どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は2月限定「St.Strawberry ♡ Soba」のLimited Courseをいただきに、「Japanese Soba Noodles 蔦」さんの会員制「夜蔦」に行って来ました。
「St.Strawberry ♡ Soba」はバレンタインデーにちなんだメニューとの事ですが、敢えてチョコレートではなくイチゴを使った一杯。
そのイチゴの使い方が蔦らしい感じで、食前に伊丹シェフから説明を聞いた後にいただいて、納得しました。
また初めは黄金色の塩味スープですが、食べ進めるにつれてネギの甘みを凝縮したポワローソースが溶けていって濃厚且つクリーミーな味わいに変わって行くのも蔦らしい感じです。
具材にも「蔦と言えば」の「青森シャモロック」やA5ランクの黒
2月限定「St.Strawberry ♡ Soba」とLimited Courseの説明、ドリンク&単品メニュー。
赤いカードは店内のWifiのQRコードが載ったものです。
地下に有るので携帯の電波が入り難かったりするので、重宝します。
ドリンクは「ラガービール」にしました。
この日はなんとなくビールの気分でした。
このラベルも大分見慣れて来ました。
アミューズのチキン&ポークエキスのペーストと醤(ひしお)、生姜。
スープとタレを固形にした様な感じです。
ペーストに醤(ひしお)と生姜を添えていただくと、生姜醤油味のスープの様な味になります。
前菜盛り合わせ。
みたらし風の砂糖醤油が掛かった「カマスの唐揚げ」は大根おろしが添えられています。
味玉にはカレーっぽいスパイシーな風味のソースが掛かっていて、TOKYO-Xのバラ肉にはサッパリとした味の味噌たれが掛かってます。
お口直しは鶏のスープ。
恐らく蔦のシャモロックなどを使った鶏のスープと思われます。
最近は餡掛けなどが多かったですが、基本に帰った感じです。
そしてメインの2月限定「St.Strawberry ♡ Soba」。
黄金色のスープにハートの様に見える2枚のチャーシューとイチゴのチップが「St.Strawberry ♡ Soba」と言う名前を表している様です。
自家製昆布オイルでカリッと揚げた白葱のフリットがチョコレートの様な色なのも面白いです。
小鉢の「イチゴのサラダ バルサミコ風味」。
こちらはドライではなく生のイチゴにベビーリーフ、そしてバルサミコ酢を合わせてあります。
色合い的にも華やかさを添えています。
まずはスープから。
青森シャモロックと天草大王の地鶏の出汁に数種類の塩と、カシスリキュールやトマト、
黄金色のスープはキチンと厚みが有って、様々な味を重ねたタレの旨みがしっかり活きています。
自家製麺の細麺。
しなやかでなめらかな食感の麺は、蔦ならではの「キタノカオリ」などを中心に国産小麦をブレンドしています。
塩味ベースのスープと小麦の風味が良く合います。
A5ランクの黒
ネギの甘みを凝縮したポワローソースが掛かっています。
絶妙な火加減で調理された黒
幻の豚「TOKYO-X」の肩ロース。
醤油麹・玉ねぎ麹・にんにく麹で味を整え、
一見すると豚肉とは思えない肉質です。
青森シャモロックの
柚子麹で味付けし低温調理されたものだそうで、柚子の風味がします。
低温調理後に焼き上げている様で香ばしく焼き上がっています。
白葱のフリット。
自家製昆布オイルでカリッと揚げて有るそうで、焦茶色をしていてチョコレートの様です。
カリカリした食感と香ばしい風味がスープにアクセントになっています。
カリカリのフリットと麺をいただきます。
香ばしい風味と食感がスープの絡んだ麺と相まって、とても美味しいです。
スープもまだポワローソースが溶けていないので、比較的クリアな感じの味です。
A5黒
ポワローソースが掛かったA5黒
麺に絡んだスープとポワローソースで、クリーミーな感じになります。
