どうも、Mormorです!
今日はTwitterで2月26日を以って田中店主が引退との情報を入手したので、「煮干し鰮らーめん 圓 八王子本店」に行って来ました。
田中店主は以前、町田で「勇次」というお店を出していて、行きたいと思っている内に八王子に移転して「圓」をオープンしました。
町田にも「圓」の支店が出来て、そちらには結構通いましたが、残念ながら閉店してしまいました。
八王子の本店は、来よう来ようと思ってまだ来た事が無かったのですが、田中店主の引退と聞いて、訪問しました。
こちらがTwitterのお知らせ。
友人の方に店を譲って引退するそうで、2月26日(水)はスープ終了で閉店、3月1日から新たな店主の下で営業開始との事。
お店の看板の上に張り紙がありました。
Twitterの写真の張り紙です。
拡大したのがこちら。
田中店主の引退は寂しいですが、お店自体は存続するので、食べられなくなる訳では無い様です。
薄口醤油味か濃口醤油味か、塩味か、迷いましたが、ここは一番オーソドックスな薄口醤油味にする事にしました。
折角なので「特製煮干らーめん薄口醤油味」にしました。
食券を買ったら、店員さんに渡して券売機裏の待合スペースで待ちます。
店内はカウンター7席のみです。
カウンターの一番左端に案内されました。
以前、町田店が有った時にオープンの1週間位田中店主が居る時が有り、その時にお顔は拝見していますが、今日はいらっしゃいませんでした。
今日はお若い方2名でした。
卓上調味料は胡椒のみ。
水はセルフですが、最初の1杯は店員さんが出してくれます。
カウンターの下の説明書き。
九十九里産片口鰯を中心とした煮干を使用したスープに、北海道産「春よ恋」を使用した自家製麺、そしてオーブンを使用して作った国産豚のチャーシューです。
製麺室の脇に、「八王子お店大賞」の盾が飾ってありました。
元は電話台だった様ですが、丁度良く収まっています。
待つ事7〜8分で、「特製煮干らーめん薄口醤油味」が到着。
綺麗なビジュアルです。
まずはスープから。
一口飲んでみて、「あー、これこれ!」と「圓」の味を思い出しました。
「薄口醤油味」と言う名前なので薄口醤油を使用していると思いますが、醤油はあまり主張せず、煮干の味が苦味まで含めて広がって来ます。
ギリギリエグ味を出さない、絶妙なバランス感で成立しているスープ、確かにこの味だったと思い出しました。
一応、町田店が有った頃に、薄口醤油味、濃口醤油味、塩味、つけ麺と一通り食べた事が有りますが、やっぱり基本の味が一番旨いです。
麺は自家製麺の中細麺。
茹で加減はジャストで、歯応えも有りコシが有って小麦の旨味を味わえる麺です。
良く見るとツブツブが見えるので、全粒粉もしくはフスマを練り込んでいる様です。
オーブンで焼いたチャーシュー。
周囲は香ばしく、中はしっとりとしたチャーシューで、とても旨いです。
以前、町田店の頃はもっとゴツいチャーシューだった気がしますが、肉の部位も調理方法もあの頃とは違う様です。
材木メンマ。
色は薄めですが、味はしっかりついています。
サクサク食感で歯応えを楽しめます。
味玉。
中まで色が付いていて驚きましたが、味はそこまで濃くはありません。
黄身が半分ほど半熟で、まろやかな旨さの味玉です。
と言う訳で、完食。
「圓」のラーメンは久しぶりに食べましたが、今流行りのセメント系煮干スープが出て来るまでは、驚く程濃い煮干の味と、ギリギリエグ味が出ない所で成立しているスープに驚愕した覚えが有ります。
今となってはこれより濃厚なスープは沢山有りますが、清湯系のスープでここまで攻めた味のスープは少ないと思います。
丼の中に綺麗に調和したスープと麺と具材、どれ一つ取っても抜かりなく仕上がっており、超一級の仕事だと思います。
「今まで長い間ご苦労様でした」と田中店主に感謝しながらお店を後にしました。
新生「圓」も楽しみにしています。