どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は話題の新店、「中華そば 炎(ほむら)」さんに行って来ました。
「中華そば 鴨福」の三井田店主が、2025年10月6日にクラウドファンドで立ち上げたお店です。
2024年5月15日の「中華そば 鴨福」オープンから僅か1年ちょっとで2号店「中華そば 炎」をオープンしました。
三井田店主は2017年2月16日に「麺処 鴨と軍鶏」を八王子にオープンしましたが、半年後に休業、2018年1月9日に同じ場所で「鴨だしらーめん 鴨福」と屋号を変えて再オープンしました。
しかし、交通事故に遭ってしまい閉店を余儀なくされ、その後は間借り店舗営業をしていましたが、2024年5月15日に「中華そば 鴨福」をオープンし、一躍行列店の仲間入りを果たしました。
浅川沿いの「北大通り」に面した大きめの箱です。
様々なお店が営業していた場所の様ですが、近隣に駐車場が無く、なかなか難しい場所の様です。
「中華そば 鴨福」も駅からちょっと離れていて、コインパーキングが近くに有るものの停められる台数が少なめで分散しているにもかかわらず、あの行列なので、「中華そば 炎」もイケる気がします。
入口の手前に「先頭のお客様はここからお並び下さい」と有ります。
横には注意事項が書かれています。
ちなみにここの外装/内装も「中華そば 鴨福」同様に三井田店主の手作りだそうで、ラーメン店主であると同時に店舗の内外装を作れると言うのは凄いです。
入口の手前には、メニューや営業カレンダーも貼ってあります。
メニューは「肉増し中華そば」(特製中華そばの肉2倍)、「特製中華そば」、中華そば、とろ肉丼で、その他丼は気まぐれで提供との事。
「特製中華そば」はイベリコ豚バラ、桜姫むね肉、アーモンドポーク肩ロース、・鴨肉(マグレカナール)・イベリコ豚ワンタン・メンマが載っています。
入口横の券売機で食券を購入します。
メニューは「中華そば」、「特製中華そば」、「肉増し中華そば」(特製中華そばの肉2倍)の醤油と塩、サイドメニューは「とろ肉丼」、「ローストポーク丼」、「白米」です。
初訪問なので「特製中華そば 醤油」にしました。
和風の装飾桟がカウンターに埋め込まれています。
下からの照明と言うのも斬新ですが、和風の桟を内外装に用いる辺り、三井田店主は建築系の経験も有る様です。
内外装をDIYで仕上げたとの事ですが、仕上がりレベルが素人では無いです。
待つ事10分程で「特製中華そば 醤油」が到着。
エンボス加工の丼にガラスの受け皿、陶器のレンゲとレンゲ置きに白木の箸も美しいです。
「特製中華そば」はイベリコ豚バラ、桜姫むね肉、アーモンドポーク肩ロース、・鴨肉(マグレカナール)・イベリコ豚ワンタン・メンマが載っています。
とても美しいビジュアル。
麺・スープ・具材のどれをとっても見事です。
カウンターの装飾桟越しの照明も非常に美しいです。
丼は内側にエンボス加工された、口径が小さめで深い形状です。
口径が小さく厚手の陶器なので、冷めにくそうです。
外側の釉薬も特徴的です。
濃い色の醤油味スープ。
「中華そば 鴨福」は動物系スープに鴨を使っていましたが、「中華そば 炎」ではイベリコ豚・松坂豚・川俣しゃもをベースにしている様です。
魚介系は天然羅臼・伊吹いりこ等で「中華そば 鴨福」と同じ様です。
自家製麺の平打ち太麺。
モッチリ食感で、「ラーメン秀登」さんなどの手打ち麺を彷彿とさせます。
小麦の風味もあって、とても美味しい麺です。
鴨ロースト(マグレカナール)。
三井田店主が火鉢で炭火で焼いて仕上げてくれます。
「中華そば 鴨福」時代より大きな火鉢を使っています。
