どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は2024年6月3日にオープンした「町田タンメン 本店」さんに行って来ました。
「町田商店」や「豚山」などを展開する、株式会社ギフトホールディングスの新業態です。
奇しくもこの日は本社が創業地町田を離れ、渋谷へ移転した日です。
創業地町田を離れる置き土産と言った所でしょうか。
ちなみに株式会社ギフトホールディングスは創業時の「家系ラーメン」を始め、二郎インスパイア、油そば、長岡ラーメン、九州ラーメン、味噌ラーメンなどを手掛けて来ました。
今回「タンメン」にも進出する事で、更なる拡大を図るものと思われます。
小田急線町田駅北口を出てすぐの線路沿いに有ります。
以前は「焼肉ライク」が有った場所です。
開店日ですが平日という事も有って比較的空いています。
流石は多くの店舗・ブランドを展開して来ただけ有り、開店直後の混乱を避けるために開店日を平日にしています。
恐らく開店から1週間程度は生え抜きの社員を配置してオペレーションを安定させ、翌週位から本格的に運用して行くものと思われます。
この日来店客を捌いていたのも恐らくは生え抜きの社員では無いかと思われます。
まずは入口左手の券売機で食券を購入します。
開店直後という事も有り、カード決済や電子マネー、QRコード決済は一切不可で、現金のみの対応でした。
恐らく申請が通り次第カード決済や電子マネー、QRコード決済も可能になると思われます。
メニューは大きく分けて「タンメン」と「皿タンメン」です。
「タンメン」と「皿タンメン」は辛味有り/無しと麺の硬さが選べます。
サイドメニューの「餃子」、「チャーハン」、「唐揚げ」との組み合わせのセットメニューやトッピングなどが有ります。
初訪問なので、私は「タンメン餃子セット」、一緒に行った奥様は「皿タンメン」にしました。
外観もそうですが店内も木の質感を生かした造形になっています。
和を感じる、ややノスタルジックな内外装に仕上げています。
入口の萌葱色の暖簾も「タンメン」の野菜を彷彿とさせると共にノスタルジックな雰囲気が有ります。
テーブル席に案内されました。
麺の硬さが「メンヤワ」、「普通」、「メンカタ」、「メンバリ」の4段階で選べるので私は「普通」、奥様は「メンカタ」にしました。
辛味の有無を選べましたが、卓上にも辛味が有ります。
替え玉用のタレや、餃子用の醤油・酢・ラー油、胡椒も有ります。
最初にセットの「餃子」が到着。
小ぶりな餃子が5個載っています。
外はカリッと中はジュワッとの理想的焼き加減です。
野菜多めの日本的な餃子で、香ばしさが有って美味しいです。
これは人気のサイドメニューになりそうです。
続いて奥様の「皿タンメン」が到着。
野菜・麺量1.5倍との事ですが、やはりスープが無いのでかなり少なく見えます。
真ん中の赤いのが「辛味」です。
続いて私の「タンメン」が到着。
スープが有る分、「皿タンメン」より少ない感じがしません。
むしろこちらの方がボリュームが有りそうに見えます。
まずはスープから。
「タンメン」のイメージ通りの塩味スープは、恐らく鶏豚スープでは無いかと思われます。
やや濁ったスープはしっかりした味の厚みと深みの有る味で、表面の油で冷め難くアツアツです。
株式会社ギフトホールディングスのラーメンはどれも突出した所が無く、徹底して幅広く受け入れられ易い味になっています。
批判も有りますが、広く受け入れられているのは事実で、面白味は有りませんが大半の人には美味しく感じる筈です。
チェーン店に於いて味の方向性をキチンとまとめている手腕は素晴らしいと思います。
麺は中細の平打ち麺。
加水率低めのパツンとした食感の麺で、「普通」でお願いしましたが、それでも硬めな印象です。
このスープにはパツンとした食感が合っていて、個人的にはこの硬さで十分と思いました。
「タンメン」だけに、野菜と豚薄切り肉はマストです。
スープの味に、野菜と豚薄切り肉を炒めた香ばしい風味が加わって、これが無ければタンメンと呼べない位です。
野菜と豚薄切り肉を炒めた香ばしい風味は「タンメン」にとって必須の要素です。
野菜と豚薄切り肉を麺と一緒にいただきます。
香ばしく炒められた野菜と豚薄切り肉に、パツンとした食感の麺がとても良く合います。
ベースのスープに野菜と豚薄切り肉を炒めた香ばしい風味が加わって初めて「タンメン」らしい味になります。
「タンメン」だけに野菜のシャキシャキ感は必須です。
その点も抜かり無く、キッチリとシャキシャキ感を残した炒め加減です。
炒めた香ばしさとシャキシャキ感は「タンメン」の生命線です。
ここで「辛味」を溶いてみます。
ちなみに個人的には最初に載っていた「辛味」では物足りなくて、もう一匙位追加しました。
個人的には有る程度辛さが有った方が「タンメン」は美味しくいただけます。
「辛味」で味変後の麺と具をいただきます。
やはりシャキシャキ野菜と豚肉にピリ辛の「辛味」が良く合います。
初めはそのままいただいて、塩味スープと炒めた野菜と豚肉の香ばしさを味わい、少しずつ「辛味」を溶いて調整して行くのが好きです。
奥様の「皿タンメン」。
言わば「汁なしタンメン」と言った所です。
塩味のタレが絡むと思いの外美味しくて、夏場は人気メニューになりそうな気がします。
「辛味」を約2倍位にしてみた所。
辛さ的には蒙古タンメン中本の「蒙古タンメン」(辛さ度5)の様な感じです。
「辛味」自体の味も美味しいです。
「辛味」による味変は「岐阜タンメン」辺りがヒントでしょうか?
「タンメン」にラー油を合わせた「銀座たんめん」もそうですが、塩味の「タンメン」に辛味はとても良く合います。
最初はそのまま、途中で「辛味」で味変と言うのが一番美味しくいただける食べ方だと思います。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
ベースのスープに炒めた野菜と豚肉の旨みと香ばしさが加わっています。
更に「辛味」の味も加わって、ピリ辛で香ばしく美味しいスープになっています。
と言う訳で、完飲&完食です。
株式会社ギフトホールディングスの新店「町田タンメン 本店」の「タンメン餃子セット」と「皿タンメン」でしたが、オープン初日にも関わらず美味しい一杯でした。
流石は多くの店舗を手掛けているだけの事は有り、オープン初日の開店間も無い時間帯にも関わらず、大きな混乱も有りませんでした。
味の方もオープン初日とは思えない安定感で、株式会社ギフトホールディングスらしい優等生的な仕上がりです。
それでも水が馴染んでいない感じは有るので、もう少ししてから訪問すると落ち着いて来るかも知れません。
「タンメン」のウリである野菜の盛りが若干淋しい気がしますが、コストパフォーマンス的には許容範囲内なのでは無いかと思います。
「肉野菜増し」も出来るので、物足りなければ増してみるのも良いかも知れません。







