どうも、Mormor(もるもる)です!
少し前になりますが、X(旧twitter)情報で「太刀魚煮干しと真昆布の塩そば」が提供されるとの事で、南林間の「麺庭つむぎ」さんに行って来ました。
「太刀魚煮干し」は珍しい食材な上に、「麺庭つむぎ」さんで使うとしたら多分アノ方からでは無いか?と言う気がしたので、行ってみました。
戸館店主は愛されキャラなので、今までも魯山人醤油なども有り、恐らくアノ方からでは無いかと推測した次第です。
若くてウデが良くて誰からも好かれる戸館店主の人柄が為せるワザだと思います。
やはり最後は「人柄」がモノを言います。
若くして「鴨中華そば 楓」の店長を務め、それから独立しただけに「麺庭つむぎ」さんは開店と同時に行列店になりました。
TRY(Tokyo Ramen of the Year)やRamenWalkerなどの賞も受賞して、益々繁盛しています。
平日昼でも並びが無い事はほぼ無い位です。
スタッフの方に促されて、食券を購入します。
列の前方から順に店内に入って食券を購入し、再び並びます。
基本的に列の前から食券を購入しますが、列が長い時は先頭から4,5番目辺りまで来たら購入と言う感じです。
食券を購入します。
「太刀魚煮干しと真昆布の塩そば」は「純煮干しらーめん」(特製・味玉・ノーマル)のいずれかの食券を購入し、スタッフに渡す際に「限定」と告げる形になっています。
一緒に行った奥様は「味玉軍鶏そば(醤油)」にしました。
奥様の「味玉軍鶏そば(醤油)」。
こちらの看板メニューです。
香り高い軍鶏のスープと自家製の中太麺が美味い一杯です。
そして私の「太刀魚煮干しと真昆布の塩そば」。
「太刀魚煮干し」と聞いた瞬間アノ方の顔が浮かびました。
戸館店主に確認したらやはりその様です。
「太刀魚煮干し」は「超純水採麺 天国屋」の佐々木店主から貰ったそうです。
真昆布と合わせて塩味スープにする辺り、流石は戸館店主です。
綺麗に澄んだ黄金色のスープは「太刀魚煮干し」の香りがします。
まずはスープから。
シンプルに「太刀魚煮干し」と真昆布の出汁に塩ダレという構成ながら、超淡麗系の「超純水採麺 天国屋」さんの「太刀魚煮干し」とは一味違う、「麺庭つむぎ」さんならではの味に仕上がっています。
流石は戸館店主、同じ事をやっても仕方無いので、キチンと自分の味にしています。
自家製麺の麺。
全粒粉入りなのかツブツブが見えます。
スープが厚みの有る味に仕上がっているので、この麺とピタリと合っています。
豚ロースチャーシュー。
「鴨中華そば 楓」の頃からチャーシューの旨さは特筆モノでしたが、「太刀魚煮干しと真昆布の塩そば」でもその旨さを遺憾無く発揮しています。
スープ・麺・具材のどれを取ってもクオリティが高いです。
細めのメンマ。
メンマも材木メンマの様な極太から普通のメンマ、そして細切りメンマと色々有りますが、淡麗系は穂先メンマや細切りが合う様な気がします。
「太刀魚煮干しと真昆布の塩そば」は結構力強い味なので、穂先メンマより細切りの方が合うのかも知れません。
三つ葉。
魚介出汁の効いたスープにはこの三つ葉が良く合います。
爽やかな風味が魚介出汁の風味を爽やかにしてくれるからかも知れません。
綺麗に刻まれた白髪ネギ。
塩味のラーメンには白髪ネギがとても良く合います。
辛いラーメンにも合いますが、その場合はラー油とセットになっている事が多いです。
海苔。
ラーメンに海苔は欠かせない具材ですが、塩ラーメンの場合は魚介出汁が効いている方が合う気がします。
醤油味のスープの場合は醤油の風味が海苔と良く合います。
全粒粉(もしくはフスマ)練り込みの自家製麺。
パツンとした歯応えと香ばしい風味が太刀魚煮干しと真昆布の出汁の効いたスープに良く合います。
スープに力強さが有る分、全粒粉(もしくはフスマ)練り込みでもバランスが取れています。
ネギと麺をいただきます。
太刀魚煮干しの独特の味と風味がとても鮮烈です。
香ばしい麺とのマッチングもとても良いです。
スープに海苔を浸して、麺を包んでいただきます。
太刀魚煮干しと真昆布の出汁に海苔がとても良く合います。
海苔の香ばしさが全粒粉(もしくはフスマ)入りの麺ととても良く合っていて美味しいです。
細切りのメンマと麺をいただきます。
細切りのメンマの食感と味が、香ばしい麺と良く合っています。
これはなかなか良い組み合わせです。
三つ葉と麺をいただきます。
太刀魚煮干しと昆布の風味に三つ葉の爽やかな風味が良く合います。
三つ葉の茎のシャキシャキ感と麺の食感も良い感じです。
チャーシューと麺をいただきます。
厚手のチャーシューながら、柔らかいのと半分に切って有るのが功を奏して麺と食べるのに丁度良いです。
動物系の旨みのチャーシューと、魚介系の旨みのスープが相まってとても美味しいです。
全粒粉(またはフスマ)練り込みの香ばしい麺と三つ葉も良い感じです。
太刀魚煮干しと昆布の旨みたっぷりのスープが絡んだ麺に三つ葉の風味が良く合います。
三つ葉は香ばしい風味のものに合うのかも知れません。
半熟味玉。
黄身がゼリー状の半熟味玉。
しっかり味が浸みていて美味しいです。
太刀魚煮干しは独特の風味と旨みが有って、鮮魚に近い感じが有ります。
素材の良さをなるべくそのまま活かすタイプの「超純水採麺 天国屋」さんに対して、「麺庭つむぎ」さんは素材の味に旨みを重ねるタイプのスープです。
「超純水採麺 天国屋」さんのスープは鮮魚系の様なビビッド感が有り、「麺庭つむぎ」さんのスープはより厚みが有ります。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
やはり太刀魚煮干しと昆布の旨みを重ねているだけに味に厚みが有るのが特徴です。
その分、鮮魚の様な風味が若干控えめになりますが、煮干しならではの深みが有ります。
と言う訳で完飲&完食です。
「麺庭つむぎ」さんの限定「太刀魚煮干しと真昆布の塩そば」でしたが、素晴らしい仕上がりの一杯でした。
「太刀魚煮干し」独特の風味と旨みを真昆布を重ねて厚みを出す事に成功しています。
合わせられた自家製麺の麺は全粒粉(またはフスマ)入りの香ばしい麺で、パツンとした食感と合わせて、太刀魚煮干しと真昆布のスープにとても良く合っています。
具材の豚ロースチャーシューや細切りメンマ、白髪ネギ、海苔もスープの味にとても良く合っています。
「太刀魚煮干し」は旨みも有りますが独特の風味が有るのでなかなか難しく、ましてや塩となると余計に難しい食材ですが、見事に仕上げられています。
「超純水採麺 天国屋」の佐々木店主が目を掛けているだけ有って、戸館店主の素晴らしいセンスが光る一杯でした。







