「うずとかみなり」の「WAGYU冷やし中華UK」と「ν胡椒飯」

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どうも、Mormor(もるもる)です!

 

今日はそろそろ終売と言う事で、「冷やし中華UK」をいただきに、本鵠沼の「うずとかみなり」さんに行って来ました。

「冷やし中華UK」は「麺を美味しく食べるための冷やし中華」を標榜する、「うずとかみなり」さんの夏の名物です。

主役の麺はもちろん自家製麺ですが、一般的な「冷やし中華」の中細縮れ麺ではなく平打ちの中太麺で、麺の味と食感がより強調されています。

麺を活かすべく、スープは味の濃さではなく旨みで食べさせるタイプです。

具材も「冷やし中華」に欠かせないカラシの味を「小松菜」のイソチオシアネートと言う成分で出すなど、非常に良く練られています。

 

 

 

 

まずは入口左手の券売機で食券を購入します。

券売機の上に限定の「冷やし中華UK」、「WAGYU冷やし中華UK」の案内が有ります。

気になっていた「ν胡椒飯」の案内も有ります。

 

 

 

 

券売機で食券を購入します。

折角なので「WAGYU冷やし中華UK」にする事に。

気になっていた「ν胡椒飯」の食券も併せて購入しました。

 

 

 

 

待つ事10分少々で、「WAGYU冷やし中華UK」と「ν胡椒飯」が到着。

「WAGYU冷やし中華UK」は黒毛和牛の「チャーギュウ」が目を惹きます。

「ν胡椒飯」はシンプルな見た目ながら、スパイシーな香りが食欲をそそります。

 

 

 

 

「冷やし中華」ですが、まずはスープから。

何故かと言うと、「冷やし中華UK」は麺を活かすべく、スープは味の濃さではなく旨みで食べさせるタイプになっているから。

普通の「冷やし中華」のスープは塩味も酸味も強く、とても飲める様なスープでは有りませんが、「冷やし中華UK」のスープは旨味たっぷりです。

 

 

 

 

自家製の平打ち中太麺。

「麺を美味しく食べるための冷やし中華」を標榜する「冷やし中華UK」のキモです。

冷やして食べた時に美味しくなる様なツルモチな食感の麺で、モッチリ感と小麦の風味が素晴らしいです。

 

 

 

 

黒毛和牛の「チャーギュウ」。

見事な仕上がりのローストビーフで、しゃぶしゃぶ肉の様に薄くスライスされています。

その風味と食感が麺とスープに絶妙にマッチしています。

 

 

 

 

豚モモ肉チャーシュー。

火の通り方が絶妙で、しっとり感が有りつつ肉感も有ってとても美味しいチャーシューです。

短冊切りになっているので麺と絡めて食べ易いです。

 

 

 

 

鶏胸肉チャーシュー。

旨みで食べさせるタイプのスープなので、塩味が少なくサッパリとした鶏胸肉がとても良く合います。

麺との組み合わせでも、麺を支える縁の下の力持ち的な感じがあります。

 

 

 

 

穂先メンマ。

一般的な「冷やし中華」ではまず見る事が無い穂先メンマ。

元々淡麗系に合う穂先メンマですが、旨みで食べさせるタイプのスープなので、とても良く合います。

 

 

 

 

「クラゲ」。

一見すると麺と区別が付きません。

ザクザク食感が涼感を感じさせる食材で、酸味の有るスープにも良く合います。

 

 

 

 

「小松菜」。

「冷やし中華」にはカラシが必須と考える大西店主が、カラシをスープに溶くとその後全部カラシ風味になってしまうのを避けるために考案したもの。

カラシの味を「小松菜」のイソチオシアネートと言う成分で出す事で、小松菜を食べた時だけカラシの風味が出てその問題を解決しています。

 

 

 

 

キュウリ。

一般的な「冷やし中華」では細切りになっていて、量的にもメイン具材として沢山載っています。

「冷やし中華UK」では、旨みで食べさせるタイプなのでスープが薄まってしまうキュウリを極力少なくしています。

 

