「中華蕎麦きつね」の「濃厚味玉中華蕎麦」

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どうも、Mormor(もるもる)です!

 

今日は、X(旧Twitter)情報で2025年3月31日を以て閉店、岩手に移転と言うポストを見て、「中華蕎麦 きつね」さんに行って来ました。

中華蕎麦 きつね」さんは2020年1月31日にオープンで、名前の通り、「きつね」=「お揚げ」が載った中華蕎麦を出すお店です。

店主さんと奥様は、高田馬場の銘店「渡なべ」の出身との事で、開店当初から話題のお店でした。

甘い油揚げの味にスープを合わせるには大分苦労されたそうで、渡辺寿庵氏に3回も試食して貰ったそうです。

移転先の岩手県は女将さんの故郷だそうです。

 

 

 

 

人気店だけあって、開店直後に到着して外並びが6名程でした。

開店当初から人気店でしたが、「成城青果」さんや「麺処しろくろ」さんなどの人気店も有る中で、ずっと人気店で有り続けられているのは凄いです。

ラーメンが美味しいことに加えて女将さんの作る「黒稲荷寿司」も人気で、女将さんの丁寧な接客にも定評が有ります。

 

 

 

 

お店の外の看板。

お品書き、営業時間、定休日、SNSへのQRコードが簡潔に書かれています。

1日25食限定の「黒稲荷寿司」は、人気のため一人に付き一皿になっています。

 

 

 

 

先頭から4人目位になると、女将さんに促されれるので食券を購入します。

久しぶりで迷いましたが、「濃厚味玉中華蕎麦」にしました。

「黒稲荷寿司」は迷いましたが、以前いただいた事が有るので、初めての方にお譲りした方が良いかと思ってやめておきました。

 

 

 

 

待つ事10分程で、「濃厚味玉中華蕎麦」が到着。

「濃厚」だけにスープは白濁しています。

大きなお揚げや綺麗に巻かれたチャーシュー、小松菜とナルトも載っています。

 

 

 

 

まずはスープから。

鶏ベースの白湯スープと魚介出汁を合わせたものだと思いますが、清湯スープの「中華蕎麦」と比べて確かにクリーミーで厚みが有ります。

しかし驚くべきなのは清湯スープの「中華蕎麦」と味の方向性はちゃんと一致している事です。

スープの濃度に合わせて魚介出汁も強めにして、タレの味も調整しているのでは無いかと思われます。

そうでなければ清湯スープの「中華蕎麦」と白湯スープの「濃厚中華そば」の味の方向性がここまで一致するとは思えません。

このスープの仕上げは本当に見事です。

 

 

 

 

麺は平打ち中細ストレート麺。

三河屋製麺製と思われるこの麺自体は「中華そば」の麺と同じものの様です。

もっちり感の有る麺で、「きつね蕎麦/うどん」を彷彿とさせる麺です。

 

 

 

 

綺麗に巻かれたチャーシュー。

とても柔らかく煮られており、絶妙な味付けで和風なスープにとても良く合います。

和風なスープは味に厚みが足りなくなりがちですが、チャーシューがそれを補う事が出来ます。

「濃厚中華蕎麦」の白湯スープは、「中華蕎麦」よりも濃厚ながらクドくなる程では無く、チャーシューの味ととても良く合います。

清湯スープの「中華蕎麦」と白湯スープの「濃厚中華蕎麦」との味の方向性が同じだからこそ、同じ様に美味しく感じられるのだと思います。

「中華蕎麦」と「濃厚中華蕎麦」のどちらと合わせても違和感無くいただける味と食感に仕上がっています。

 

 

 

 

そしてこちらのお店の名前の由来でも有る大きな「お揚げ」。

分厚くて食べ応えの有るサイズで、スープが浸みてとても美味しいです。

この甘く煮た「お揚げ」の味に合わせてスープは甘さ控えめになっているそうです。

 

 

 

 

小松菜。

和風なスープにピッタリの小松菜。

ラーメンと蕎麦/うどんの中間的なスープなので、やっぱり小松菜が合います。

 

 

 

 

ナルト。

ノスタルジックな見た目が和風な「濃厚中華蕎麦」にピッタリです。

コレが無いとラーメンに見えないかも知れません。

 

 

 

 

小松菜と麺をいただきます。

白湯スープながらスッキリとしていて、魚介の効いた和風な味なので小松菜がとても合います。

この麺の食感も中華麺と冷や麦の中間位の感じで、スープのイメージに合っています。

 

 

 

 

ナルトと麺をいただきます。

ナルトはタダの飾りでは無く立派な具材です。

ラーメンスープに魚介の練り物は相性が良いです。

 

 

 

 

チャーシューと麺をいただきます。

こうして見るとしっかりラーメンに見えます。

凄いと思うのが、白湯スープの「濃厚中華蕎麦」にもかかわらずチャーシューと合わせてもクドさが全く無い事です。

 

 

 

 

「お揚げ」と麺をいただきます。

口に入れるとジュワッとスープが溢れて至福の美味さです。

油揚げ特有の香ばしさも有って、とても美味しいです。

 

 

 

 

半熟味玉。

黄身がゼリー状のやや固めに茹で上がった味玉。

しっかり味が浸みていて美味しいです。

 

 

 

 

と言う訳で、完飲&完食です。

中華蕎麦 きつね」さんの「濃厚中華蕎麦」でしたが、白湯スープのクリーミーさが有りながら、和風で後味スッキリの一杯でした。

なんと言っても真ん中にドーンと鎮座した大きな「お揚げ」が美味しくて、甘く煮た「お揚げ」に和風のスープが浸み込んで至福の旨さです。

平打ちの中細麺の食感がまた見事で、中華そばと冷や麦の中間の様な弾力と風味がスープにドンピシャに合っています。

白湯スープだとクドくなりそうな豚ロールチャーシューも、スープの魚介出汁が聞いているお陰か全くクドさを感じません。

シャキシャキの小松菜もスープに良く合っていて、ナルトが「ラーメン」で有ることを主張しています。

2025年3月31日を以て閉店、岩手に移転と言う事で、都内からまた一つ名店が消えるのは残念ですが、閉店までにもう一度足を運びたいと思います。

 

 

 

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