広告

スポンサーリンク


 

メンタルの話①ココロが折れるのは一番辛い時じゃ無い」の続きです。

●前回までのあらすじ

・精密機器メーカーから外資系ITコンサルタントに転職
・誰からもサポートを受けられず、厳しい状況に
・客先からクレームの嵐
・家庭も休まる状況に無い

 

 

 

東日本大震災をキッカケに、業績が急落した為、それまでイケイケドンドンで社員を増やしていた会社は、一転して人員切り捨てに走りました。

真っ先に狙われたのは、子供が居る女性社員でした。
時短をしている社員は「面談」と称する首切りを迫られ、フルタイム勤務するか辞めるかの2択を迫られました。

次に独身の女性社員も狙われました。パフォーマンス不足を理由に「能力改善プログラム」と称するタスクを強要され、結果が出なければ退職勧奨を受け、多くの社員が去って行きました。

 

 

 

そして、次に槍玉に上がったのが40代以上の社員への退職勧奨。

嫌気が差して、辞めてしまう同僚もいました。
当時40代前半だった私も当然狙われました。
元々、この会社に長く居る気はサラサラ無かったので、即転職活動を開始して、程無く外資系メーカーの情報システム部の職を得て、自ら退社しました。

 

 

 

ところが、選んだ会社がマズかったのです。
上司は一見すると温和に見えますが、非常にネチネチとした性格で、過去にも部下をパワハラで鬱病にして退職させた過去が有ったのです。

会社側はそれを隠して採用したのです。
更に彼は自分の部下だけで無く、他の部門の課長だった人にもパワハラをして、その人も精神を病んで休職→退職を余儀なくされました。

 

 

 

私はそんな事とはつゆ知らず、転職してしまいました。


最初は丁寧に教えてくれていたのですが、徐々に本性を表し始めました。

 

 

 

 

初めは細かい事への指摘から始まり、段々と無茶振りをする様になりました。

それでも、「ブラックだった前職に比べれば何でも無い」と思っていたのですが、キッカケは「英語」でした。

前職も外資系でしたが、仕事上英語を使用する機会は然程無かったのですが、今度の会社は部長が本国の人なので、頻繁にテレフォンカンファレンスが有りました。

 

 

 

 

初めは英語が上手い同僚が議事進行を勤めて居たのですが、それを全部やる様に言われたのです。

毎週の会議で下調べや報告資料の作成をしていましたが、それに加えて英語で議事進行を行わなければならず、同時に本国のシステムを日本の支社に導入するプロジェクトの責任者も任され、業務量がオーバフローしていました。

にも関わらず、一切の協力をしない様に同僚に厳命し、自らも一切関与せず、ただただスケジュールの遅れをネチネチと指摘するばかりでした。

私自身、仕事量が多くて大変だとは思っていましたが、まさかこれが引き金になって鬱病になるとは思ってもいませんでした。

 

 

 

 

業務の遅れを理由に、毎朝1日のスケジュールを提出させられ、更に仕事を追加されて間に合わないとネチネチ叱責と言う日々が半年ほど続いたある日の事・・・

朝、起きようと思ったら体が動かなくなっていました。
どうしても布団から出る事が出来ず、仕方無く会社を休みました。

 

 

 

しかし、翌日も、その次の日も、やっぱり布団から出られません。

毎日会社から電話が掛かって来ましたが、どうしても体が動きません。
仕方無く、休職する事にしました。

 

 

 

 

精神科の病院に行って状況を説明すると、「うつ病」と言われて薬を処方されました。

確か「パキシル」だったと思いますが、その薬を飲んだら意識が朦朧として2日間ほど寝込んでしまいました。

余りに体調が悪いので医師に相談しましたが、「向精神薬だから、そう言う症状は有り得る」と言うだけで何もして貰えませんでした。

仕方が無いので薬は飲まない事にして、ひたすら静養に務めました。

 

 

 

 

半年程経ったある日の事、会社の人事担当者から連絡が有り、近所まで行くので状況を聞きたいと言われました。

その時の現状を説明しましたが、思い掛けない事を言われました。
「実はあなたの前任者も同様に鬱病になり、休職した後で期限切れで退職になった」と言うのです。

しかも、丁度私と同じ頃に転職して来た別の課の課長も、上司からのパワハラでメンタルを病んでしまって休職中である事を聞かされました。つまり常習犯だったワケです。

 

 

 

それを隠して採用した会社の責任を追求すると、会社側は退職金を上積みすると言って来ました。また、転職するためのエージェントの費用も負担してくれる事になりました。

そして、退職手続きをしに会社に行くと、会社を訴えないと言う念書にサインを求められました。

内容を読んでみると、どうやら前の担当者が辞める時に訴訟騒ぎになった様で、その為に用意した文書の様でした。

 

 

 

 

そこにはあくまでも「会社を訴えない事」と書いて有ったので、「それでは上司個人を訴える事は出来るワケですね。」と言うと、人事部長の顔色が変わり、「ちょっと待ってくれ」と言って席を外しました。

恐らく法務部にでも行って聞いて来たのでしょう、「確かに個人を訴える事は可能だ。しかし会社としては上司が居ないと業務が回らない。訴えを取り下げて貰えないか?」と言って来ました。

そもそもブラックだった前の会社を訴えようとして色々調べた事が有ったのですが、組合に入って団体交渉権を得て会社と交渉したとして、こう言うケースの場合、大体和解する金額がどの位かは調査済みでした。

会社はこちらを甘く見て、退職金を少なく言って来ていたのですが、こう言うケースの場合の和解金の平均額を提示した所、あっさり払ってくれる事になりました。
多分、訴訟になって争っても、最終的に勝ち目が無い事が分かっていたのでしょう。

正直、会社自体には何の未練も無かったので、丁度休職した分の給料を取り返した形になり、転職エージェントを使って次の職を探す事にしました。

 

 

 

 

 

メンタルヘルス メンタルヘルスブログ・テーマ
メンタルヘルス


人気ブログランキング