どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は金森から南町田に移転して1周年と言う事で「超純水採麺 天国屋」さんに行って来ました。
突然の立ち退きに遭って2021年2月28日を以って金森の店舗を閉店し、2021年10月8日に南町田に移転オープンしました。
10月8日・9日に移転1周年記念イベントが行われましたが、土日に来られないので、週明けに限定麺が残っていて良かったです。
この日のメニューは「地鶏と金アグー伊吹アゴ煮干しの合わせらーめん(醤油・白醤油・塩)」¥1,200と、「鮭節で沖縄そば風まーさん豚モモ肉チャーシュー・金アグーソーキ、金アグーワンタン入りらーめん」¥1,500、「牛骨清湯らーめん」¥1,200、「店主まかない豚ロースト鶏脂めし」¥350、「店主まかない炙り鶏チャーシューめし」¥350、「やわ豚ロースト飯」¥400、「ライス(おかわり1回サービス)」¥150です。
まずは入口右手の券売機で食券を購入します。
「鮭節で沖縄そば風まーさん豚モモ肉チャーシュー・金アグーソーキ、金アグーワンタン入りらーめん」¥1,500にしました。
待つ事10分程で、「鮭節で沖縄そば風まーさん豚モモ肉チャーシュー・金アグーソーキ、金アグーワンタン入りらーめん」が着丼。
「沖縄そば」の澄んだスープとは対照的に、背脂が浮いたスープが特徴的です。
まずはスープから。
「沖縄そば」は鰹出汁のスープが基本ですが、これは鮭節の出汁に背脂を散らしたスープです。
しかし、味わってみると確かに「沖縄そば」的に感じます。
何故かと考えてみましたが、鰹節より旨味の強い鮭節を使い、更に背脂を使う事でコクと旨味を加えつつ、スープそのものは鮭節の魚介系出汁だからではないかと思います。
自家製麺の平打ち中太縮れ麺。
「沖縄そば」の麺は、茹で置きで表面に油を塗って有りますが、この麺は生麺であるにも関わらず、「沖縄そば」っぽい味と食感を見事に再現しています。
自家製麺を始めてから、まだそんなに経っていないのにここまで出来ると言うのは、やはり天才だとしか言い様が無いです。
「まーさん豚モモ肉チャーシュー」。
沖縄の豚のモモ肉チャーシュー。
煮豚系のチャーシューですが、火加減と味付けがとても見事で、味・食感共に素晴らしい出来栄えです。
「金アグー豚のソーキ」。
味付けと言い、ホロホロと崩れる程柔らかい所と言い、まさに「ソーキ」です。
流石は金アグー豚だけあって、肉の旨味も素晴らしいです。
「金アグー豚のワンタン」。
実は移転後の天国屋さんで一番好きなトッピングが「アグーワンタン」です。
生姜が香る大きなワンタンは、金アグー豚の旨味たっぷりでとても美味しいです。
たっぷり載った白髪ネギ。
「沖縄そば」には載っていませんが、この「沖縄そば風らーめん」は背脂を使っているのでネギがとても良く合います。
九条ネギ。
白髪ネギとはまた違う、辛さより旨味の九条ネギ。
ネギをしっかり使い分け出来るお店は大抵旨い店です。
スープは鮭節+背脂で麺は生麺なのに、何故か「沖縄そば」感がしっかり有ります。
麺の再現性もそうですが、味の再現にかけても佐々木店主は天才的だと思います。
ネギの使い分け方も見事です。
全く違う素材で近い味のスープを作り、それに合わせた薬味を的確に使える才能が凄いです。
この麺には本当に驚かされます。
生麺なのに茹で置きの麺のあの食感と味を再現出来ており、仮に鰹出汁のスープに揚げかまぼこなどの具材を載せたら、多分これが生麺だと気付く人はあまりいないのでは無いかと思います。
「金アグー豚のワンタン」。
たっぷり詰まった餡の旨さと絶妙な加減の皮で素晴らしく美味しいです。
「沖縄そば」には使われていない背脂が浮いています。
しかし、この背脂が味をマイルドにしてくれるので、違和感は全く無いです。
鮭節特有の風味を背脂が優しく包み込んでくれるので、「沖縄そば」っぽく感じられるのでは無いかと推測しています。
もちろんスープの塩味や旨味をほぼ同じにする技術が有って初めて実現出来る事だと思います。
麺と具を食べ終えてスープを味わいます。
確かに鮭節の旨味が出ているのですが、鮭っぽさを背脂が上手に緩和してマイルドな味になっています。
と言う訳で、完飲&完食です。
「超純水採麺 天国屋」さんの南町田移転1周年記念限定の「鮭節で沖縄そば風まーさん豚モモ肉チャーシュー・金アグーソーキ、金アグーワンタン入りらーめん」でしたが、非常に高度な技術で味を再現した驚異の一杯でした。
鰹節とは味も風味も全く違う鮭節を使い、背脂で味をマイルドにして味付けを合わせる事で、「沖縄そば」っぽいスープに仕上がっています。
味と食感を自家製麺の生麺で見事に再現した麺も特筆モノです。「沖縄そば」特有の茹で置きされて油を塗った麺の味と食感が見事に再現されています。
移転1周年記念の豪華な具材も素晴らしく、「まーさん豚モモ肉チャーシュー」、「金アグー豚ソーキ」、「金アグー豚ワンタン」のどれもが素晴らしい味と食感で、これが¥1,500は破格の一杯です。
立ち退きで急遽閉店せざるを得ず、移転先が見つからなくて一時は廃業も考えた佐々木店主でしたが、素晴らしい物件に出会えて南町田で移転再開出来た事は本当に良かったです。
これからも美味しいラーメンを作り続けて貰いたいと思います。
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