BMW 118i(F40) M Sportsのチョイ乗りインプレ

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どうも、Mormor(もるもる)です!

少し前の事になりますが、BMW X1 xDrive18d xLine (以降「X1(F48)」とします)の1年点検で代車として118i(F40)M Sportsを貸して貰いました。

118i(F40)は、ウチのX1(F48)よりも一足早く、フルデジタルメーターや最新のiDriveのコントローラーを採用しています。

 

 

 

 

X1(F48)と同じプラットフォームを採用しているので、ホイールベースは2670mmで同じです。

全長もX1(F48)の4455mmに対して4335mmとほんの僅かの違いです。

全幅はX1(F48)が1820mm、118i(F40)が1800mmです。

 

 

 

 

リア周りは最新のBMWファミリーのデザイントレンドそのものです。

X1(F48)をちょっと潰した様な感じで、あまり差が無いです。

M Sportsなので前後のバンパーやホイールが変わっています。

 

 

 

 

キーもX1(F48)と全く同じ形状です。

但しX1(F48)には無い菱形◇のマークのボタンが有ります。

何かと思ったらホームライト機能の様で、長押しするとライトが点灯して照らしてくれる機能です。

車を置いて有る場所から玄関までが遠い場合などに便利な機能ですが、日本ではあまり使い道が無さそうです。

ちなみにX1(F48)の場合、ボタンは有りませんが車両設定の中でイグニッションオフで一定時間ライトを点灯させる様に設定する事が出来ます。

 

 

 

 

M Sports専用18inchホイール。

X1(F48)もM Sports専用ホイールが有りますが、18inchはあまり格好良く無いです。

19inchにすると格好良くなる代わりに乗り心地が激しく悪化するので、個人的にはX1(F48)の場合はxLineの18inchが一番合っている気がします。

118iのM Sports専用18inchホイールはなかなか格好良いです。
タイヤサイズは225/40R18で、X1(F48)の225/50R18と比べてタイヤが薄くて外径が小さくなっています。

 

 

 

 

以前代車で借りた19inchホイールのX2(F39)よりは乗り心地の悪化は感じませんでした。

ホイール径やタイヤ外径が小さい分、軽くて乗り心地の悪化が少なかったのか、もしくはタイヤのパターンやコンパウンドなどの問題かもしれません。

車重が軽いせいかブレーキはX1(F48)と比べてオーバーサーボ傾向では無いので、とてもリニアで扱いやすいです。

但しノーマルパッドはダストが酷いです。

 

 

 

 

エンジンは1.5リッターの直3DOHCターボ。

最高出力140PS、最大トルクは22.4kg.mです。

スペック的には重さ1390kgのクルマとしては少々控えめなパワーユニットです。

実際に走ってみてもそんな感じで、Sportsモードにしてもあまりスポーティになりませんでした。

直噴エンジンだからか少々カラカラ音がするので、初め18dかと思いました。

 

 

 

 

ドア周りはX1(F48)やX2(F39)と比べてデザインが新しくなっています。

スイッチ類の配置はX1(F48)と全く同じで、スイッチ形状やノブの形状以外はほぼ同じです。

M Sportsなので青いステッチが入っています。

ドアのアンビエントライトもX1(F48)と同様ですが、M Sportsだからかカーボン調になっています。

ただこのカーボン調がイマイチ安っぽくて個人的には好きではありません。

 

 

 

 

M Sports専用のシルプロテクター。

こう言うちょっとした所が良い感じです。

シートは形状的にもパワーシートのスイッチ的にもX1(F48)とほぼ同じです。

ただM Sportsなのでシート地の一部が青くなっています。

 

 

 

 

ライトスイッチ周りは欧州車に多いダイヤル式からタッチ式になっています。

トレンドなのでしょうが、ダイヤル式の方が暗い時に手探りで分かり易い様な気がします。

 

 

 

 

