どうも、Mormorです!
今日は2016−2017ビブグルマンの名店、銀座 篝 本店に行って来ました。
篝はオープンして間も無い2013年の4月に訪問していて、その後なかなか機会が無くて移転後の店舗に来たのは初めてです。
11:35位に到着しましたが、外待ちは0人でした。
並んでいる人に読んで貰う為か、美味しい食べ方の説明が外に有ります。
日本語、英語、中国語の3ヶ国語で書かれている辺り、ビブグルマン受賞店らしい感じです。
入り口の横にはメニューもあります。
やはり移転前のメニューから大分変わった様です。
入り口横に、「キャッシュレスのお願い」と書いてありました。
どうやらクレジットカードか電子マネーのみの取り扱いで、先払いになった様です。
店内に入ると、コの字型のカウンターの手前2席が空いており、真ん中辺の席に案内されました。
席の後ろにはミシュランガイドの盾が飾ってあります。
店内は白木の柱やカウンターで、雰囲気は以前の店と良く似ています。
湯河原の飯田商店も近い感じです。
コの字のカウンターの内側は以前の店舗の様に厨房では無く、配膳や流し台が有り、厨房は奥になった様です。
以前はカウンター内の厨房の3人で回していましたが、この店舗では厨房の他に接客する店員さんが3名程居て、注文を取ったり先払いの処理をしたり、配膳の準備や配膳を行なっていました。
ちなみにビブグルマン受賞のお陰か、店内のお客さんは半分以上が外国人観光客でした。
カウンター上には楕円形のお盆の上に箸とレンゲが置かれ、タンブラーに冷水とお手拭きが置かれています。
以前はお盆などは無かったので、移転後に始めたものと思われます。
銀座だと魄瑛や、風見もお盆を出しており、巣鴨のJapanese Soba Noodles 蔦や新宿御苑のSOBA HOUSE 金色不如帰、湯河原の飯田商店、小田急相模原のSagamihara 欅もお盆に載せて出す様にしています。
トレンドなんでしょうか?
篝は注文制なので、メニューから注文するメニューを選びます。
以前の店舗で煮干醤油SOBAと鶏白湯SOBAは食べた事が有ったので、食べた事が無い「鶏白湯 醤油 SOBA トリュフ」をオーダーしました。
先払いなので注文後すぐに「お支払いはどうされますか?」と聞かれたので、取り敢えずPASMOで払いました。
よく考えたらPayPayで払えば良かったかも・・・
卓上調味料など。
一番左の背の高い器は水の入った容器です。初めは何だか分からなかったのですが、隣の席の人が水を注いだので分かりました。
有機純米酢、粉山椒、黒七味、蓋の有る器は辣油が入っていました。
有機純米酢、粉山椒、黒七味は以前の店舗の時から有りました。
鶏白湯スープには黒七味が良く合います。
初めに味変の薬味が出て来ます。
フライドオニオンと擦り下ろし生姜です。
「美味しい食べ方」は外にあったのと同じもの。
鶏白湯SOBAは“途中で「国産生姜」「有機玄米酢」「黒七味」を少しずつ入れて味を変えながらお召し上がり下さい”との事。フライドオニオンは”お好みのタイミングで”だそうです。
隣の席の人は鶏白湯SOBAでしたが、薬味を一切使わずに食べていました。
”お好み”なので、その辺りは臨機応変に、でしょうか。
ラーメンや素材の説明。
小さな字で日本語、英語、中国語の3ヶ国語で細々書いてあります。
字が小さ過ぎるので日本語をアップで。
トリュフSOBAとは”高級素材の黒トリュフをオリーブオイルでマリネしたペーストと最高ランクの白トリュフオイルを入れ、香り高き上質な一杯に仕上げました”との事。
厨房の奥を見ると、三河屋製麺の麺箱が積んで有ります。
説明にも”三河屋製麺と共同開発の篝本店専用麺”と言う記述が有りました。
ラーメンの説明を読んでいたら、「鶏白湯 醤油 SOBA トリュフ」が着丼。
案外早く着丼しました。
見た目は非常に美しいビジュアル。
視覚的にも美味しそうです。
改めて「鶏白湯 醤油 SOBA トリュフ」のアップ。
「醤油」というネーミングからは想像出来ない程薄い色で、パッと見は醤油ラーメンには見えません。
