どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は奥様の要望で、TRY(Tokyo Ramen of the Year)2021−2022新人大賞の「Ramen FeeL」さんに行って来ました。
2021年2月28日オープンの新店で、店主の渡邊大介氏は湯河原の「飯田商店」で修行し、飯田将太氏から修了証書を貰って独立した、今年最も注目されているラーメン職人です。
道路脇の看板以外、建物に看板は有りません。
こちらは「FeeL Fast Pass」と呼ばれる整理券を朝7時から配布し、10:50〜15:20までの30分刻みの枠の中で9人(もしくは9杯)ずつ、1日の提供数は合計10枠x9=90杯です。
9時ちょっと過ぎに到着して、12:20枠の分を私と奥様の2枚貰いました。
ちなみに連食する場合は1人で2枚貰います。
こちらが「FeeL Fast Pass」。
「FeeL Fast Pass」に書かれている時間までにお店に戻る必要が有ります。
1枚で1杯ずつになっています。
1人で5名分まで貰う事が出来ます。
「FeeL Fast Pass」の説明。
「FeeL Fast Pass」の配布は7時、8時、9時の定時で、10時以降は完売まで随時配布との事。
建物の前の掲示板には、今月の営業カレンダーとメニューが有ります。
レギュラーメニューは「醤油らぁ麺」と「塩らぁ麺」、「FeeLつけ麺(醤油)」の3つ。
「醤油らぁ麺」と「塩らぁ麺」には「わんたん入り」が有ります。
(醤油は肉ワンタン、塩は海老ワンタン)
トッピングは、「肉ワンタン(2個)」¥250と「海老ワンタン(2個)」¥250、「炙り肩ロース焼豚(別皿3枚)」¥350、「メンマ(別皿)」¥300です。
サイドメニューは「ライス」¥150と「川鍋鶏卵のTKG有明海苔の佃煮添え」¥380です。
その横に、限定20食の「北海道美瑛産”春よ恋”」の「温盛 塩つけ麺」が有りました。
「出汁割、小麦茶、新米つや姫のミニおにぎりセット」で¥1,400との事。
12:20まで残っていれば、是非とも食べてみたいです。
近所の河辺温泉でゆったり過ごしてから、12:10頃にお店に戻りました。
「FeeL Fast Pass」の順番に店内に案内されます。
ラッキーな事に限定20食の「北海道美瑛産”春よ恋”」の「温盛 塩つけ麺」¥1,400がまだ有ったので、私はそれと別皿で提供される「肉ワンタン(2個)」¥250を、奥様は「わんたん入り塩らぁ麺」¥1,400にしました。
待つ事15分程で、店内へ。
テーブル席に案内されました。
4人掛けテーブルが3つ有りますが、4人連れのグループが1組と、我々ともう一組の2組がテーブル席に着きました。
5席のカウンターはまだ空席が有りました。
店内はかなり余裕を持ったレイアウトです。
テーブルのメニューには「雲白肉ご飯」¥480や「シキンボウ焼豚」¥400も有りました。
奥様がこれを見て「かわなべ鶏卵の卵かけご飯、自家製海苔の佃煮添え」が気になった様で、追加注文していました。
待つ事10分程で、奥様の「わんたん入り塩らぁ麺」が着丼。
ビジュアル的にも非常に美しいです。
ちなみに器の方も「醤油らぁ麺」は飯田商店の家紋入りの有田焼の丼が、「塩らぁ麺」には同じ有田焼ながら形状が異なる丼を使用しています。
とても澄んだスープ。
非常に丁寧に煮出されたスープは、修行先の飯田商店を彷彿とさせる味ですが、塩ダレの調合に個性が感じられます。
麺は自家製麺の中細ストレート麺。
キッチリ茹で切られた麺は、適度なコシと食感で、小麦の風味がします。
続いて私の「北海道美瑛産”春よ恋”」の「温盛 塩つけ麺」が到着。
「新米つや姫のミニおにぎりセット」付きで、「出汁割、小麦茶」は後から提供されます。
別皿で提供された「肉ワンタン(2個)」。
こちらは醤油味スープで提供されます。
ビジュアル的にも非常に美しいスープ。
飯田商店の「塩つけ麺」とスープの色は良く似ています。
「北海道美瑛産”春よ恋”」を使った自家製麺。
全粒粉(もしくはフスマ)入りなのか、日本蕎麦の様な色でツブツブが見えます。
「新米つや姫のミニおにぎりセット」。
岩塩も付いて来ていますが、店員さんによれば「出汁割で割ったスープに入れてお茶漬けにして食べると美味しいです」との事。
つけ麺なので、まずは麺から。
石臼挽きの蕎麦の様に、粒感の有る麺です。
スープに浸して頂きます。
とてもクリアなスープは丸鶏の旨さと魚介が綺麗にシンクロしています。
塩ダレがかなりストレートに塩を感じる仕様になっており、池袋の「シオソバ桑ばら」を彷彿とさせる感じです。
無論、「シオソバ桑ばら」ほど塩分が強い訳では無いのですが、方向性としてかなり塩の味を前面に出した味になっています。
