どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は人形町の「生駒軒」さんに行って来ました。
先日伺った、神田和泉町の「生駒軒」さんの源流のお店で、「生駒軒」の始祖だそうです。
奥のテーブル席に案内されました。
こちらはテーブル席のみで2人掛け×1、4人掛け×3、6人掛け×1の20席です。
こちらは注文制なので、メニューを見て注文します。
先日伺った、神田和泉町の「生駒軒」さんよりも少しだけ今風のメニューです。
メニュー構成もほぼ同じですが、神田和泉町に有って人形町に無いもの、逆に人形町にしか無いメニューも有ります。
定食のメニューが壁に有るのも神田和泉町と同じ。
ただ神田和泉町は手書きですが、こちらは印刷されてパウチに入っている分、少しだけ今風です。
と言う訳で「ラーメン半チャーハンセット」¥800にしました。
待つ事10分程で「ラーメン半チャーハンセット」が到着。
チャーシューがやや大きい位で、神田和泉町の「生駒軒」さんととても良く似たビジュアルです。
流石は暖簾分けの元になった店舗だけの事は有ります。
トッピングはチャーシュー、ワカメ、メンマで、神田和泉町と全く同じです。
スープの色もほぼ一緒です。
まずはスープから。
淡い色は神田和泉町と同じですが、味はもっとしっかり付いていて、同じ方向性ながら和風ラーメンっぽい味だった神田和泉町と違っています。
麺は神田和泉町と同じく黄色い中細ストレート麺。
茹で加減もほぼ一緒で、「中華そば」っぽいツルシコ食感と味の麺です。
煮豚系のチャーシュー。
神田和泉町は豚バラでしたが、こちらは肩ロースっぽい部位です。
大きさも倍以上有って食べ応えが有ります。
大きめのメンマ。
神田和泉町は小ぶりなメンマでしたが、こちらは大きめのメンマです。
肉厚なワカメ。
これは両店舗とも同じ位肉厚で美味しいワカメを使用しています。
メンマと麺をいただきます。
大きめのメンマと黄色いツルシコ食感の麺が良く合います。
半チャーハン。
色が薄いのは神田和泉町とほぼ一緒ですが、決定的な違いは具材。
神田和泉町はハムと卵とネギですが、こちらは卵とネギのみ。
しかし味付けが神田和泉町よりハッキリしているので思いの外不満は有りません。
ワカメと麺をいただきます。
肉厚のワカメと麺が美味いです。
方向性は同じなのに、味が濃いめなだけでスープの印象も全く変わって来ます。
卓上の胡椒で味変します。
ホワイトペッパーとブラックペッパーのミックスの様です。
醤油味スープに胡椒が良く合います。
やっぱり「中華そば」には胡椒が欠かせません。
ネギと卵だけのシンプルを極めたチャーハン。
コレだけで何でこんなに美味いのか?
魔法の様なチャーハンです。
メンマとワカメと麺をいただきます。
それぞれの味と食感が渾然一体となって、至福の「中華そば」です。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
シンプルな鶏豚ベースの醤油味スープですが、絶妙な加減で美味しいです。
しかし「町中華」のラーメンの醤油って、どうしてこの味になるのかと思う程良く似ています。
と言う訳で、完食。
神田和泉町もそうでしたが、思いの外ラーメンがボリュームが有って、半チャーハンも有るのでスープまでは完飲出来ませんでした…。
「生駒軒」の総本山、人形町の「生駒軒」さんの「ラーメン半チャーハンセット」でしたが、まさに「ザ・町中華」と言う感じでした。
おなじ具材を用いていても、神田和泉町の方は淡い味わいで和風ラーメンの様な感じですが、人形町の「生駒軒」さんは少し味が濃いめでしっかりとした味付けなので、より「中華そば」感が有ります。
チャーハンもほぼ同じ…かと思ったらコチラのチャーハンはハムが入っていなくて卵とネギだけの超シンプルチャーハンでした。
しかし卵とネギだけでどうしてこんなに美味いのかと思う程美味くて、アッと言う間に食べてしまいました。
人形町の「生駒軒」さんは神田和泉町の「生駒軒」さんに比べて味がハッキリしているのが特徴ですが、恐らく54年同じ方が厨房に立っている神田和泉町の「生駒軒」さんの方がオリジナルに近いのではないかと推測しています。
人形町の「生駒軒」さんは多分代替わりしていると思われ、同じ方向性ながらハッキリした味になったものと思われます。
同じ「生駒軒」でもそれぞれに個性が有り、またその店にしか無いメニューも有ったりして、やっぱり「町中華」巡りはやめられません。







