東急蒲田「ミカド製麺直売所」の「もりそばと鶏南蛮ミニカレーのセット」

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どうも、Mormor(もるもる)です!

 

東急蒲田の「釜玉中華そば ナポレオン軒 東急蒲田店」が「ミカド製麺直売所」にリニューアルオープンしたとの事で、遅ればせながら行って来ました。

赤い看板で、「中華そば」「もりそば」と来たら、現在都内15店舗を数える「ちゃん系」を彷彿とさせます。

小宮さんのお店は「ナポレオン軒」→「ミカド製麺直売所」と「皇帝系」でしょうか?

株式会社凪スピリッツジャパン」の生田さんの「ちゃん系」に対して、「ニッポン元気モリモリ株式会社」の小宮さんの「ミカド製麺直売所」も「シン中華そば」っぽい感じです。
(「シン」は新・真どちらの意味も含む)

 

 

 

 

シンプルなメニュー構成も「ちゃん系」を彷彿とさせます。

ミカド=三角だから△なのでしょうか?

「ちゃん系」の看板は◯にひらがなのお店が多いですが、◯に対して△と言うのはちょっと穿ち過ぎでしょうか?

もしそうだったら、小宮さん流の遊び心かも知れません。

 

 

 

 

券売機は「釜玉中華そば ナポレオン軒 東急蒲田店」時代と同じ様です。

もちろんメニューは変更されています。

折角なので「もりそばと鶏南蛮ミニカレーのセット」にしてみました。

 

 

 

 

厨房とカウンターは配置こそ変わっていませんが、真っ赤になって暖簾が下がっています。

これだけでも大分イメージが変わります。

今までのノウハウが豊富だからなのでしょう、ツボを心得た改装です。

 

 

 

 

釜玉中華そば ナポレオン軒 東急蒲田店」時代は穴が開いていて割り箸を入れる場所によって評価出来る様になっていたカウンターは、一般的なものに改められています。

カウンターにはLINE公式アカウントのお友達登録の特典や、「もりそば」のスープ割や湯切りに関する説明が貼られています。

「派手に湯切りする事を禁止しております」は最近のトレンドかも知れません。

「湯切りは静かに20秒程度」と言うのが定説になりつつ有り、「まぜそば」などでタレの絡みが良い様に意図的に傷を付ける以外は派手な湯切りは無くなりつつ有ります。

 

 

 

 

待つ事10分少々で、「もりそばと鶏南蛮ミニカレーのセット」が到着。

名前は同じ「もりそば」でも、「ちゃん系」とは全く異なるビジュアルです。

どちらかと言うと「東池袋大勝軒系」っぽいビジュアルです。

 

 

 

 

ミカド製麺直売所」だけあって、製麺所を併設しているので当然自家製麺です。

中太のストレート麺は加水率高めのツルシコ麺の様です。

敢えて細めに仕上げる事で、ノスラーっぽい感じを出しているのでしょうか?

 

 

 

 

スープに浸していただきます。

色は濃いめながら、鶏豚スープの醤油味っぽい味で、方向性的には「ちゃん系」に似ています。

しかし「ちゃん系」より節系の出汁や乾物を強く感じるスープで、「中華そば つけそば 伊蔵八本店」を彷彿とさせる味です。

 

 

 

 

大きなチャーシュー。

煮豚系ながら薄手でかなり大きめのチャーシューです。

チャーシュー巻き麺が出来るなど、長所も有ります。

 

 

 

 

材木メンマ。

かなり太めで長いメンマです。

パンチの有るスープならではですが、「ちゃん系」の細いメンマとは対極にある感じです。

 

 

 

 

ナルト。

ノスラー感満載ですが、「ちゃん系」の中華そば/もりそばには載っていません。

 

 

 

 

三角の海苔。

銀座の「萬福」さんや、下北沢の「珉亭」さんを彷彿とさせる、こちらもノスラー感有る具材です。

ミカド=三角だからでしょうか?

 

 

 

 

スープに浸して海苔巻き麺にしていただきます。

醤油味スープに海苔はやはり相性が良いです。

節系や乾物などの風味とも良く合います。

 

 

 

 

チャーシューで麺を巻いていただきます。

薄手のチャーシューならではの食べ方です。

麺・スープ・チャーシューを同時に味わえるので、バランス感が味わえます。

 

 

 

 

メンマと麺をいただきます。

打ちたての麺に節系や乾物の効いたスープ、そしてメンマの味と食感が良く合います。

麺とメンマの味と食感の違いが楽しめます。

 

 

 

 

「鶏南蛮ミニカレー」。

「鶏南蛮」と言う通り、お蕎麦屋さんの「鶏南蛮そば」の様な甘みとトロみの有るカレーで、「蕎麦屋のカレー」を甘くした様な感じです。

スパイシーなのに辛く無い、多くの人に受け入れられそうな味です。

どこか懐かしさを感じる味付けは、「中華そば」や「もりそば」に通じるものがあります。

 

 

 

 

薄手のチャーシューは沢山入っているので、チャーシュー巻きが楽しめます。

やや柔めの麺とチャーシューがとても良く合っていて美味しいです。

こちらのメニューには「チャーシュー麺」が無くトッピングにもチャーシューが無いので増せませんが、個人的にはこれだけ載っていれば十分に感じます。

 

 

 

 

チャーシューの火の通り方、味の加減も絶妙です。

奇を衒わず、王道の作り方で何処まで「らしさ」を作れるのか?
とても高度な課題にチャレンジしている感が有ります。

 

 

 

 

麺と具を食べ終えて、スープ割をお願いしました。

割スープは節系や乾物系の様で、より「中華そば つけそば 伊蔵八本店」っぽい味になります。

特に乾物系を強く感じるので、余計にそう感じるのかも知れません。

 

 

 

 

と言う訳で、完食。

流石に麺量が多めのつけ麺+ミニカレーだとスープまでは完飲出来ませんでした。

ミカド製麺直売所」の「もりそばと鶏南蛮ミニカレーのセット」でしたが、想像以上にオリジナリティを感じる品々でした。

「ちゃん系」っぽいのかと思いましたが、節系・乾物系を効かせたスープも、醤油タレも全然違い、むしろ「懐かしの中華そば」っぽさはこちらの方が有る気がします。

薄切りの大きなチャーシューも敢えての煮豚系で、メンマも細切りでは無くオーソドックスなのも「懐かしの中華そば」っぽいです。

ナルトや三角に切った海苔(ミカド=三角だから?)もノスタルジーを感じさせ、「懐かしの中華そば」らしさが有ります。

「鶏南蛮ミニカレー」もどこか懐かしさを感じる味付けで、「中華そば」や「もりそば」に通じるものがあります。

多くの層が支持する「懐かしの中華そば」は一つの形式と呼ばれるまでではありませんでした。

「ちゃん系」やコチラは、それを現代の技術で再定義した様な感じで、新たな「〜系」を作り出そうとしている様に見えます。

 

 

 

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