感動的な旨さの魚100%出汁:麺屋海神
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どうも、Mormorです!

 

今日は久しぶりに麺屋海神に行って来ました。

調べてみたら、前回訪問が2015年7月だったので、丸4年ぶりの訪問です。

 

 

 

 

狭い階段を登って2Fへ。

階段が狭いので、並ぶ際は階段に並ばない様にという説明書きが有ります。
この暖簾の左側の先に開き戸が有るので、開き戸からここまでは2Fに並び、ここから後ろは1Fの階段の前で待つ事になります。

 

 

 

 

開き戸前にも誰も居なかったので入店しました。

入って左手のカウンターに案内されました。
丁度今日のスープに使用した魚の種類を書いた紙の前でした。

今日のスープは真鯛・アナゴ・ヒラマサ・ヒラメの様です。

 

 

 

 

奥の冷蔵庫の上には「豊華食品」と書いた麺箱が積んであります。

2Fの入り口にも「豊華食品特選小麦粉使用麺」の看板が有りました。

「豊華食品」とは東京都板橋区に本社が有る「豊華食品工業株式会社」で、元は『珍来』という一軒の中華料理店から始まった、製麺工場と、板橋区内に4軒、埼玉県内に3件の中華料理店を展開する会社だそうです。

 

 

 

 

スープ・麺・具の説明書き。

スープは100%魚の出汁で、旬の食材を使うので日によって材料が変わると言うこだわり様です。

麺は「豊華食品」に特注した細麺で、低温熟成のコシの有る麺との事。

具は動物系のチャーシューの代わりに、鯛とエビのつみれと軟骨入りの鶏つくねが入っています。

5種類もの薬味が載っているのも特徴の一つです。

 

 

 

 

ラーメンは基本「あら炊き塩らぁめん」と「あら炊き辛塩らぁめん」の2種類のみ。

「へしこ焼きおにぎり」が付くか付かないかの違いで、計4種類です。

この他に限定麺もあります。
ちなみにこの日の限定麺は「冷やしあさりらぁめん」¥1,300でした。

でも今日は「あら炊き塩らぁめん」にしました。

 

 

 

 

トッピングとご飯もののメニュー。

パクチーを除いて各¥100です。パクチーのみ¥200です。
とりあえず味玉は付けておきます。

 

 

 

 

こちらはドリンクとおつまみ。

ちょっと一杯やって、〆にラーメンて言うのも良いですね。

 

 

 

 

メニューの1ページ目と同じ内容の張り紙。

メニューに書いてあっても見ない人が多いのでしょうか?

 

 

 

 

卓上調味料。

酢と一味唐辛子、ホワイトペッパーです。

水は1杯目は出て来ます。2杯目以降はセルフです。

 

 

 

 

待つ事5分少々で「あら炊き塩らぁめん」+「味玉」が到着。

味玉は塩味玉の様で、全く色が付いていません。

 

 

 

 

ラーメンのアップ。

比べてみましたが、4年前と全く変わらないビジュアルです。

 

 

 

 

塩味玉。

2つに切ってくれています。

 

 

 

 

とりあえずスープから。

僅かに濁ったスープは鯛の出汁が良く出ていて、ヒラメやヒラマサ、アナゴなどの出汁が合わさって重層的な味わい。

優しい味の塩と合わせて、日本料理の様な味に感じます。

 

 

 

 

「豊華食品」に特注した細麺。

確かに細麺ながら歯応えが有って美味い麺です。

細麺なのでスープも良く絡み、お吸い物の様な塩味スープが良く合います。

 

 

 

 

鯛のすり身と海老のつみれ。

滑らかな鯛のすり身にプリプリ食感の海老が入っており、すり身自体の旨さとスープの旨さが合わさって、非常に美味いです。

ちなみに銀座の「銀笹」の銀笹塩ラーメンにも「鯛つみれ」が載っています。

 

 

 

 

鶏の軟骨入りのつくね。

このラーメンの中で唯一の動物系食材。
軟骨のコリコリ食感と柔らかいつくねのコントラストが面白く、味の方も鶏の旨味がしっかり出ていて美味いです。

 

 

 

 

ラーメンの薬味としては珍しい大葉。

普通の鶏ガラや豚ガラのラーメンだと大葉は合わないと思いますが、魚100%のスープにはドンピシャに合います。

大葉がこんなに合うラーメンは恐らく他に無いでしょう。

 

 

 

 

これもラーメンの薬味としては珍しいミョウガ。

そうめんの薬味などで見る事は有っても、ラーメンの薬味で見るのは珍しいです。

このミョウガの爽やかさがはっきりと判る繊細なスープが有ればこその薬味です。

ちなみに浅草橋の饗くろ㐂の限定麺「ほろほろ鳥の塩そば」にもミョウガが載っていました。

 

 

 

 

薬味の針生姜。

生姜が塩味スープに合うのは折り紙付きです。

塩生姜らー麺専門店「MANNISH」や系列の生姜らぁめん専門店「生姜は文化」など、塩味の生姜ラーメンをウリにしている店が有る位です。

 

 

 

 

薬味の白髪葱。

これも塩ラーメンには鉄板の薬味。

銀座の「銀笹」や、湯河原の飯田商店のしおつけ麺にも載っています。

 

 

 

 

塩味玉。

浅草橋の饗くろ㐂や町田の進化、亀戸に有った麺工房「武」(現在は錦糸町に移転)も塩味玉が有ります。

海神の塩味玉は非常に薄味の塩味玉で、仄かな塩味がスープの邪魔をせず、そのまま食べてもスープに浸しても美味しく頂けます。

 

 

 

 

という訳で完食。

連食の予定が無ければ「へしこ焼きおにぎり」も頼んで、食べ終わった後のスープに投入して雑炊の様に食べると最高に美味いのですが、断腸の思いで我慢しました。

同じ塩味のスープで、薬味が数種類有り、同じく鯛出汁を使っていて、鯛つみれが入っていて、〆に鯛めしで鯛茶漬けが出来るなど、共通点の多い銀座「銀笹」の「銀笹塩ラーメン」が有りますが、最大の違いは「銀笹ラーメン」のスープは昆布、鰹節、煮干しなどの魚介系出汁に鶏ガラ、豚骨を合わせたものだと言う点。

この2つのラーメンはこれだけ共通点が有りながら、当たり前ですが全くの別物。
やはり動物系スープと合わせている銀笹の方が、味にどっしりとした厚みがあってコクも深い気がします。

対して魚100%出汁の海神の方は、繊細な味を積み上げた重層的な味わいで食べさせるスープ。
繊細故に薬味の違いで食べさせる事が出来る程です。

仮に銀笹のスープに同じ薬味を載せても、同様の味変は不可能だと思います。

同じ塩味で鯛出汁の2つのラーメンは、共に美味いラーメンで有りながら、その方向性は異なります。

以前は魚介系出汁に鶏ガラ、豚骨を合わせる銀笹の方が、あら炊きにこだわって魚100%のスープで勝負する海神よりもコクが有って、ラーメンとしては銀笹の方が美味いと思っていました。

しかし今では銀笹も円熟味を増して、より和風な方向になって来ています。
一方、海神の方も以前より出汁の濃度を上げたのか、よりコクのある方向に仕上げて来ており、その差は縮まっている様な印象を受けます。

近い様で明らかに違う2つのラーメン。ラーメンの奥深さを感じます。

 

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