どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は新年限定の「醤油そば」黒/白が提供されるとの事で、小田急相模原の「麺処 宥乃」さんに行って来ました。
今年は年初に家族が次々とCovid-19に罹ってしまい、2週間程外に出る事が出来ませんでした。
入口の黒板にも「『醤油そば』黒or白」とあります。
「煮干しらーめん」の白はお休みの様です。
こちらは注文制なので、「醤油そば(黒)」をオーダーしました。
待つ事10分程で、「醤油そば(黒)」が着丼。
ビジュアル的にも旨そうです。
まずはスープから。
「これまでのラーメンが引き算とすると掛け算の「醤油そば 黒/白」との事で、重ね合わせた味が特色です。
「生揚げ醤油」の様な酸味と香ばしさの有る醤油の風味が前面に出ています。
麺は中太ストレート。
中根製麺製の麺は、しなやかな中にもコシの有る茹で上がりで、小麦の風味が旨いです。
大きなチャーシュー。
モモ肉辺りでしょうか?
ややレア目でしっとり感の有る美味しいチャーシューです。
こちらはバラ巻きチャーシュー。
脂の甘みの有るチャーシューは、とても柔らかくて美味しいです。
穂先メンマ。
淡麗系のスープに良く合う穂先メンマ。
このスープにも良く合います。
綺麗に刻まれた葱。
「葱の刻み方が綺麗なお店は旨い」と言う自分の法則にも合致しています。
穂先メンマと麺をいただきます。
酸味と香ばしさの有る醤油味スープがとても良く合います。
葱と麺をいただきます。
葱の風味が醤油味スープにとても良く合います。
しなやかな茹で加減の中太麺がスープと良く合っています。
麺の茹で加減でスープとの相性もかなり変わります。
重ね合わせた味を楽しめるスープです。
引き算で研ぎ澄ましていくやり方も有れば、旨味を重ね合わせて味を作るやり方も有ります。
前者が「鶏と水系」スープだとしたら、後者は「JSN蔦」やその源流である「七重の味の店めじろ」がそれです。
スープと麺のバランス感がとても良いです。
普通の淡麗系のスープなら中太麺にはちょっと負けそうですが、このスープの多層的な味が中太麺にピタリと合っています。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
ベースの比内地鶏スープと魚介出汁、乾物に数種の醤油を合わせたスープ。
「鶏と水系」のレギュラーメニューの「比内地鶏(黒)」とは一味も二味も違うスープです。
と言う訳で、完飲&完食です。
「麺処 宥乃」さんの「醤油そば(黒)」でしたが、レギュラーメニューの「比内地鶏(黒)」の「鶏と水系」スープとは異なるアプローチの一杯でした。
削ぎ落とした味の「鶏と水系」スープに対して、重ね合わせていく重層的な旨味のスープは、要素が多い分難しいと思いますが、ちゃんと「麺処 宥乃」さんらしい味にまとめている辺りが凄いです。
そしてスープだけで無く、麺と合わせた際のバランスもしっかり取れています。
中太麺を使いながら、しなやかな食感になる様に茹でているので、なめらかな食感と小麦の風味がしっかり有って、スープとのバランス感がとても良い一杯になっています。
モモ肉のレアチャーシューとバラ肉のチャーシュー、穂先メンマ、葱というシンプルな具材もこのスープに良く合っていて、トータルのバランス感もとても上手く仕上がっています。
研究熱心な店主の岩本さんの自信作との事で、今後のレギュラーメニューや限定麺に生かされて行くものと思われます。