どうも、Mormor(もるもる)です!
今日はTwitter情報で、原材料価格の高騰で「スタミナホルモン麺 すたほる」としてリニューアルされると言う事で、最後の「煮干中華 余韻」さんに行って来ました。
煮干の価格が落ち着くまでと言う事ですが、昨今のコスト爆増は大きなインパクトになった様です。
Twitterに投稿された、リニューアルのお知らせの写真。
煮干しの価格高騰で、そのまま価格転嫁する事も難しく、敢えて量を減らしたりクオリティを下げる事を潔しとせず、発想を変えて別のタイプのラーメンにすると言うスタンスは凄いと思います。
Twitterの告知。
リニューアルオープンは10月上旬と言う事で、「煮干中華 余韻」が無くなるのは残念ですが、「スタミナホルモン麺 すたほる」も楽しみです。
「煮干中華 余韻」としての営業の、自分が食べに行ける最後の日。
恐らく、次に行く時は「スタミナホルモン麺 すたほる」になっている事でしょう。
まずは入口左手の券売機で食券を購入します。
最後に選んだのは「にぼしつけ麺」¥900。
開店当初は「凝縮煮干し」のみで、煮干し+鶏白湯スープでしたが、その後ラーメンはアッサリ系の「ダシにぼしそば」に変わりました。
「つけ麺」は創業当初の「凝縮煮干し」に近いスープで、個人的にはコチラの方が唯一無二感が有るので、最後の一杯は「にぼしつけ麺」にしました。
暫く来ない間に卓上調味料が増えていました。
開店当初はブラックペッパーのみでしたが、一味唐辛子が増え、更にゆず七味も加わった様です。
そして「自家製梅酢」も加わった様です。
これは多分鶏白湯の入った「つけ麺」に合いそうです。
厨房の壁に卓上調味料についての説明が有りました。
これも以前は無かったものです。
待つ事10分程で、「にぼしつけ麺」が着丼。
以前有った「凝縮煮干しつけ麺」と比較してスープが濃厚になっている様に見えるのと、チャーシューが豚肩ロースのレアチャーシューだったのが豚バラレアチャーシューに変わっています。
また、麺が中細麺→中太麺になっています。
菅野製麺製の中太麺
2022年3月に「にぼしつけ麺」にリニューアルされた際に平打ちの中太麺に変わっています。
スープが濃厚になった分、麺の方もパンチをだしていてバランスを取っています。
スープに浸していただきます。
見た目はセメント系っぽい感じですが、鶏白湯スープで後味がマイルドでコクの有る味になり、煮干しスープのある種の到達点の様な味です。
個人的には濃厚煮干し+鶏白湯のスープはオンリーワンの味で、「煮干中華 余韻」さんらしい味だと思っています。
大きな豚バラ巻チャーシュー。
レアっぽいチャーシューです。
ちなみに「にぼしつけ麺」にリニューアルされた当初はバラチャーシューでは無かったと思いますが、試行錯誤の結果コレに落ち着いた様です。
穂先メンマ。
一般的には淡麗系のスープに合う穂先メンマですが、「にぼしつけ麺」は濃厚スープながらスッキリとした味なので、良く合います。
カイワレ。
「にぼしつけ麺」にリニューアルされた当初はカイワレでは無く三つ葉でした。
濃厚になったスープにカイワレの爽やかな辛さが良く合います。
白髪ネギ。
これも「にぼしつけ麺」にリニューアルされた当初には無かった薬味です。
ネギの辛味が濃厚なスープに良く合います。
白髪ネギを絡めて麺をいただきます。
濃厚な煮干しスープに白髪ネギが良く合います。
中太麺にも白髪ネギの辛味がマッチしています。
穂先メンマと麺をいただきます。
一般的には淡麗系のスープに合う穂先メンマですが、見た目よりサッパリしているので、思いの外良く合います。
これだけ煮干しをふんだんに使用したスープで、これだけ食べ易くて後味が心地良いスープも珍しいです。
煮干のスープは数有れど、これだけ旨さとコクを併せ持ったスープは他に無いと思います。
温度が下がっても旨さが変わらないのもこのスープの特徴です。
食べ始めから終盤まで美味しく食べられると言うのがこのスープの美点です。
モチっと食感の中太麺も旨さに大きく貢献しています。
小麦の風味がする麺で、このスープにとても良く合います。
麺と具を食べ終えて、スープ割りをお願いします。
このままだとちょっと濃過ぎですが、煮干スープで割るととても美味しいです。
煮干スープで割ったスープを味わいます。
煮干の旨味に鶏白湯スープのコクと旨味が加わって、マイルドで旨味の有るスープですが、煮干スープで割ると濃厚さが少し薄れてよりサッパリとした味になります。
ゆず七味で味変してみました。
「にぼしつけ麺」の濃厚スープにはゆず七味が良く合います。
と言う訳で、完飲&完食です。
「煮干中華 余韻」さんの「にぼしつけ麺」でしたが、有終の美を飾るに相応しい一杯でした。
煮干しをふんだんに使用したスープは鶏白湯スープと合わせる事で更なる旨味とコクを出しており、他には無い唯一無二の味だったと思います。
「スタミナホルモン麺 すたほる」になると言う事ですが、「貝ガラ屋」や「煮干中華 余韻」と人気店を育てて来た永山店主なら、また新しい旨さを提供してくれると思います。
この味を味わえなくなると思うととても残念ですが、煮干し価格が落ち着いたら復活も有り得ると言う事なので、期待して待ちましょう。