ドライいちごと麺をいただきます。
このドライいちごは、ただイチゴを乾燥させただけでは有りません。
レモン汁に漬けて酸味を増した後に、乾燥させたものです。
伊丹シェフによれば、蔦の塩ラーメンに良く使われるドライトマトをイメージしたそうで、フルーツとしてでは無く酸味と旨みの為だそうです。
確かに生のイチゴと違って、酸味が強めで、乾燥させる事によって旨みが濃くなっている感じです。
そう言う意味で、蔦の塩ラーメンらしい仕上がりです。
フリットと麺をいただきます。
スープに浸るとフリットも柔らかくなって来て、味も食感も変化します。
スープにもポワローソースが溶けて来て、クリアなスープからやや濁って白湯スープっぽくなって来ます。
ドライいちごと麺をいただきます。
酸味がかなりアクセントになっていて、味がキリッと引き締まります。
少し白湯っぽくなって来たスープと絶妙なマッチングです。
「TOKYO-X」の肩ロースで麺を包んでいただきます。
ジューシーなチャーシューと、スープの絡んだ麺のコラボレーションが素晴らしいです。
肉質が素晴らしいチャーシューです。
もう一枚の「TOKYO-X」の肩ロースも麺といただきます。
適度に脂の載った部分で、脂の甘みを味わえます。
やはり美味しい豚肉は脂が違います。
A5黒
この辺りまで来ると、スープはポワローソースが溶け込んで、クリーミーな感じになります。
そのスープとA5黒
レモンの酸味を加えたドライいちごは、狙い通りにドライトマトの様な酸味と旨味になっています。
見た目はなんだか奇異に映りますが、味は至って真面目です。
蔦の塩ラーメンの方程式に則った仕上げになっています。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
ポワローソースが溶けて白濁したスープはクリーミーな感じになって味に奥行きが出ます。
味が変化して行くスープは蔦の得意なものですが、塩味スープがクリーミーになって行き、ネギのフリットの香ばしさやドライいちごの酸味も加わって、より複雑な味になっています。
と言う訳で、完飲&完食です。
2月の限定ラーメン「St.Strawberry ♡ Soba」でしたが、名前や見た目とは裏腹に、とても王道の「蔦の塩ラーメン」でした。
ドライトマトに替えてドライいちごとするのに足りない酸味をレモンで補い、乾燥させる事で旨みを凝縮して同様の効果を出しています。
蔦お得意の、味の重ね合わせによる旨みの創出は健在で、単なる引き算に対する足し算では無く、「引く所は引き、足す所は足す」と言う一段上の領域に達しています。
更に「蔦と言えば」の食べ進むにつれて味が変化するスープも健在で、今回はネギの旨みのポワローソースで味に広がりを出しつつクリーミーにしています。
具材も「蔦と言えば」の青森シャモロック・A5黒毛和牛に加えて、松戸の「中華蕎麦 とみ田」さんや湯河原の「らぁ麺屋 飯田商店」さんでも使っている幻の豚「TOKYOX」を使用するなど、3店のコラボの結果なのかもしれません。
デザート。
バレンタインデーにちなんで、カカオパウダーを使ったティラミス。
和紅茶がとても良く合います。
今回のお土産は中が見えません。
いつもと違って「バレンタインデーにちなみました」との事。
さて、どんな中身でしょうか?
カカオニブを散らしたカカオ風味のクッキーになっていました。
カカオニブの風味がクッキーととても良く合っていて美味しいです。
甘過ぎないので小腹が減った時に良い感じです。
と言う訳で、2月限定「St.Strawberry ♡ Soba」のLimited Courseでした。
伊丹シェフが真面目に作ったイチゴを使ったラーメンは、見た目よりとてもオーソドックスで美味い一杯でした。
Limited Courseも毎回少しずつ趣向を変えて来るので、飽きが来なくて良いです。
次回の限定もまた楽しみです。