以前の店舗の時に有った「煮干醤油SOBA」はもっと濃い色でしたので、意外でした。
しかしトッピングの盛り付けは見事で、ラーメンと言うより和食の一種に見えます。
まずはスープを一口。
懐かしいホワイトシチューの様な篝の鶏白湯スープの味に、ハッキリとトリュフの風味とオリーブオイルが香ります。
醤油の味は控えめで、鶏白湯スープを中心に脇で支えている位の感じです。
それに比べてトリュフはハッキリと主張しており、なるほど名前の通り”トリュフ”です。
麺は中太ストレート麺。
三河屋製麺製の麺はコシが有り、モチモチ食感の美味い麺です。
濃厚なシチューの様な醤油鶏白湯スープに負けない美味しい麺です。
鶏チャーシューは低温調理されているのか薄っすら赤みがある感じで、しっとりとして濃厚な醤油鶏白湯スープに合う薄味です。
このチャーシューが3枚入っています。
メンマの代わりに筍が入っています。
これは以前の店舗の時からずっとそうなので、恐らく創業当時から筍を使っていると思われます。
柔らかく煮られており、程良い食感とサッパリした味で濃厚な醤油鶏白湯スープに良く合います。
黒トリュフをオリーブオイルでマリネして白トリュフオイルを加えたペースト。
このまま食べると濃厚なトリュフの香りにオリーブオイルの風味が加わり、何とも言えない深い味わいです。
カイワレと三つ葉。
カイワレの辛味も三つ葉の風味も濃厚な醤油鶏白湯スープに良く合います。
半分に割ったサヤエンドウ。
以前の「鶏白湯SOBA」にも入っていましたが、その時は半分では無く丸ごと、しかも2枚入っていました。
サクサクとした食感とサヤエンドウらしい甘みが美味しいです。
ヤングコーン。
先日食べた、神田の鬼金棒の「特製カラシビ味噌らー麺」にも載っていましたが、同じヤングコーンなのに片や唐辛子の辛さを和らげる仄かな甘さに対して、篝のホワイトシチューの様な鶏白湯スープと合わせると、甘みがスープと同化して旨さの中に甘さを感じます。
赤カブのスライス。
先日伺った赤坂の「なかご」ではこれにイクラが載っていましたが、篝では赤カブのみです。
赤カブの微妙な辛味が濃厚な醤油鶏白湯スープに良く合います。
湯剥きしたミニトマト。
以前、浅草橋の饗くろ㐂の「鶏塩つけそば」に載っていたローストトマトの様な感じですが、酸味が有って意外と濃厚な醤油鶏白湯スープに合います。
ここで味変薬味のフライドガーリックと擦り下ろし生姜を投入します。
濃厚な醤油鶏白湯スープには香ばしいフライドガーリックも合いますし、生姜の風味も合います。
生姜とフライドガーリックを良く溶いて、麺を頂きます。
濃厚な醤油鶏白湯スープには香ばしいフライドガーリックと生姜の爽やかさが加わって、食べ易くなります。
これに黒トリュフと白トリュフオイルのペーストを混ぜると、トリュフの風味が加わって何とも言えない素晴らしい味になります。
最後に原了郭の黒七味を追加。
この黒七味は鶏白湯スープに良く合います。
相模大野の麺屋 沼田も鶏白湯スープのお店ですが、原了郭の黒七味を置いており、相性は抜群です。
と言う訳で完食。
久しぶりに食べましたが、やはり篝本店は鶏白湯スープでは群を抜いた美味しさです。
醤油味の鶏白湯スープとしては亀戸のなが田や、新橋の麺屋 武一、同じく新橋の纏、相模大野の麺屋 沼田などが有り、それぞれに旨さが有りますが、篝本店の鶏白湯スープはその濃厚さとクリーミーな味わいでは群を抜いています。
そして和食の料亭の様な内観に加えてトッピングのセンスも和食の料理人のそれに近い感じがします。
先日伺った赤坂の「なかご」のラーメンは見た目は綺麗なトッピングでしたが食べてみるとちょっと違和感を感じる部分が有りましたが、篝のトッピングは的を得ていると思います。
浅草橋の饗くろ㐂も和風なトッピングには定評がありますが、やはり見事なセンスだと思います。
久しぶりに訪問した銀座 篝 本店でしたが、予想以上に美味しいラーメンでした。
次回は「鶏SOBA」もしくは「鶏つけSOBA」を食べてみたいと思います。