どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は2024年5月14日オープンの話題のお店、「中華そば 鴨福」さんに行って来ました。
間借り店舗の時期も有りましたが、やっと路面店に帰って来ました。
X(旧Twitter)で店舗の様子をアップしていましたが、銅製の鍋を揃えたコダワリの厨房に驚きました。
そして外観の細かい桟や「中華そば 鴨福」の文字まで手作りしてしまう器用さにはビックリしました。
厨房の丼を温める所も恐らくDIYで作られた様で、もはや設備屋さんもビックリです。
店主さん自ら削って作ったと言う「中華そば 鴨福」の文字。
外観の細かい桟も含めて、DIYとは思えないクオリティです。
ここまで来ると「手作り感のある店舗」と言う表現が合わない、玄人仕事に近いクオリティです。
営業時間は当面月〜金の11:00〜15:00、18:00〜20:00、土曜日は11:00~15:00のみで定休日が日曜日と祝日の様です。
6月からは隔週で月曜日も休みになる様なので、X(旧Twitter)を確認する事をお勧めします。
オープン以来、昼営業ラストの15:00位まで行列が絶えなくて、ずっと忙しいのでやむを得ない事と思います。
12:40頃着いて、14:00頃漸くメニューを聞かれました。
折角中古の券売機を買ったのに故障で使えず、しかもサポート終了で修理する事も出来ないとの事(涙)。
そう言う事情なので、注文制になっています。
初訪問なので左上の法則で「特製 鴨の中華そば(醤油)」にしました。
ちなみに領収証も券売機で出力する事を想定していたとの事で、領収証発行は出来ないとの事(2024/5/23時点では)でした。
領収証が必要な方はスタッフさんに確認をオススメします。
待つ事約1時間半程でやっとカウンター席に着席。
ラーメンの使用食材や構成について細かく書かれた紙が敷いてあって、ラーメンBloggerにはとても助かります。
店主さん的にもイチイチ説明しなくて済むので、一石二鳥だと思います。
カウンターの上の庇。
これも外観の桟同様に手造りの様に見えます。
だとしたら本当にDIYのレベルを大きく超えたクオリティです。
待つ事10分程で、「特製 鴨の中華そば」が到着。
「鴨串」と「温泉卵」は後から来ます。
こだわりに拘った一杯です。
まずはスープから。
鶏よりも深みと厚みの有る鴨らしい風味に、香ばしさとまろやかさを両立した醤油タレが美味いです。
表面の鴨油の旨さも特筆モノです。
ビックリする自家製麺の超幅広麺。
「三層麺」と呼ばれるこの麺は、表層部が小麦粉「もち姫」と「さぬきの夢」、真ん中の部分が「セモリナ粉」と言う三層構造の超幅広麺です。
「うどん」と「パスタ」の良い所取りを狙っている感じです。
「もち姫」は名前の通り粘りの強い餅の様な食感が特徴。
「さぬきの夢」は讃岐うどん的な弾力の有る食感です。
「セモリナ粉」はパスタの「デュラムセモリナ」でお馴染みの弾力と歯応えの有る食感です。
炭火で炙った鴨ロースト。
香ばしい風味と鴨肉特有の風味がスープにとても良く合っていて美味しいです。
目の前で炙っているので、その香りも食欲をそそります。
こちらは「アグー豚モモ肉」チャーシュー。
このスープに合わせて敢えてのモモ肉だと思います。
豚モモ肉なら脂身が少ないので鴨スープの味がぼやけてしまう心配も有りません。
「鴨肉ワンタン」。
ワンタンまで鴨肉に拘るのが凄いです。
自家製と思われるプリプリの皮と、鴨肉の餡でとても美味しいです。
炭火で炙ったメンマ。
焼き色の付いた香ばしいメンマ。
炭火焼きのメンマは良いおつまみになりそうです。
「ラディッシュ」。
独特の風味が鴨スープに良く合います。
食感が他の食材と違っているのも良い感じです。
「三つ葉」。
三つ葉の風味が醤油味の鴨スープにとても良く合っていて美味しいです。
三つ葉の緑色も彩りを添えていて、視覚的にも美味しいです。
「三層麺」。
モチモチ感と歯応えを両立するためか、表層部を「もち姫」と「さぬきの夢」で、中心部を「セモリナ粉」で仕上げています。
表層部を国産小麦にしているので、小麦の風味は国産小麦の方が感じられる気がします。
三つ葉を絡めて麺をいただきます。
三つ葉の爽やかな風味が鴨スープに良く合っていてとても美味しいです。
「三層麺」は食感と風味を上手に両立させていて、鴨スープにも良く合います。
「ラディッシュ」と麺をいただきます。
「ラディッシュ」と麺の食感の違いが楽しめます。
「ラディッシュ」とスープもとても良く合っています。
「鴨肉ワンタン」のプリプリ食感が最高です。
スープの味が程良く染みた皮が激ウマです。
もちろん鴨肉の餡と鴨のスープは相性バッチリです。
特製トッピングの「鴨の串焼き」。
これも目の前で炭火で焼いてくれるのですが、その香りが既に堪ません。
外はパリッと中はジュワッとの絶妙な焼き上がりも素晴らしいです。
特製トッピングの「奥久慈卵の温卵」。
すき焼き風に麺を浸していただくも良し、「鴨の串焼き」を浸すのも良さそうです。
お腹に余裕が有ったら、鴨エキスが入った温卵でTKGも最高だと思います。
まずは「鴨の串焼き」をすき焼き風に。
「奥久慈卵の温卵」に浸していただくと、まろやかさと深みが増して至福の旨さです。
この食べ方は超オススメです。
続いて麺を浸していただきます。
鴨スープが絡んだ麺に「奥久慈卵の温卵」のまろやかさで、これまた至福の旨さです。
これもまた超オススメです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
鴨と軍鶏に羅臼昆布やうるめ煮干し、瀬戸内煮干しのスープに和歌山「湯浅醤油」とコダワリの塩ダレを合わせた極上のスープ。
素材の吟味から調理方法、調理器具に至るまで、そのコダワリは群を抜いています。
と言う訳で、完飲&完食です。
「中華そば 鴨福」さんの「特製鴨の中華そば(醤油)」でしたが、色々な意味でコダワリの凄さを感じた一品でした。
DIYで内外装を仕上げたラーメン店は幾つか知っていますが、ここまでのクオリティとコダワリのお店は初めてです。
丼を保温しつつ調理出来る様に工夫されたオリジナルの調理台には度肝を抜かれました。
全て銅製のコダワリ調理器具で作られたコダワリのスープは醤油の香ばしさと鴨と軍鶏のパンチのある旨みと魚介、そしてコダワリの塩ダレで至福の旨さです。
そして超コダワリの「三層麺」もまた凄くて、味・食感・風味のどれも妥協する事無く仕上げています。
もちろん「マグレカナール」の鴨肉ローストや「アグー豚」モモ肉チャーシューなどの具材もコダワリです。
炭火焼きしたメンマや三つ葉や長ネギなどの薬味もコダワリで、具材としては珍しい「ラディッシュ」も、鴨スープの味と風味に良く合います。
オペレーションの習熟度や券売機が使用出来ないと言う事も有り、待ち時間が長いのが玉に瑕ですが、2時間並ぶだけの価値は十分過ぎる程に有ります。
ラーメンファン今年必食の一杯として、「特製鴨の中華そば(醤油)」を挙げたいです。