アーモンドポーク肩ロースチャーシュー。
スペイン産の、イベリコ豚とデュロックの交配種で、アーモンドを食べて育った豚だそうです。
イベリコ豚は、どんぐりで育てた豚ですが、アレに匹敵する美味さです。
桜姫むね肉チャーシュー。
「鶏肉 桜姫」とは、日本ハムグループが生産・販売するブランド鶏肉で、桜色の肉色が特徴で臭みが少なく、ビタミンEが一般的な鶏肉の3倍以上含まれているのだそうです。
確かにブロイラーっぽい感じがしない鶏肉です。
イベリコ豚バラチャーシュー。
良い豚肉は脂のクドさが無く、食べ易いです。
肉自体の旨味も相まって、とても美味しいです。
イベリコ豚ワンタン。
ワンタンの餡にもイベリコ豚肉を使用するコダワリ様です。
フワツル食感の皮もとても美味しいです。
メンマ。
薄手で長いメンマですが、穂先メンマでは無い様です。
自家製麺の幅や厚みに近いので、口当たりが麺に近く、麺との食感の違いを楽しめます。
カイワレ。
彩りを添えると共に、シャキシャキ食感も楽しめます。
爽やかな辛みも良い感じです。
モッチリ食感の太麺が美味いです。
ベースのスープが鴨から豚+鶏になっていますが、味の方向性は変わっていません。
厚みを増しながら、全体のバランス感はキッチリ揃えているのは見事です。
メンマと麺をいただきます。
太さと幅が近いので、口当たりはほぼ同じ。
しかし味と食感は違うので、とても面白いです。
イベリコ豚バラチャーシューと麺をいただきます。
脂が美味いイベリコ豚バラチャーシュー。
スープが適度に絡んだ麺と相まって、至福の美味さです。
スープの浸みた皮が美味いイベリコ豚のワンタン。
はじめの方より味が浸みて美味しいです。
いただくタイミングで、味も食感も変わります。
メンマの太い部分と麺をいただきます。
太くても柔らかくて美味しいです。
モッチリ食感の太麺と合わせて、とても美味しいです。
鴨ロースト(マグレカナール)と麺をいただきます。
鴨肉ならではの風味が、醤油味スープの浸みた麺と相まって、とても美味しいです。
しっかり歯ごたえと弾力のある鴨肉と、モッチリ食感の太麺が至福の美味さです。
この自家製麺の太麺は、時間が経つにつれて味の浸みが進んで来て、味が変わって行くのが面白いです。
食感も変化しますが、それよりも味の変化の方が顕著です。
スープが馴染んでくる後半は更に美味しい気がします。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
イベリコ豚・松坂豚・川俣しゃもベースに、天然羅臼・伊吹いりこ等の魚介系の旨味の極上のスープ。
醤油も味を重ねた旨みを感じる味です。
と言う訳で、完飲&完食です。
「中華そば 炎」さんの「特製中華そば 醤油」でしたが、素晴らしい一杯でした。
「中華そば 鴨福」の鴨尽くしの一杯も素晴らしかったですが、鴨に全集中する「中華そば 鴨福」から、様々な美味しい食材の旨みを合わせた、三井田店主の作りたい一杯なのでは無いかと思います。
もちろん「中華そば 鴨福」も三井田店主の作りたい一杯だったのだと思いますが、アチラは有る程度結果が出て、お客様に愛される様になりました。
それを踏まえて、「中華そば 鴨福」とはまた違った、三井田店主の作りたい一杯を具現化したのが「中華そば 炎」さんなのでは無いかと思います。
「中華そば 鴨福」が行列店になるまでに、様々な苦労をされて来ましたが、やっと色々な事が実を結んで、更なる飛躍が出来たのでは無いかと思います。
「中華そば 鴨福」オープンから僅か1年ちょっとで2号店「中華そば 炎」をオープンと言う偉業を成し遂げ、新たな伝説を作りそうなお店です。







