どうも、Mormor(もるもる)です!
先日、ディーラーから「フルEVのi4の試乗車が入ったので乗ってみませんか?」と電話が有ったので、乗りに行って来ました。
このデカイ「キドニーグリル」はどうも目が慣れません…。
だから4ドアなんですね。
「eDrive40」のエンブレムが有ります。
当然ながらマフラーは有りません。
このクルマは最高出力250kw(340PS)、最大トルク430Nmと言うハイパワーながら2WDのリア駆動です。
0−5000rpmと言う幅広い範囲で430Nmを発揮するので、重さ2t以上有るのに軽々と動きます。
が、いくら電子制御が有るとは言え、これだけの大トルクをRWDで駆動するのは万人向けとは言い難い気がします。
EVには回生ブレーキ内蔵ブレーキが装備されています。
ディスクの内側のハブ部分が丸みを帯びた形状になっているのが特徴で、iXなども同様のブレーキです。
リアブレーキも回生ブレーキ付きです。
一昔前の回生ブレーキと違い、このブレーキはそれ程違和感は無いです。
但し、日産のLEAFやe-Power車の様なワンペダルに近い感じは有って、アクセルペダルを離すと結構な減速度が有ります。
左フロントフェンダー部に有る普通充電のコネクター。
通常はこちらから充電します。
急速充電(CHADEMO)用のコネクター。
急速充電時はこちらを使用します。
ボンネットの内側。
エンジンは無く、RWDのモーターはトランスミッションに相当する部分に有るそうなので、ここに有るのは制御系の部分と冷却用のユニットの様です。
EVとは言え充放電時にはかなりの熱を持つので、バッテリーの劣化を防ぐためにも冷却は重要です。
なのでラジエターっぽいものが付いています。
通常のアクセサリ用の12V電源はこちらのバッテリーから。
しかし今の車はバッテリーにアクセスするのが一苦労です。
i4のACCで走行してみた所。
胸の辺りにカメラを付けて撮りました。
手を離して暫くするとハンドルを握る様に警告が出ます。
ウチのX1のACCと比べると、カメラ+LIDAR制御なので明暗差などに影響される事も無く快適です。
ただステアリングの制御は自分の感覚と合わなくて、そんなに右に寄りたく無いのに右に切ってしまって、無理やり左に戻したりして却って疲れます。
やはりレーンキープ機能は高速道路やバイパスなどの自動車専用道で使った方が良さそうです。
iDriveも8に進化しています。
エアコンもタッチパネルになりましたが、直感的な操作が出来ないので個人的には余り好きでは有りません。
運転しながらだと手探りになってしまうので、タッチパネルだと見ないで操作する事が困難です。
音声認識で操作出来たら良いのにと思ってしまいます。
微妙にドライバー側に向いているセンターコンソールはBMW特有のデザインです。
この辺りはF48 X1も同様です。
シフトレバーはF48 X1よりも短くなっていました。
余り操作しなければ気にならないのかも知れませんが、MTのクセでシフトレバーでマニュアルモードのシフトをするので、F48 X1のシフトノブの方が使い易いです。
基本的にレイアウトはBMW車共通ですが、F48ではステアリング裏に有ったSTART/STOPボタンがコンソールに移動しています。
パーキングブレーキはオートホールド付きになっています。
これはF48にも欲しい機能です。
ドア周りのスイッチ類はデザインは変わったものの、位置は同じなので迷う事は無いです。
唯一、シートのメモリーがシート側からドア側に移動しています。
BMW i4のTEST DRIVEでしたが、重さ2t以上有るとは思えない程軽やかに走り、アクセルを踏み込めば下手なスポーツカーを置き去りにする程の加速を見せます。
ブレーキも回生機能付きながら違和感無く減速出来、アクセルオフ時の制動もマイルドで扱い易いです。
流石にコーナーでは重さが災いして遠心力でアンダーっぽくなりますが、その走りはBMWの良さを踏襲しています。
ただ、やはりRWDなのでドライの時は兎も角ウェットやスノーコンディションの場合、大トルクが災いしないかどうか気になりました。
高齢者による踏み間違え暴走事故の様な事が起きた場合、パワーがパワーだけに大事故にならないか心配になります。