本当は怖い心臓とストレスの関係:拡張型心筋症の話④

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どうも、Mormorです!

 

「本当は怖い心臓とストレスの関係」の続きです。

 

 

 

 

●前回までのあらすじ

・急性心不全で救急搬送、即ICU入り。

・点滴や心電図、オキシパルスメーター、酸素吸入器・・・etcで
 全身配線&配管だらけに。

 

 

ICUの日々は実に退屈でした。
午前中に診察。検温、血圧測定、血糖値測定など。
食事は出来ないので、診察と処置以外は何もする事が有りません。

午前中の診察時に、移動式エコー撮影装置で心臓エコーを撮りながら、医師が「今日、ご家族の方は来られますか?」と聞きました。
「確かウチの奥さんが夕方に来ると思います」と言うと、「その時にご説明したい事が有るので、奥様がいらっしゃったら声を掛けて下さい。」との事。

夕方、奥さんが来たのでナースコールで看護師さんを呼び、先生に家族が来たと伝えて貰いました。
先生が来て、移動式エコー撮影装置の画面を見せながらこう言いました。
「ここの心臓の血液を送り出す所に、大きな血栓が出来ています。これは心臓が弱って血液の拍出量が減った結果、出来たものです。」

「この血栓がいつ飛ぶか分かりませんが、もし血栓が飛ぶと飛んだ先で梗塞を起こします。肺なら肺梗塞、脳なら脳梗塞という風に。」

「そうならない様に、抗凝固剤を投与し、同時に血流を確保するために強心剤も投与しています。」

「しかし、万一飛んだ場合は重篤な症状が出るかもしれません。飛ぶか飛ばないか、いつ飛ぶのかは分かりませんが、そういう可能性が有る事は認識しておいて下さい。」との事。

まぁ、有り体に言えば、「いつ障害が出るか、もしくは死ぬか分からないので、覚悟しておいて下さい。」と言う事です。

 

 

 

 

続けて、更に「症状から推察して、恐らく拡張型心筋症の疑いが強いと思います。」との事。

「拡張型心筋症は何らかの原因で心臓の筋肉が伸びてしまう病気で、心臓の筋肉が薄く伸びてしまい、収縮しても十分に血液を送り出す事が出来なくなる病気です。」

「強心剤と同時に、血圧降下剤とβブロッカーという薬を併用して、心機能の改善を試みますが、拡張型心筋症が回復する可能性は非常に低いです。」

「どちらかと言えば、病状がこれ以上進行しない様にしていると言った方が正しいです。無論、全く回復の可能性が無い訳では有りませんが、極めて可能性が低いと言う事は認識しておいて下さい。」との事。

要するに「一度罹ってしまうと改善する可能性はほぼ無いので、進行を遅らせる事しか出来ません。」と言う事です。

正直な話、これを聞いた時「あぁ、人生終わったな」と思いました。
「まぁ、この先ウチの奥様ならちゃんと収入も有るし、私が居なくてもなんとかなるだろう。」と思ったので、想像したよりショックは小さい方でした。

仮に今死ななくても脳梗塞などで半身不随か、もしくは心不全でもう働けないだろうし、この後の生活はひょっとしたらずっとベッドの上かも知れないと思いました。

取り敢えず、ウチの奥様に年金や税金の手続きをお願いし、連絡が必要な所には連絡して貰って、こう言う状況なのでもう出来ません、と全てクローズして貰いました。

幸い住宅ローンも払い終わっているし、クルマのローンも無いし、借金関係は今の所無いので、仮に私が死んでも妻子が路頭に迷う事は有りません。

しかもウチの奥様はフルタイム勤務で、長年勤続しているので年収も普通に生活するには全く問題有りません。

子供達もそんなに小さい訳では無いので、もう手が掛かる事はあまり有りませんし、心配なのは今後の学費位ですが、それも学資保険の積立はしていますし、ローン関係は払い終えているので多分問題無いでしょう。

そう考えると、気が楽になりました。
後はもう、ICUから出る事を目標に、治療に専念する事にしました。

 

 

 

 

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