メーターはX1(F48)の一部デジタル式からフルデジタル仕様に変わっています。

表示を切り替えてナビの地図を表示する事も出来ます。

これもトレンドなのでしょうが、個人的にはフルデジタルメーターはあまり好きでは有りません。

ただBMWは上手にアナログメーターっぽい表示も用意していて、違和感はあまり感じなくて済みます。

 

 

 

 

インフォテイメントシステムはX1(F48)とほぼ同じです。

iDrive7なので使い勝手も含めてほぼ同じです。

 

 

 

 

エアコンの操作パネルもほぼ同じですが、一部スイッチが簡略化されました。

以前有った、左右のエアコンの温度を同期させる「SYNC」ボタンが廃止され、代わりにエアコンの総合メニューを表示する「MENU A/C」ボタンが付きました。

左右のエアコンの温度を同期させる機能は、このメニューの中で「同期」にチェックを入れる様になっています。

 

 

 

 

エンジンスタート/ストップボタンはメーター横からシフトセレクター横に移りました。

iDriveコントローラーも最新の形になり、最も大きな変更点はパーキングブレーキにオートホールド機能が付きました。

オートホールド機能はやはり便利です。

シフトセレクターは丸く短くなりましたが、これはX1(F48)の方が使い易いです。

7速DCTはクリープも有り、低速域でもギクシャク感は無く、なかなか優秀です。

ただ8速ATと比較するとやはり滑らかさがやや劣り、少しザラついた感触が有ります。

 

 

 

 

シートはフロントもリアもX1(F48)とほぼ同じ形状です。

一部M Sports専用の青いファブリックになっています。

ただリアシートは明らかに前後方向が狭いです。
X1(F48)は高さ方向が有るので着座姿勢が立ち気味になるので、結果的に前後方向に余裕が有ります。

 

 

 

 

レッグスペース以外はX1(F48)とほぼ同じです。

しかしレッグスペースと天井の高さで圧迫感が全く違います。

X1(F48)のリアシートは十分に使えますが、118iのリアシートは子供が小さい内か、短距離ならOKと言うレベルです。

 

 

 

 

ラゲッジスペースもミニマムです。

中型スーツケース1個位なら載りそうですが、2個は難しそうです。
リアパーシェルセルフを外しても、スーツケース2個位だと思います。
4人分の荷物を載せるのはちょっと難しそうです。

 

 

BMW 118i M sportsでしたが、X1(F48) xLine 18d xDriveと比べて300kg近く軽いので走りは軽快なものの、トルクが無いのでパンチは無くて、Sportsモードにしてもあまりスポーティーでは有りませんでした。

また車重の軽さからブレーキはフィール/効き共に文句無い仕上がりですが、FFだからかリアの落ち着きが少し弱くてX1(F48) xLine 18d xDriveと比べて直進安定性・コーナリングの安定性共に劣ります。

エンジンも軽く回るものの回転フィールがやや雑で、BMWらしいシルキーなフィールは皆無です。

また遮音材が少ないからか、静粛性もX1(F48) xLine 18d xDriveに劣ります。

特にロードノイズは比較的大きめで、これはタイヤの扁平率が低い事も影響していそうです。

X1(F48) xLine 18d xDriveと比べ、特にリアシートは窮屈な印象で、ラゲッジスペース的にも少々小さいので4人家族には少々小さ過ぎる感じです。

元々ターゲットは2人もしくは子供の小さい若い夫婦などと思われるので、外車の入門編としては良いのかも知れません。

昔のBMWを知っている人間としては、エンジンフィールや前後のバランス感、懐の深いサスペンションなど、BMWらしさが大分薄まっている印象です。

逆に、X1(F48) xLine 18d xDriveが如何に優秀なのかが良く分かりました。

同じプラットフォームでもエンジンや車重、駆動方式、パッケージングなどが違うとここまで違うと言う事を改めて教えられました。

 

 

 

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