ロースチャーシュー。
低温調理なのか、しっとりとした食感で、塩味スープに合わせた味付けになっています。
恐らく醤油スープと塩スープ用に別々に作っているものと思われます。
バラチャーシュー。
薄くスライスされたバラチャーシュー。
絶妙な火加減で、柔らかさとしっとりとした肉感を併せ持っており、これも塩味スープ用の味付けです。
鶏モモ肉チャーシュー。
塩味スープにとても良く合う鶏モモ肉チャーシュー。
鶏モモ肉特有のしっとり感と味で、とても美味しいです。
香ばしく焼かれた鶏皮。
多分鶏モモ肉チャーシューの皮の部分だと思いますが、香ばしくてとても美味しいです。
小松菜。
塩味が効いているので、サッパリとした小松菜が良く合います。
シャキシャキした食感で、とても美味しいです。
カブ。
「饗 くろ㐂」では大根が入っていたりしますが、それに近い感じです。
ラーメンと言うより和食に近づいている感じです。
三つ葉。
三つ葉を載せているお店は結構有りますが、茎を外して葉の部分だけにしているのは珍しいかもしれません。
茎の部分の方が三つ葉の風味が有る様な気がしますが、逆に言えば香草類が苦手な方も居るので、敢えて控えめにしているのかもしれません。
柚子皮。
これのお陰でスープに柚子の爽やかな風味が有ります。
醤油スープに浸った「肉ワンタン」。
“雲呑”と言う名前の通り、喉越しが素晴らしいワンタンです。
特筆すべきはこの醤油味スープ。
たまり醤油他数種類のブレンドだと思いますが、醤油が立っていながらカドが無いまろやかさが有り、非常に美味しいです。
今回、私も奥様も「塩」でしたが、次回は是非とも「醤油らぁ麺」または「つけ麺(醤油)」を食べたくなりました。
三つ葉を添えて麺を頂きます。
「北海道美瑛産”春よ恋”」を使った自家製麺の麺は、中華麺と言うより限りなく蕎麦に近い香ばしい風味と食感が有ります。
その麺に三つ葉の爽やかな風味がとても良く合います。
改めて麺を良く見てみると、太さがかなりマチマチです。
これはもしかして、麺を手で切ったものかもしれません。
手打ち蕎麦の様な感じで、太さの違う麺の様々な食感が味わえます。
奥様が追加オーダーした、「かわなべ鶏卵の卵かけご飯、自家製海苔の佃煮添え」。
オレンジ色の黄身が輝いて見えます。
卵を良く絡めて、自家製海苔佃煮と一緒に頂きます。
濃厚な黄身のまろやかさと自家製海苔佃煮が旨いです。
ただ個人的にはTKGと自家製海苔佃煮を別々に味わってみたいので、「かわなべ鶏卵の卵かけご飯」と「ライスの自家製海苔の佃煮添え」が有ったら良いな、と思います。
麺と具を食べ終えたので「出汁割」と「小麦茶」をお願いしました。
「出汁割」をお願いすると、店員さんがスープの器を持って厨房へ行き、鰹と昆布の出汁を足してくれます。
まずは「出汁割」で割ったスープを頂きます。
鰹の風味が効いている出汁で割ったスープは、先程までの塩を前面に出した感じとは全く違い、鶏のスープと出汁の旨さがメインになります。
ここで「新米つや姫のミニおにぎりセット」をスープに投入します。
折角の岩塩が勿体無いですが、やむを得ません。
ワサビも溶いて、お茶漬け風にして頂きます。
鰹と昆布の出汁が効いたスープにお米がとても良く合います。
もうちょっと食べたい所ですが、スープを味わうと言う事を中心にするならば、その位の方が丁度良いのかもしれません。
北海道美瑛産小麦”春よ恋”の「小麦茶」。
先日行った、「Japanese Soba Noodles 蔦」では食前茶として出て来ました。
小麦の香ばしい風味と仄かな甘味が有り、温かくてとても美味しいです。
と言う訳で、完飲&完食です。
「Ramen FeeL」の「北海道美瑛産”春よ恋”」の「温盛 塩つけ麺」(出汁割、小麦茶、新米つや姫のミニおにぎりセット付き)と「肉ワンタン(2個)」、「わんたん入り塩らぁ麺」、「かわなべ鶏卵の卵かけご飯、自家製海苔の佃煮添え」でしたが、どれも素晴らしい仕上がりでした。
「温盛 塩つけ麺」は飯田商店譲りのクリアのスープは塩を前面に出しており、「Ramen FeeL」らしさが感じられる一杯です。
「出汁割」で味変するとお茶漬けにピッタリな味になるのも嬉しい所です。
「肉ワンタン(2個)」も特筆すべき旨さで、特に醤油味スープが絶品でした。
「わんたん入り塩らぁ麺」はつけ麺より塩が控えめで旨味を前面に出し、中細の自家製麺がとても良く合う一杯でした。
「海老ワンタン」も海老のプリプリ感が有り、とても美味しいです。
「かわなべ鶏卵の卵かけご飯、自家製海苔の佃煮添え」もとても美味しいですが、個人的には「かわなべ鶏卵の卵かけご飯」と「ライスの自家製海苔の佃煮添え」が食べてみたいです。