷えたスープに入っているのでかなり硬めの歯応えです。
スープを良く持ち上げてくれるので、スープの旨みが良く分かります。
鶏胸肉チャーシュー。
ベースが鶏のスープだけに、スープに良く合います。
これだけ冷たいスープの中でもしっとり感を失わず、硬くならないのも凄いです。
パイナップル。
スープにも果汁が使われています。
シャリシャリに凍っていてシャーベットの様で美味しいです。
キウィフルーツ。
これもシャリシャリに凍っています。
キウィシャーベットの様で美味しいです。
バナナ。
これも凍っています。
フローズンバナナは割と良く見る食べ方です。
ミニトマト。
流石にコレは凍ってはいません。
が、キンキンに冷えているのでプチっと食べると美味しいです。
豆苗。
「真夏の果実」で豆苗と言うのも面白いですが、これはデザートでは無く立派に「ラーメン」です。
なので、ラーメンに定番のほうれん草や小松菜の様な位置付けだと思われます。
大きめに刻まれたネギ。
敢えて大きめなのはやはり食感のためでしょうか?
シャキシャキな食感と辛味がスープと合っています。
ネギと麺をいただきます。
シャキシャキ食感のネギと、水で締めてしっかりとした食感になっている麺の食感が良い感じです。
スープの味とネギの辛味もドンピシャに合います。
豆苗と麺をいただきます。
比較的クセの無い豆苗ですが、生で載っているのでサラダ感覚です。
その食感と麺の食感の対比が面白いです。
鶏胸肉チャーシュー。
スープの色で周囲が青く染まっています。
見た目は美味しそうに見えませんが、食べてみるとパイナップルが仄かに香り、酸味のあるスープで美味しいです。
器もスープも麺も具材も冷やしてあります。
果物は凍らせてシャクシャクしたシャーベットの様な食感です。
ミニトマトや鶏胸肉チャーシュー、味玉は冷やしてあって、それぞれに合わせた冷やし具合になっています。
味玉。
きちんと味の浸みた味玉。
固茹でに近い感じで、コレもしっかり冷えています。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
パイナップルの酸味と甘味がほんのり効いた鶏ベースの清湯スープは、コーンや牛乳で仄かなクリーミー感が有ります。
牛乳を入れたら濁りそうですが、「掃湯」の前に入れれば牛乳のコクを残したまま濁りを除去出来るのかも知れません。
と言う訳で、完飲&完食です。
港区芝に移転した「KIPPOSHI」さんの8周年記念限定「真夏の果実」でしたが、「KIPPOSHI」さんらしい個性的な一杯でした。
果物を凍らせてシャーベット状にすると言うのも手が掛かりますがなかなか斬新です。
凄いのは鶏ベースのスープにパイナップルやコーン、牛乳を合わせてあれだけの透明度に仕上げている事と、デザートでは無く「冷やしラーメン」として成立している事。
山形の「つったいラーメン」とデザートの中間的な感じで、町田の「パパパパパイン」さんの「冷やしパイナップルラーメン」的な感じですが、アレより攻めた味の一杯です。
「KIPPOSHI」さんも「パパパパパイン」さんも正統派を作らせても一級品ですが、ちょっと捻りのある一杯が特徴です。
駅からちょっと離れていますが、比較的分かり易い場所に有るので、また行ってみようと思います。