 

 

 

ミニトマト。

イタリアントマトに近い酸味を持つミニトマトを湯剥きする事によって、「プチッ」と汁が飛び散る事を防ぎ、食感も柔らかくなります。

旨みで食べさせるタイプのスープは塩味も酸味も控えめなので、湯剥きで控えめな酸味になったミニトマトはスープとバランスが取れます。

 

 

 

 

黒毛和牛の「チャーギュウ」で麺を包んでいただきます。

一般的な「冷やし中華」ならローストビーフが合うとは思えませんが、この「冷やし中華UK」にはドンピシャに合います。

スープの旨みと麺の味と食感がローストビーフと相まってとても美味しいです。

 

 

 

 

鶏胸肉チャーシューと麺をいただきます。

塩味や酸味が控えめで旨味の有るスープに、サッパリとした鶏胸肉がとても良く合います。

鶏胸肉のしっとり食感と麺のツルモチ食感も良い感じです。

 

 

 

 

「ν胡椒飯」。

「江戸時代の庶民料理」との事ですが、バターを炊き込んだご飯に胡椒のスパイシーさが美味いです。

シンプルな味だけに、ラーメンスープと合わせたら美味しそうです。

 

 

 

 

地鶏有精卵の半熟味玉。

一般的な「冷やし中華」だと錦糸卵ですが、「冷やし中華UK」は敢えての半熟味玉です。

塩味も酸味も控えめで旨味の有るスープなので、淡白な錦糸卵よりも味の付いた半熟味玉の方が良く合います。

 

 

 

 

「小松菜」と麺をいただきます。

「小松菜」は、ジアスターゼという酵素の働きで、イソチオシアネートを含むグルコシノレートという成分を分解して、カラシのような風味を出すことができます

それによって、「小松菜」を噛んだ時だけカラシの風味を出す事が可能になっています。

 

 

 

 

「クラゲ」と麺をいただきます。

一見区別が付きませんが、「クラゲ」のザクザク食感と麺のツルモチ食感が良い感じです。

塩味も酸味も控えめで旨味の有るスープに「クラゲ」と麺が良く合います。

 

 

 

 

豚モモ肉チャーシューと麺をいただきます。

一般的な「冷やし中華」と違い、塩味も酸味も控えめで旨味の有るスープに平打ち中太のツルモチ食感の麺なので、豚モモ肉チャーシューも相性が良いです。

豚モモ肉チャーシューの旨みが、スープに厚みを与えています。

 

 

 

 

麺と具を食べ終えてスープを味わいます。

一般的な「冷やし中華」なら、塩味と酸味が強くてとてもスープを飲む気になれません。

しかし「冷やし中華UK」のスープはしっかりと旨みが有って塩味と酸味がマイルドなのでとても美味しいです。

 

 

 

 

「ν胡椒飯」に「冷やし中華UK」のスープを注ぎます。

バターと胡椒の風味の「ν胡椒飯」に酸味と甘味の有るスープが思いの外合います。

やはりスープに旨みが多いからだと思われます。

 

 

 

 

と言う訳で、完飲&完食です。

うずとかみなり」さんの「WAGYU冷やし中華UK」と「ν胡椒飯」でしたが、どちらも至福でした。

「WAGYU冷やし中華UK」は「冷やし中華UK」をパワーアップした感じで、黒毛和牛のローストビーフが絶品です。

「ν胡椒飯」は釜炊きご飯にバターと胡椒を合わせて、リッチな味とスパイシーな風味で色々なスープと合いそうです。

実際、「冷やし中華UK」のスープを掛けても美味しくいただけました。

そしてこの「冷やし中華UK」は「麺を美味しく食べるための冷やし中華」を標榜していますが、麺はもちろん、スープもまた美味いです。

塩味と酸味が控えめで旨味の多いスープなので、完飲出来ますし、完飲したくなるスープです。

 

 

 

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