どうも、Mormor（もるもる）です！
BMWのセールスからのお誘いで、BMW XM（G09）に試乗して来ました。
BMW XM（G09）はメルセデスのGLS63AMGやランボルギーニ・ウルス、アストンマーチンDBXなどの「ハイエンドSUV」としてBMWが開発したモデルで、伝説の「BMW M1」以来2台目の「M」専用モデルです。
4.4LのV8ツインターボエンジンだけでも489PS／650Nmを発生しますが、8ATに内蔵された197PS／280Nmのモーターと合わせてシステム出力653PS／800Nmを発揮するバケモノSUVです。
600PSオーバーに800Nmのトルクと言えば、「湾岸MidNight」の「悪魔のZ」並みで、一昔前の「湾岸マシン」並みのパワー＆トルクです。
「M」専用モデルだからか、リアのBMWエンブレムが有りません。
代わりにリアガラスの上部左右にBMWマークが入っています。
リアハッチ上には「X///M」のエンブレムのみです。
左右4本出しのテールパイプが凄みを出しています。
全長5110mm×全幅2005mm×全高1755mmと言う大柄なボディ。
BMWのSAV（Sports Active Vehicle）最大のX7のシャシーに低いルーフを合わせ、最新のMモデル同様のブラックアウトされたキドニーグリルです。
巨大なホイールは23inch。
フロントが275/35R23の巨大＆極薄タイヤです。
653PS／800Nmの大パワー＆トルクに合わせて、ブレーキローターも巨大です。
リアホイールも23inch。
タイヤは何と315/30R23とこれまたスーパーカーサイズです。
キーは最近のBMWモデル同様、縦に割れて物理キーが出て来るタイプ。
ドアロック以外のボタンはサイドに配置されています。
Mモデルなので、3色のカラーが入っています。
Bowers & Wilkins （バウワース アンド ウィルキンス）製のスピーカーが内蔵されたドア。
スイッチ類は最新のBMWと同様です。
但し通常リアゲートのスイッチが有る場所にフューエルリッドオープナースイッチが付いています。
内燃機関のクルマやBEVには無い（ドアロックと連動）のですが、PHEVにはフューエルリッドオープナースイッチが付いています。
ステアリングもインパネ周りも最新のBMWのデザイン言語で統一されています。
Mモデルらしく、パドルの手前に赤い「M」スイッチが付いていて、アクセルレスポンス、シフト制御、サスペンション設定、エキゾーストなどの任意のドライブ設定を記憶させて呼び出す事が出来ます。
New X1（U11）同様にアラウンドビューモニターは標準装備されています。
その為に前後左右合わせて5個のカメラが付いており、BMWアプリの機能でドラレコ代わりにも出来るそうですが、記録容量の関係で衝撃検知の前後しか記録されないので、煽り運転の様な場合は記録されないのだそうです。
コンソール周りも見慣れた最近のBMWモデルとほぼ同様です。
ただエンジンレスポンス、サスペエンションセッティング、エキゾーストサウンド、ハイブリッドシステムなどの設定が付いているのが違いです。
ちなみに「エキゾーストサウンド」で「BMWアイコニックサウンド」をONにすると、モーター走行中でもV8の野太いサウンドがアクセルに連動するので、モーター走行とエンジン走行の切替えが分からない位です。
走りの方は、一般道では1/5位しかアクセルを踏めません。
走り出しはモーターのトルクでグイッと前に出て、右足に力を込めると恐らく2.5tは有る巨体が重さが無くなったかの様に猛然と加速します。
4.4LのV8ツインターボは全くターボラグが無く、分厚いトルクで重さを感じさせません。
このエンジンはM6にも搭載されていて、以前富士スピードウェイで全開走行した事が有りますが、コントロールタワー手前で250km/hのリミッターが効く程の加速力でした。
8ATは非常に滑らかで、基本的に乗り心地も悪く有りませんが、流石に23inchホイールで30/35と言う超扁平極薄タイヤなので、段差や継ぎ目ではかなり突き上げが来ます。
2000万円以上するスーパーSUVで「M」専用モデルなので、あまり乗り心地は関係無いのかもしれませんが、個人的にはちょっと気になりました。
基本的にはBMWらしい抑制の効いた足廻りで、フラットライドな乗り心地とスポーツ性能を併せ持っています。
あくまでも、興味本位での試乗でしたが、滅多に見られないスーパーSUVに乗れて面白かったです。
ちなみにウチのBMW X1（F48）は奥様のクルマで、私のものでは無いのですが…（爆）
