どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は事務局をしているクルマのオーナーズクラブのイベントの下見で河口湖の方に行ったついでに、ランチに「きじ亭」さんに行って来ました。
全国的にも非常に珍しい「雉料理専門店」です。
昔はかなり大規模なお店だった様で、入口から入った所は広い土間で、中心部に囲炉裏が3つ有り、その周囲に畳敷の大きな部屋が3つも有ります。
今はご夫婦だけで営まれているそうで、入口には「夫婦二人で営業しているので、お待たせしてしまう事が有ります。」と言う趣旨の張り紙が有ります。
支払いは現金のみで、メニューも絞っての営業です。
基本予約との事でしたが、この日はキャンセルが出て余裕が有ったので入れました。
広々とした店内。
こう言う部屋が他に2つ有ります。
それ以外に広い土間の中心部に囲炉裏が3つ有り、その周囲にも席が有りますが、今は使用されていない様です。
部屋の奥には床の間みたいな場所があります。
古い旅館の様な感じの内装で、歴史を感じさせます。
「お品書き」。
今は「ほうとう鍋」は「きじほうとう鍋」だけだそうです。
一品料理も有ります。
ただ、飛び込みで行くと食材が用意出来ないので予約しないと難しい様です。
「溶岩焼きじ肉」と「きじほうとう鍋」をオーダーしました。
最初に溶岩板とコンロが運ばれて来て、火を点けて行きます。
煙が上がって来たら火を止める様にとの事。
「溶岩焼きじ肉」の説明書き。
待っている間にこれを良く読んでおく様にとの事。
雉肉と野菜が運ばれて来ます。
なんだか成吉思汗を彷彿とさせる野菜です。
雉肉は鶏と言うより羊の肉に近い様な赤い色の肉です。
野菜を並べてその間に雉肉を並べます。
雉肉の周囲2mm位が色が変わって来たらひっくり返して15秒、そうしたら火を止めて、野菜の上に雉肉を引き上げる様にとの事。
溶岩板の上に置きっ放しだと焦げて肉が縮んでしまうのだそうです。
焼いた感じも、皮は鶏皮ですが肉は成吉思汗のラム肉の様です。
食感は動物寄りですが、味は鴨肉に近い感じです。
鶏と動物の中間位の感じで、サッパリしているのにコクが有って旨いです。
酸味と甘みの有るタレは成吉思汗のタレに近いです。
野菜と一緒にいただきます。
こうすると益々成吉思汗に近いです。
ラム肉よりクセが無いので、食べ易いかもしれません。
「きじほうとう鍋」。
味噌味のほうとう鍋です。
雉の骨から出汁を取っているそうで、雉肉とたっぷりの野菜が入っています。
お椀によそっていただきます。
「きじほうとう鍋」は1人前だと量が少な過ぎると言われたので2人前です。
「ほうとう」自体は製麺所から仕入れている様です。
モッチリ食感で弾力も歯応えも有って、とても美味しい麺です。
味噌味スープは上品なお味です。
ジャガイモも入っています。
味噌味だけにじゃがいもは良く合います。
しいたけ。
コレはほうとうに欠かせない具材です。
肉団子。
これも雉なのでしょうか?
煮てしまうと色が白っぽくなるのですが、味的に雉っぽいです。
シメジも入っています。
味も食感もとても良いです。
七味で味変してみます。
味噌味スープなので七味が良く合います。
モッチリ食感のほうとうが美味いです。
雉の出汁は鶏の出汁より濃い感じですが鴨程主張が強く無くて上品な味になります。
ニンジンや菜葉、白菜なども入っていてとても具沢山です。
油揚げもお出汁を吸ってとても美味しいです。
雉料理専門店「きじ亭」さんの「溶岩焼きじ肉」と「きじほうとう鍋」でしたが、どちらもとても美味しい一品でした。
「溶岩焼きじ肉」はまるで成吉思汗を食べている様な感じで、鶏肉と羊肉の中間的な味わいです。
「きじほうとう鍋」は雉から採ったお出汁の味が絶品で、モッチリ食感のほうとうも、たっぷり入った野菜もとても美味しい上品な味のお鍋でした。
とても素晴らしい雰囲気で貴重な雉料理をいただける貴重なお店です。
残念ながら今は高齢のご夫婦が2人で切り盛りしているので、予約しないと難しいですし、時間も掛かるので気の短い方にはお勧め出来ませんが、希少な雉料理を美味しくいただける素晴らしいお店です。







