どうも、Mormorです!
今日は銀座 風見さんに行って来ました。
ここは先日訪れた、銀座 篝 本店の隣に有ります。
実は朧月さんに行こうと思っていたのですが、何と朧月さんは6/3〜6/6までの間臨時休業。
6/7から営業との事で見事にアウト。
道理で店の前に居た外人さん達が一斉に諦めて移動した訳だ・・・
と言う訳で、急遽銀座 篝 本店近くの銀座 風見さんへ。
店の外のメニュー。
5つのメニューがあります。
食べログで調べたら、「酒粕濃厚そば」が一番人気らしいです。
値上げのお知らせが貼ってありました。
以前の値段を知らなかったので食べログを見てみたら、5月前半までは酒粕濃厚そば/つけそばが¥1,000で、塩そば/醤油そばが¥980だった様です。
酒粕濃厚かけそばは新メニューの様です。
「今日の気まぐれごはん」は「鶏ももと夏野菜のマサラ風ご飯」の様です。
「ごはん」と「ご飯」の違いは何だろう?
店外待ち2名が食券を買いに行って、戻って来て並んでいました。
続いて食券を買う様指示されたので、店内に入って「酒粕濃厚つけそば」の食券を購入しました。
先客が2名だったので、先に店内に通されました。
最近多い、お盆にタンブラーの水とレンゲが載っています。
ラーメン屋と言うより寿司屋か割烹の様な店内。
厨房内のお店の方も和食の料理人の様な感じです。
白木のカウンターに白木の椅子、そして欄間も白木です。
湯河原の飯田商店やお隣の銀座 篝本店、同じく銀座の八五、巣鴨のJapanese Soba Noodles 蔦、新宿御苑のSOBA HOUSE 金色不如帰、小田急相模原のSagamihara 欅なども近い雰囲気を持っています。
恒例の卓上チェック。
お酢は京都の村山酢造製の千鳥酢。料亭などで使われるお酢です。
粉山椒と一味は京都祇園の原了郭製のもの。
ペッパーミルにはブラックペッパーが入っています。
蓋の付いた容器は何が入っているかと言うと・・・
こちらは青唐辛子味噌。
もう一つは刻み甘酢生姜。
甘酒に生姜を入れるので、「酒粕濃厚つけそば」にも合いそうです。
まず最初にトッピングが出て来ました。
器も良い感じの器ですね。
トッピングのアップ。
豚の肩ロースのコンフィ、豚バラ肉のロースト、炙り栃尾揚げ、小松菜、海苔、味玉半分が載っています。
盛り付けも綺麗です。
スープのアップ。
見るからに濃厚なスープに三つ葉が載っています。
酒粕の香りがします。
麺のアップ。
麺は京都の老舗製麺所の麺屋棣鄂の麺だそうで、「むぎとオリーブ」の麺と同じ製麺所のものです。
太麺でほぼ正方形に近い断面の麺は色が濃い目です。
まずは麺だけを一本だけ食べてみます。
太麺の麺は非常にコシが強く、ツルモチ食感で小麦の味が濃い麺です。
この麺に塩だけでも食べられそうな美味い麺です。
続いてスープにつけて食べてみます。
まずは麺をリフトアップ。
太麺なので重量感があります。
スープに半分ほど浸して頂きます。
一口食べてみると、酒粕の味と風味が口中に広がります。
非常に濃厚で味も濃いのですが、それを上回って酒粕の味と風味が来ます。
なんとなく味噌っぽい味で、正直好き嫌いが分かれそうな味です。
太麺の麺はツルツルした食感で非常にコシが強く、噛んでみるとモチモチ食感です。
濃厚スープは味が濃いのでこの位の太麺の方が合いそうです。
豚ロースのコンフィ。
低温調理でピンク色をしています。
しっとりした食感でそのまま食べても美味しそうですが、少しスープに浸けて食べてみると、それも美味しいです。
豚バラ肉のロースト。
コンフィと違って火が通っているせいか、脂身は多いもののしつこさは皆無です。
こちらもそのまま食べても美味しそうですが、少しスープに浸けて食べてみました。
しっとりとしたコンフィに対して、少し固めですがしっかり肉を食べている感があります。
スープの中にも角切りのチャーシューが入っています。
こちらは柔らかく煮られていて、口の中でホロホロ崩れます。
炙った栃尾揚げ。
恥ずかしながら栃尾揚げと言うものを良く知らなかったのですが、栃尾揚げの老舗である佐藤豆腐店によれば”栃尾の「栃尾あぶらげ」は、通常の油揚げの約3倍、長さ20cm・幅6cm・厚さ3cmという巨大なもので、あまりの大きさに厚揚げと見間違う人もいる”と言うもので、私も初めて見た時はてっきり厚揚げだと思っていました。
低温鍋と高温鍋で1回ずつ揚げているそうで、“直火で焼き適当な大きさに切り、醤油、七味唐辛子で熱いうちに食べる(しょうが醤油もおいしいです。)と美味しい”との事。
赤坂の「赤坂麺処 友」の限定麺「淡麗あごだし中華そば」にも炙った揚げが載っていましたが、香ばしくて美味しかったです。
こちらの炙った栃尾揚げは、薄く切ってあって食べやすく、スープの味にも合っている気がします。
小松菜はスープの味に良く合います。
濃厚な鶏と豚の白湯スープに酒粕が入っているので味噌っぽい味なのですが、そのスープに小松菜は良く合います。
大きめの海苔。
家系ラーメンの海苔の様に厚手でしっかりとした海苔で、スープに浸して麺を包んで頂きました。
濃厚酒粕入りスープには海苔も合う様です。
卓上の刻み甘酢生姜を投入してみました。
生姜の風味で少しサッパリする事を期待。
麺を浸して食べてみると、大分酒粕感が薄らぎました。
同時に鶏白湯+豚白湯スープの旨味や牡蠣の旨味が感じられる様になりました。
当初は酒粕が強すぎてなんだか味噌っぽい味に感じましたが、酒粕に慣れたのと生姜のお陰でスープ本来の味が感じられる様になって来ました。
半分入っている味玉。
黄身が半分位半熟の絶妙な茹で加減です。
スープに浸して食べましたが、濃厚なスープの味が卵でマイルドになり、美味しいです。
スープ割りで割ってもらったスープ。
少し色が薄くなりました。
レンゲでスープを掬って一口飲んでみます。
出汁の魚介の香りが広がります。
薄まった事で飲みやすくなり、魚介出汁が追加されて動物系+貝出汁+節系の味になり、旨さが増した気がします。
と言う訳で完食。
最初は酒粕が強すぎて、味噌っぽい味に感じましたが、酒粕に慣れたのと生姜のお陰でスープ本来の味が感じられる様になると、隠れていた鶏白湯+豚白湯スープと牡蠣の出汁が感じられる様になり、スープ割りで魚介出汁が追加されると更に魚介系の味が明確に感じられました。
このスープは好き嫌いが分かれるかもしれませんが、酒粕に慣れる後半に本来の味が顔を出すタイプのスープです。
そして麺屋棣鄂の太麺が絶品で、この美味い麺とスープが合わさると旨さが倍増します。
しかしこうなってくると酒粕入りではないスープの方に俄然興味が湧いて来ます。
「塩そば 白」や「醤油そば 黒」は一体どんな味なのか?
これはまた再訪確定のお店ですね。