ラーメン登竜門第3位「手打ち麺あお井」の「手打ち味噌ラーメン〜素材の旨み〜」

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どうも、Mormor(もるもる)です!

 

今日はラーメン登竜門第3位で、2024年7月5日〜15日までの期間限定で新横浜ラーメン博物館にオープンした、「手打ち麺 あお井」さんに行って来ました。

ラーメン登竜門の審査員をなさっていた、「うどんスナック松ト麦」店主の「井上こん」さんオススメの一杯です。

店主の和田さんは横浜出身で「一風堂 新横浜ラーメン博物館店」でアルバイトを始めて一風堂株式会社力の源カンパニー)に入社し、店長を経て暖簾分けで独立しました。

一風堂」創業者の河原成美氏が「福岡にも『とら食堂』を」と言う話をして「とら食堂」本店の竹井和之氏と「一風堂」の人材を登用して「とら食堂 福岡分店」を立ち上げました。

和田氏はそこで働きたいと言っていたそうで、2017年に「とら食堂 福岡分店」の店長を経て2020年に店舗を買取ったのだそうです。

 

 

 

 

この日新横浜ラーメン博物館で一番行列になっていたのが「手打ち麺 あお井」さん。

ミニが有ればそうしようと思っていましたが、肝心の手打ち麺は1日限定120食でフルサイズのみ。

となれば「手打ち味噌ラーメン〜素材の旨み〜」一択です。

 

 

 

 

並んで10分程で、行列最後尾と店舗の中間付近に有る券売機まで来ました。

券売機の手前にあるメニューとほぼ同じレイアウトで分かり易いです。

もちろん「手打ち味噌ラーメン〜素材の旨み〜」にしました。

 

 

 

 

ラーメン登竜門のスケジュール。

2024年7月5日〜15日が第3位、2024年7月18日〜28日が第二位、2024年8月1日〜1年間が優勝店です。

第二位の出展期間が生憎日本に居ない期間になるので、第3位と優勝店しか来られそうに有りません…(涙)。

 

 

 

 

食券購入後15分程で入店出来て、それから5分程で「手打ち味噌ラーメン〜素材の旨み〜」が到着。

パッと見は良く有る「味噌ラーメン」っぽく見えます。

手打ちの麺はスープに隠れて見えません。

 

 

 

 

まずはスープから。

一見すると普通の味噌っぽいですが、これが何と宮城県や福井県などで食べられている郷土料理「呉汁(ごじる)」にヒントを得て、すり潰した大豆と白味噌と赤味噌をブレンドしてあるそうです。

「呉汁(ごじる)」だと若干生臭さが出そうですが、背脂やバターを加えることによってそれを抑え、コクと旨みをプラスしています。

 

 

 

 

手打ち麺。

とら食堂 福岡分店」の店主さんだけ有って、独特の縮れと捩れを持つ弾力と歯応えの有る麺です。

味噌ラーメンの力強いスープに負けない麺にするため、原料の小麦はコシの強い国産小麦「ゆめちから」と風味の良い「キタノカオリ」を選択。

加水率46%の多加水麺で、3日間~4日間熟成させたものを使用しているそうです。

手打ち麺は1日120食限定で、機械製麺のものとはスープが違うそうです。

つまりラーメン登竜門第3位の「手打ち味噌ラーメン〜素材の旨み〜」は1日120食限定の手打ち麺でないと味わえません。

 

 

 

 

半分位顔を出していたチャーシュー。

豚肩ロースの煮豚系チャーシューです。

やっぱり味噌ラーメンには煮豚系が合います。

 

 

 

 

メンマ。

とても小さく切ってあって、麺と食べる時に絡めやすいです。

他の具材ともサイズを合わせてある感じです。

 

 

 

 

エリンギ。

歯応えが心地良いエリンギ。

短めのメンマや麺と合わせて色々な食感が楽しめます。

 

 

 

 

シャキシャキの水菜。

エリンギやメンマの食感に加えて水菜の食感も味わえます。

麺と合わせて4種の食感というのもなかなか無いモノです。

 

 

 

 

色々な食感を味わいながら麺をいただきます。

うどんスナック松ト麦」店主の「井上こん」さんがオススメするだけあって、麺の食感と旨さは特筆モノです。

加水率高めのモチモチ食感の麺は弾力と歯応えに加えて小麦の風味も有って、独創的なスープに負けない存在感が有ります。

 

 

 

 

すり潰した大豆と白味噌と赤味噌をブレンドしてあるスープ。

背脂やバターで生臭さを無くし、まろやかさと厚みを出す事で、味噌汁の様な味では無くラーメンスープらしい味に仕上がっています。

良く有る、旨みの強い味噌で塗り潰された様な味では無く、すり潰した大豆によるサッパリ感と赤味噌のコクに白味噌の甘味が合わさり、今までに無い味噌味スープになっています。

 

 

 

 

エリンギと麺をいただきます。

エリンギの食感と麺の食感の違いが楽しめます。

エリンギ自体は淡白ながら炒め物などにも良く合うので、背脂やバターを使った味噌味スープと合っていて美味しいです。

 

 

 

 

チャーシューと麺をいただきます。

チャーシューの食感と麺の食感の違いも面白いです。

チャーシューの旨みとスープの旨みと麺の小麦の風味がとても良く合っています。

 

 

 

 

独創的なスープとそれに負けないツルモチ食感の麺が美味いです。

具材も含めたトータルのバランス感も素晴らしく、流石はラーメン登竜門第3位です。

このまま市販されても十分売れると思える位完成度が高いです。

 

 

 

 

ただ完成度が高いだけで無く、売れるのに必要な”惹き”も有ります。

「呉汁(ごじる)」にヒントを得た独創的なスープに、多加水でツルモチ食感の小麦香る麺、様々な食感を生み出す具材の数々。

そのどれを取っても”惹き”になり得る完成度です。

 

 

 

 

和田店主のとら食堂 福岡分店」は、連日大盛況だそうです。

一風堂」で店長から暖簾分け店の経営を任され、河原社長から「とら食堂 福岡分店」の経営を打診されるなど、実力は折り紙つきです。

新横浜ラーメン博物館でもその実力を遺憾無く発揮しています。

 

 

 

 

麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

大豆をすりつぶした「呉汁」が入っている事を感じさせず、サッパリ感が有りながら背脂やバターで厚みを出していて、今までに味わった事のない味噌味スープに仕上がっています。

味噌は旨味が強いだけに、味噌の味で塗り潰されてしまいがちですが、このスープは素材の味も感じられる繊細かつ大胆なスープです。

 

 

 

 

という訳で、完食。

ラーメン登竜門第3位で、2024年7月5日〜15日までの期間限定で新横浜ラーメン博物館にオープンした、「手打ち麺 あお井」さんでしたが、独創的なスープと白河ラーメンの手法で打った手打ち麺が美味い一杯でした。

郷土料理「呉汁(ごじる)」にヒントを得て、すり潰した大豆と白味噌と赤味噌をブレンドしたスープは背脂やバターで生臭さを抑えて味に厚みを加えています。

うどんスナック松ト麦」店主の「井上こん」さんがオススメするだけあって、白河ラーメンの手法で打った手打ち麺も素晴らしい出来栄えでした。

豚肩ロースのチャーシューや小さめのメンマ、エリンギ、水菜と食感の違う具材を使って食感の違いを楽しめる様になっています。

全体的なバランスも非常に良くて、売れるラーメンに必要な”惹き”もちゃんと有って、物凄く良く出来た一杯です。

 

何らかの形で、また出店して貰えると嬉しいです。

 

 

 

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