どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は「稲庭中華そば」をいただける「キッチン きらく」さんに行って来ました。
「稲庭中華そば」は秋田の「佐藤養悦本舗」が「稲庭うどん」の製法を使って作っている中華そば。
秋田出身の阪田さんがその味に惚れ込んで、要望を出して改良して貰ったのだそうです。
私も八丁堀の「麺や 七彩」さんに行った際に買って自宅で作りましたが、その滑らかな食感と熟成された小麦の旨みにすっかりハマりました。
以前に来た時は無かった葦簀が掛けられています。
昨夏の猛暑と、通りから店内が丸見えになってしまうので対策でしょうか?
「稲庭中華そば」のバリエーションも凄く増えました。
「せりカレーやきそば」と「神保町チキンライス」がメチャメチャ旨そうです。
「稲庭中華そば」の「焼きそば」はとても気になります。
来る度に魅力的なメニューが増えていて目移りします。
「江戸甘味噌ハイカラ中華そば」にも惹かれます。
お持ち帰り専用ですが、焼豚の載った「チャー弁当」も旨そうです。
1つ1つのメニューがツボにハマり、どれにしようか迷う事しきりです。
以前は1階のカウンターでメニューを告げて前払いでしたが、席で注文出来る様になったので、2階に案内されました。
厨房が1F、2階が客席というのもちょっと珍しいです。
この階段を登るのも久しぶりです。
2階はカウンター4席、2人掛けテーブル席、4人掛けテーブル席が有ります。
奥のテーブル席は片側がベンチシートになっています。
落ち着いた雰囲気で、好感が持てます。
カウンター席と2階の厨房。
水はセルフなので、コップに汲んで着席します。
2人掛け席に着席しました。
席でQRコードを読んで「エアレジ」でオーダー出来ます。
ちなみに支払い(キャッシュレス決済のみ)も可能ですが、その場合は帰りに1階のカウンターに寄って「お支払い済み」の画面をスタッフに見せる必要が有ります。
ワタシはPayPayで払いたかったので、オーダーだけして支払いは帰りに1階のカウンターに寄って払いました。
「エアレジ」のオーダー画面。
「背脂にぼし中華そば」もメチャメチャ旨そうです。
でもやっぱりこの時期しか食べられない「せり かしわそば」にしました。
そしてコチラに来たら外せない「カレーライス」も「半カレー」でオーダーしました。
こちらの名物で、前回伺った際にもいただきましたが、リニューアルしたという事で、今回もオーダーしました。
新潟バスセンターカレーを彷彿とさせる、懐かしの黄色いカレーです。
「チキンライス」がメチャメチャ旨そうです。
1/2とか1/3だったらラーメンのお供に食べられそうですが…。
卓上調味料は奈良「坂本農園」製の一味「黄」・S&Bテーブルコショー、やげんぼり七味・キッコーマンデリシャスソース「中濃」。
キッコーマンデリシャスソースはカレーライスや「ハーフカツ」などに使用するのでしょう。
一味と七味が有るのが面白いですが、奈良「坂本農園」製の一味「黄」は見た目と裏腹に「当店で一番辛い商品です」との事。
料理によって使い分けるのに結構悩みそうです。
待つ事10分少々で、「せり かしわ中華そば」と「半カレー」が到着。
秋田出身の阪田店主だけに、八丁堀の「麺や 七彩」さんの「塩芹そば」など、この季節には「三関せり」を使った限定が楽しみです。
ちなみにご尊父様の実家が秋田という「超純水採麺 天国屋」の佐々木店主も「秋田きりたんぽ鍋」をオマージュした「秋田きりたんぽ風らーめん」をこの時期に提供していました。
まずはスープから。
鶏ベースの醤油味スープは、とてもクリアで優しい味のスープです。
「秋田きりたんぽ鍋」を彷彿とさせます。
「稲庭中華そば」。
初めていただいた時は、まずその滑らかな食感としっかりした歯応えに驚きます。
そして、味わうと熟成された旨みに驚かされます。
八丁堀の「麺や 七彩」さんは目の前で粉から打った自家製麺がウリですが、一方で、こちらで稲庭うどんの製法で熟成させた乾麺の「稲庭中華そば」をウリにしています。
