どうも、Mormorです!
今日はTwitter情報で4月13日オープンとの事で、遅ればせながら「Sagamihara 欅 NEXT 佐野膳」さんに行って来ました。
先日「Sagamihara 欅」さんで「マルチョウそば」をいただいた際に予約してありました。
(現在は営業を中止しており、7月から再開の予定です)
ちなみに「佐野膳」の名称は「Sagamihara 欅」店主の「佐野 全(アキラ)」さんの名前から来ています。
Twitterの告知。
2023年4月13日オープンだったのですが、少し経ってからになりましたが、とても楽しみです。
この日は全席・全枠予約で埋まっており、予約のみの営業です。
予約に空きが有れば、飛び込みでも食べられる場合も有ります。
確実に食べるには予約が一番確実です。
この日のお品書き。
「お通し」の「地鶏のスープ」から始まり、相模原産大和芋と相模原産の「きなこ」を使用した「相模つけ麺」、メインのクラフトラーメン「地鶏の醤油らーめん」と言う構成です。
入口左手の券売機で食券を購入します。
が、今日は一番右の列の下から2段目の「佐野膳」¥1,500オンリーです。
「しいたけと赤ワインの芳醇替玉」¥400も併せて購入しました。
この日の主な使用食材。
この日は鶏は「阿波尾鶏」、豚は国産豚、九条ネギ、兵庫県産赤玉ねぎ、青森県産ニンニク、熊本県産生姜と言うラインナップ。
「玉子かけごはん」は「比内地鶏有精卵」だそうです。
お盆の上には本日のお品書きが載っています。
コースのラーメンらしい感じです。
まずは「地鶏のスープ」。
醤油ダレと合わせる前のスープです。
いただいてみると鶏の旨味がしっかり有って、雑味も無くとても美味しいスープです。
優しい味でしみじみと旨いので、もっと飲みたい気分です。
日本酒を割って「出汁割り」にしたら旨いだろうな…
「相模つけ麺」。
相模原産きなこを練り込んだ麺に、沖縄の塩「ぬちまーす」と相模原産大和芋を添えています。
ちなみにこれは奥様のもので、私は大和芋にアレルギーが有るので別のものに変えて貰いました。
私の「相模つけ麺改」。
相模原産大和芋の代わりに「しいたけと赤ワインの芳醇替玉」の「しいたけと赤ワイン」を添えていただきました。
まずは麺に「ぬちまーす」を付けていただきます。
相模原産小麦と北海道産小麦と海外産小麦、そして相模原産のきなこを練り込んだツルモチの中太麺。
「ぬちまーす」で食べると、小麦の風味と「きなこ」の味が良く分かります。
「しいたけと赤ワイン」に麺を浸していただきます。
赤ワインの芳醇な香りと椎茸のグアニル酸の旨味が上手に融合していて、とても美味しいです。
意外だったのは、「しいたけと赤ワイン」に麺を浸してもちゃんと相模原産きなこの味を感じられた事でした。
メインのクラフトラーメン「地鶏の醤油らーめん」。
地頭鶏丸鶏や阿波尾鶏のガラをメインに、相模原の「久保田酒造」の日本酒「相模灘」を使用しています。
醤油ダレには岐阜県の「関ヶ原醸造」の「関ヶ原たまり」や、和歌山県の「野尻醤油醸造元」製の「丸大豆醤油」、愛知県の「角谷文治郎商店」の「三河みりん」を使用しています。
まずはスープから。
「お通し」で出て来た「地鶏スープ」に2種類の醤油とみりんを合わせた醤油ダレのスープ。
醤油のコクとみりんのまろやかな風味に「地鶏スープ」の旨味がとても美味しいスープです。
いわゆる「鶏と水」系のスープとは一味違っているのは日本酒「相模灘」のお陰でしょうか?
麺は自家製麺の中太平打ち麺。
「相模つけ麺」の麺同様に、相模原産小麦と北海道産小麦と海外産小麦、そして相模原産のきなこを練り込んだツルモチの中太麺。
芳醇な醤油のコクと風味に地鶏の旨味のスープが適度に絡んで、とても美味しいです。
国産豚のモモ肉レアチャーシュー。
黒い粒はホールペッパーです。
元々「Sagamihara 欅」さんはレアチャーシューが得意でしたが、スチームコンベクションオーブンが入ってから更に美味しくなりました。
国産豚バラ肉チャーシュー。
バラ肉特有の脂の乗ったチャーシュー。
脂の甘みを感じられます。
中国産乾燥メンマを水で戻した「短冊メンマ」。
これだけ大きいと味を付けるだけでも大変だと思いますが、しっかりと味が染みていて、味も食感も素晴らしい仕上がりです。
ワカメ。
相模原市の交流自治体で有る岩手県の大船渡市のワカメです。
厚手でシャキシャキした食感で美味しいです。
九条ネギとアーリーレッド。
辛味より旨味の九条ネギはラーメンに良く合います。
アーリーレッドは「Sagamihara 欅」さんのトレードマーク的な食材で、こちらも辛味より旨味や甘味が感じられます。
大きな海苔。
家系ラーメン並みの大きな海苔です。
九条ネギとアーリーレッドを麺といただきます。
ネギの風味と醤油味のスープはとても相性が良いです。
薬味としてのネギはスープの旨味を増してくれます。
大船渡産のワカメと麺をいただきます。
ワカメとラーメンもとても相性が良いです。
海苔とはまた違った磯の風味が醤油味スープに良く合います。
国産豚のバラチャーシュー。
肉感が有って絶妙な火加減のチャーシュー。
脂の旨味が感じられます。
海苔をスープに浸して麺を包んでいただきます。
海苔の風味と醤油味スープの旨味が絶妙にマッチしていて、ツルモチ食感の麺がとても美味しいです。
麺と具を食べ終えたので、「しいたけと赤ワインの芳醇替玉」をお願いしました。
先程、「相模つけ麺改」で「しいたけと赤ワイン」は中太平打ち麺でいただきましたが、替玉は細麺です。
まずは良く混ぜて「混ぜ麺」の様にしていただきます。
赤ワインの芳醇な香りとしいたけの旨味は同じですが、硬めに茹で上げられた細麺のザクザク食感と、中華麺らしい風味でとても美味しいです。
続いてスープに入れていただきます。
「しいたけと赤ワイン」がスープで洗われるためか、思いの外「しいたけと赤ワイン」の味より、鶏ベースの醤油味スープが感じられます。
醤油味スープが赤ワインでよりコクが増して、しいたけの旨味も加わり、細麺なのでスープが良く絡んで美味しいです。
と言う訳で、完飲&完食です。
「Sagamihara 欅 NEXT 佐野膳」さんの「佐野膳」でしたが、非常にクオリティが高く、これが¥1,500とは到底信じられない破格のコースでした。
多分、倍の¥3,000位しても全く不思議では無いレベルです。
使用している食材のレベルも「Sagamihara 欅」より大分グレードアップしていますし、調味料も厳選されていて、¥1,500だと原価そのもの、もしくは赤字なのでは無いかと思います。
有る意味実験的な試みなので、破格で提供されているのかもしれません。
現在は一旦営業を中止していますが、近々また再開するそうなので、新たなメニュー構成になるのを楽しみにしています。