どうも、Mormorです!
今日は期間限定「鴨蒸籠(かもせいろ)」をいただきに、「ラーメン巌哲」さんに行って来ました。
「ラーメン巌哲」さんでは季節の魚を使った「創作つけ麺」を金曜・土曜の夜営業限定で提供していますが、火〜木の夜営業の1〜2月期間限定で「鴨蒸籠(かもせいろ)」提供しています。
2025年3〜4月頃閉店・東京から移転してしまうとの事で、こちらで「鴨蒸籠(かもせいろ)」をいただけるのも最後だと思うので行って来ました。
ラーメンが中華料理から派生して、フレンチやイタリアンの手法を取り入れたりエスニックやカレーなどの料理を応用する中で、和食としてのラーメンを追求する数少ないお店です。
もう名前からして「鴨蒸籠(かもせいろ)」ですから完全に和食の世界です。
入口横のガラスケースに「火〜木夜限定献立『鴨蒸籠(かもせいろ)』」と有ります。
この風景が見られるのも後少しだと思うと、とても残念です。
今の世の中では飲食の担い手がなかなか出て来ない状況なので、やむを得ないのかも知れませんが、これだけのモノを出してくれるお店が無くなるのは非常に残念です。
幸い外待ちが無かったので、そのまま入店して食券を購入します。
この時点で気付けば良かったのですが、「鴨ローストッピング」が別になっている事に気付かずに「鴨蒸籠(かもせいろ)200g」と「鴨とフォアグラのつくね」の食券だけを購入してしまいました。
が、ビジュアル的には兎も角、結果的にはスープにも潤沢に鴨肉が入っており、「鴨とフォアグラのつくね」も有ったので大満足でした。
「鴨蒸籠(かもせいろ)200g」と「鴨とフォアグラのつくね」。
「鴨とフォアグラのつくね」はスープの方に入っています。
「鴨ローストッピング」を忘れたのでビジュアル的に少し寂しいですが、味もボリュームも自分的には大満足でした。
自家製麺の細麺。
かんすい少なめの、ラーメンと言うよりも「ひやむぎ」に近い感じの麺です。
麺だけ見ても「ラーメン巌哲」さんの方向性がハッキリと伝わって来ます。
スープ(と言うか「つけ汁」と呼びたい)に浸していただきます。
少し甘めの味で、「鴨南蛮そば」をいただいている様な錯覚さえ覚えます。
キレのある醤油と鴨の風味に、シメジやネギの風味が美味いです。
スープに入っている鴨肉。
お出汁として使ったものとは別に、具材としても入っている様です。
鴨特有の味が、甘めのスープやネギととても良く合います。
「鴨とフォアグラのつくね」。
「つくね」と言う名前から想像するより小ぶりで、とても細かく挽いた鴨肉とフォアグラを合わせてあります。
同じ鴨由来のもの同士だけに、鴨肉の風味とフォアグラの濃厚な味が見事に調和しています。
焼きネギ。
鴨と言えば焼きネギを思い浮かべる位マッチングの良い食材です。
焼いたネギの香ばしさと甘みが鴨の出汁のスープにピッタリです。
シメジと笹切のネギ。
ネギも焼きネギとは別に、笹切のものも入っています。
シメジは風味が良くてスープに旨みを加え、笹切ネギは爽やかな辛味と食感が良い感じです。
シメジと笹切のネギと麺をいただきます。
シメジとネギと麺それぞれの食感の違いが楽しめます。
鴨エキスたっぷりの甘めのスープとシメジとネギと麺が見事に同調してとても美味しいです。
鴨肉と麺をいただきます。
鴨肉のジューシーさがとても良い感じです。
そしてこの麺がスープとドンピシャに合っていて激ウマです。
焼きネギと麺をいただきます。
鴨エキスたっぷりのスープなので焼きネギがとても良く合います。
焼きネギのトロ味と甘みがスープと麺にジャストフィットしていてとても美味しいです。
シメジと笹切ネギと麺をいただきます。
同じネギでも焼きネギは甘みとトロ味ですが、笹切ネギはシャキシャキ食感と爽やかな辛味です。
ネギの風味にシメジの食感と旨味が絶妙で、とても美味しいです。
この麺の茹で加減も素晴らしいです。
「この麺ならコレしか無い!」と言う位ドンピシャな茹で上がりです。
口当たり、歯応えと弾力、そして喉越しと、全てに於いてパーフェクトな仕上がりです。
レホール(西洋ワサビ)でしょうか?
鴨肉にとても合う味と香りです。
「鴨ローストッピング」を忘れたのが悔やまれます。
レホールを麺に付けていただきます。
鴨肉で無くても、鴨エキスたっぷりのスープが絡んだ麺でもレホールの風味が良く合います。
「鴨ローストッピング」が無くても味的に全く不満が無いです。
スープに入っている鴨肉にレホールを付けていただきます。
やはり鴨肉だけに、レホールとの相性は抜群です。
そのままいただくよりも数段美味しく感じられます。
焼きネギと麺をいただきます。
鴨エキスたっぷりのスープに焼きネギの甘味とトロミが最高に美味いです。
少し香ばしさが有るので、鴨の風味に良く合います。
シメジと笹切ネギを合わせると、また違った印象になります。
1杯のスープの中に様々な味と食感が同居しているのが凄いです。
さながら1杯のコース料理の様です。
スープだけでも鴨感が凄いです。
シメジもネギも具材としてだけで無く、スープの味にも貢献しています。
シメジは旨みを、ネギは爽やかな辛味を加えてくれます。
鴨肉はかなりふんだんに入っています。
なので、「鴨ローストトッピング」が無くても満足度は変わりません。
そしてこの麺とスープが鴨肉ととても良く合います。
「鴨とフォアグラのつくね」と麺をいただきます。
「フォアグラ」と聞くとコッテリとした味を想像しますが、鴨肉と合わせる事でバターの様な濃厚感は有るもののクドさは有りません。
しかも完全に和食の味になっています。
鴨肉にレホールを添えて麺をいただきます。
鴨肉とレホールはとても相性が良く、スープの味とも調和しています。
マイルドな辛さと風味がとても美味しいです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
それにしても、コレはまさしく「ザ・和食」だと思います。
スープと呼ぶよりも「鴨つけ汁」と呼びたくなる味と風味で、「ひやむぎ」の様な麺にとても合っています。
と言う訳で、完飲&完食です。
「ラーメン巌哲」さんの1〜2月火〜木夜限定「鴨蒸籠(かもせいろ)」でしたが、いただけた事を感謝したくなる位素晴らしい一杯でした。
「鴨つけ汁」と呼びたくなる味と風味のスープは鴨を惜しげもなく使っているのか、非常に鴨の風味が濃いです。
合わせられた自家製麺の細麺は、かんすい少なめの「ひやむぎ」の様な麺で、味と言い食感と言い、スープにとても良く合っています。
スープの鴨肉と焼きネギ、シメジ、笹切ネギ、「鴨とフォアグラのつくね」は1杯の中に様々な味と食感を詰め込んだ感じで、一杯のコース料理の様です。
2025年4〜5月頃閉店・東京から移転してしまうとの事で、こちらで「鴨蒸籠(かもせいろ)」をいただけるのも最後だと思うととても残念です。
閉店する3月までに、なるべく足を運びたいと思います。