打ち立ての手打ち麺にはその良さが有り、乾麺の「稲庭中華そば」には熟成された旨さと滑らかな食感が有ります。
どちらの長所も理解した上で、それぞれに合ったレシピで美味しい一杯を作ると言うのは本当に凄いと思います。
「かしわ(鶏肉)」。
秋田と言えばの比内地鶏でしょうか。
大きめの切り身なので肉感と旨みを味わえます。
紫キャベツのスプラウト。
カイワレの様な辛味が無く、シャキシャキ食感が楽しめます。
鮮やかな色が彩りを添えています。
蕎麦や饂飩と差別化したいとの事で、少量載っている「葉ニンニク」。
「葉にんにく」は、成長途中のニンニクの若い葉の部分を食べる冬の野菜で、高知県ではネギの代わりにすき焼きに入れる事も有るそうです。
ネギよりも柔らかく、ニラよりも風味豊かとの事。
「三関せり」。
「美味しさ食べやすさを優先するとやはりカットして煮込んだ方がうまい」という事で、煮込んであります。
芹特有の風味が味わえて、とても美味しいです。
「三関せり」と麺をいただきます。
滑らかな食感の「稲庭中華そば」と「三関せり」の食感がとても良いです。
スープの旨みと芹の風味と麺の旨さがとても素晴らしいです。
「葉ニンニク」と麺をいただきます。
高知県ではネギの代わりにすき焼きに使われていると言うのが納得出来る位ネギっぽい風味が有ります。
しかしネギより柔らかく、独特の風味が有ります。
白ネギ。
絶妙に透き通った色が良い感じです。
この感じだと辛味より甘みが楽しめそうです。
やっぱり「カレーライス」と言えば「コップの水にスプーン」です。
昔のデパートのレストランの「カレーライス」は大抵コレでした。
子供心に、コレを見ると「カレーライス」がとても楽しみでした。
「半カレー」。
こちらの名物で、前回伺った際にもいただきました。
その時と比べて旨みが増した気がします。
ネギと麺をいただきます。
滑らか食感と、乾麺とは思えない歯応えと弾力、そして何より熟成された旨さが凄く良いです。
このスープとネギの甘味と「稲庭中華そば」の旨みは最高です。
「三関せり」の根と麺をいただきます。
「三関せり」と言えば、根っこが美味いのが特徴です。
根っこ特有のザクザク食感とビターな風味がメチャメチャ旨いです。
「葉ニンニク」・「ネギ」・「三関せり」を併せて麺といただきます。
シャキシャキ・ザクザク・しんなりと滑らか食感の麺が堪りません。
旬の野菜の旨さが満喫出来ます。
ここでキッコーマン「デリシャスソース」中濃を「半カレー」に掛けて味変します。
この味変は、提供時にスタッフさんから「途中ソースで味変がオススメです」と言う説明が有ったので、やってみました。
「カレーライス」には「中濃」ソースが一番ハマりそうです。
「半カレー」にキッコーマン「デリシャスソース」中濃を掛けていただきます。
ソースのコクと旨みがカレーに甘味と旨み、スパイス感を追加してくれてとても美味しいです。
ナンでいただくインドカレーだと合わないと思いますが、欧風カレーにはソースが美味いです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
鶏ベースで魚介出汁を効かせたスープが美味いです。
芹と比内地鶏にとても良く合いそうです。
と言う訳で、完食。
「キッチン きらく」の「せりかしわ中華そば」と「黄色い半カレー」でしたが、「稲庭中華そば」と「三関せり」、「比内地鶏」の旨さが味わえる一杯でした。
「せりかしわ中華そば」は「三関せり」と「比内地鶏」の旨さを感じられる一杯で、「秋田きりたんぽ鍋」を彷彿とさせます。
大きめに切り分けられた「かしわ」も食感と旨さを両立しています。
旬の「三関せり」と、蕎麦や饂飩と差別化したいとの事で、少量載っている「葉ニンニク」、そして「白ネギ」がキチンと使い分けられているのも素晴らしいです。
「半カレー」も以前より旨みを増した印象で、「稲庭中華そば」のお供にとても良いです。
まだまだ食べたいメニューが沢山有るので、また訪問したいと思います。







