どうも、Mormorです!
今日は結婚記念日のお祝いで、「鉄板たかはし」にディナーを食べに行きました。
こちらのムッシュ(シェフ)は私たちの結婚式の料理を作ったレストランの総料理長だった方で、その後新宿のハイアットホテルの総料理長を勤めた後、ご自分のお店を持たれました。
もうかれこれ13年程通っています。
まずはワインを頼みます。
あんまり銘柄に詳しく無いので、お任せでグラスワインをお願いしました。
フルーティーですが適度な酸味と渋味が有り、肉料理に合いそうな味です。
アミューズの神戸牛のタタキ。
薄くスライスされた神戸牛をバーナーで軽く炙り、野菜と共に酸味の有るソースを掛けてあります。
あさつきと芽ねぎが載っています。
表面を炙って有るとは思えない程レアです。
食べてみると、ほんの僅かに香ばしい炙った風味が感じられます。
口に入れた途端、脂が溶けて肉の旨味と脂の甘みが味わえます。
続いて前菜の鯛のカルパッチョと鴨のロースト。
添えられた野菜と一緒に頂きます。
鉄板で軽くローストした後、オーブンで焼き上げている鴨。
酸味の有るソースが鴨肉ととても良く合います。
鯛のカルパッチョは酸味の有るオニオンソースとピンクペッパーのピリ辛が味わえます。
さつまいものポタージュ。
このスープ、実は仄かにカレーが香るスープで、甘みのあるさつまいもとカレーの組み合わせが新鮮です。
続いては魚介料理。
今日は鯛とホタテ、伊勢海老です。
伊勢海老は焼いて、身を外します。
それから一口大に切り分けていきます。
続いてホタテを焼いていきます。
ホタテは焦げ目が付く様にこんがり焼き上げます。
鯛の上にホタテを載せ、伊勢海老を載せてソースを掛け、バーナーで焦げ目を付けて出来上がりです。
伊勢海老とホタテと鯛のテルミドールです。
2種類のソースが掛けられており、残ったソースはバケットに浸けて頂く事が出来ます。
続いてはメインの神戸牛のサーロインステーキ。
付け合わせの野菜から焼いていきます。
サーロインステーキを焼いていきます。
僅か100g程ですが、アミューズから前菜、スープ、魚介と続くので、この量でも十分・・・と言うより、これ位にしておかないと、この後のご飯物やデザートが入らなくなります。
ちなみに焼き加減は私がミディアムレア、奥様はミディアムです。
必然的に私の方が早く焼き上がりますが、ムッシュは一度鉄板から私の肉を外し、奥様の肉が焼けるタイミングで鉄板に戻して焼き上がりを調整してくれています。
季節の野菜とフライドガーリックを添えた神戸牛サーロインステーキ。
2種のソースと岩塩、わさび醤油が用意されています。
神戸牛サーロインと付け合わせの野菜とフライドガーリック。
野菜は季節によって変わります。
左から胡麻ソース、わさび醤油、オニオンソースです。
胡麻ソースはたまり醤油を使った、甘塩っぱい香ばしい味のソースです。
わさび醤油はおろし山葵と刺身醤油を使用しています。
オニオンソースは少し甘みのあるソースで、付け合わせの野菜に良く合います。
個人的にはわさび醤油が一番合う様な気がします。
そしてこれもステーキに良く合う岩塩。
サーロインにフライドガーリックを載せて、この岩塩を付けて食べるととても美味しいです。
サーロインステーキには岩塩がとても良く合います。
肉を食べている間に、ムッシュは次のガーリックライスに着手しています。
ムッシュのガーリックライスはバターで刻んだニンニクを炒め、そこにお米と大葉の刻んだものを入れて作ります。
こちらがガーリックライス。
ちなみに焦げの部分はわざわざ別に分けて、おこげ用に作って、最後に載せて提供されています。
刻みニンニクと大葉の入ったガーリックライス。
香ばしく焦げたニンニクと大葉の香りが素晴らしく、とても美味しいガーリックライスです。
私も色々な所でガーリックライスを食べましたが、ここより美味しいところには出会った事がありません。
付け合わせの牛蒡のお漬物。
これがガーリックライスに物凄く合います。
多分この漬物だけで普通にご飯を食べられる位旨いです。
お汁は赤味噌仕立てのあおさ汁。
この赤味噌のお汁がまた旨いです。
事前に結婚記念日で有る事を伝えてあったので、ムッシュが砂糖を溶かして飴のドームを作ってくれました。
溶かした砂糖をおたまに掛けて、メッシュ状のドームに仕上げています。
非常に細かい作業です。
そして完成したのがこちら。
飴のドームの中には、洋梨のコンポートとジェラート、フルーツなどが入っており、器の部分も薄焼きのクッキーで全て食べられる様になっています。
「おめでとう」と言うプレートも付けて頂きました。
と言う訳で、結婚3年目から通い続けている「鉄板たかはし」で16回目の結婚記念日でした。
フランス料理は日本料理に並ぶ繊細な料理ですが、皿にソースで絵画を描く様な素晴らしい技にはいつも感嘆しかありません。
ムッシュの繊細かつ芸術的な調理を見ながら頂く料理はどれも絶品で、アミューズからデザートまで、至福の時間を過ごす事が出来ます。