どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は「町田汁場 しおらーめん進化 本店」からリニューアルした「らぁめん 信(Shin)」さんに行って来ました。
「進化」の味は「町田汁場 しおらーめん 進化 町田駅前店」が継承し、「しおらーめん進化 2nd」では、太麺や鶏豚スープで新たな塩ラーメンを、そして「らぁめん 信(Shin)」は「より奥深い『塩』の世界を求める為」との事。
「らぁめん 信(Shin)」へのリニューアルは関口信太郎店主が「自身が『進化』する為に決めた」との事です。
自らの名前の1文字を取って「らぁめん 信(Shin)」と名付けたのには並々ならぬ思いが有るのだと思います。
今や塩ラーメンの第一人者となった関口信太郎店主がどんな一杯を作るのか、とても楽しみです。
記帳台が出ているので記帳して待ちます。
平日昼の13時過ぎだったせいか外待ちはほぼ無くて、割とすぐに案内されました。
土日だと、こうは行かないと思います。
入口左手の券売機で食券を購入します。
オープン直後と言う事で、白醤油系のメニューは準備中です。
「塩らぁめん」もしくは「塩つけ麺」が有ります。
初訪問なので「特塩らぁめん」と、「マグマ塩で食べる卵かけご飯」に、一緒に行った奥様は「味玉塩らぁめん」にしました。
券売機の奥には大きな水槽が設置されました。
この時はまだ水質を安定させている最中で何も入っていませんでしたが、今は綺麗な熱帯魚が入っている様です。
眺めているだけで癒されそうです。
テーブル席の奥の壁には、関口店主の塩コレクションが展示されています。
集めた300種以上の塩の中から、週替わりで10種が展示されています。
塩ソムリエにして塩ラーメン専門店を3店舗も経営している第一人者らしい展示です。
「らぁめん 信(Shin)」さんの箸袋は裏面に折り方が書いてあります。
上手に折れるとカッコイイ箸置きが出来上がります。
ラーメンを待つ間のヒマ潰しにピッタリです。
まぁまぁ上手く折れました。
一応カタチになっています。
ちなみに一緒に行った奥様は途中でココロが折れました(笑)。
待つ事10分程で、「特塩らぁめん」が到着。
やや濁った黄金色のスープにレアチャーシューと鶏チャーシュー、メンマ、味玉が載っています。
ほうれん草や小松菜の代わりにベイビーリーフが載っています。
まずはスープから。
「塩らぁめん」と言う名前からは想像出来ない位まろやかな味で、ベースの鶏と魚介系の出汁を感じるスープです。
まるで白醤油スープ並みの旨味が有りながら、ソリッド感の有るスープで、極めて高度な味のスープです。
自家製麺の細麺。
しなやかなで喉越しの良い食感と小麦の風味がスープととても良く合っています。
スープに合わせて麺を作る事が出来るのは本当に凄いです。
大きなレアチャーシュー。
“当店のチャーシューにつきまして、低温調理しておりますが温度管理は業務用低温調理器による調理、また保存状態も徹底しておりますので安心してお召し上がり下さい。”との事。
低温調理でもキチッと温度管理を行い、安心安全なものになっています。
モモと胸の2種の鶏チャーシュー。
流石は「特塩らぁめん」だけあって、チャーシューだけでも豚2種・鶏2種も入っています。
ベースのスープが鶏だけに、鶏チャーシューはスープと相性が良いです。
メンマ。
普通のメンマと違い、節の部分が有ります。
穂先メンマなら良く有りますが、穂先では無さそうなのでちょっと珍しいです。
ベイビーリーフと思われる葉物野菜。
ビート・水菜・スイスチャード辺りでしょうか?
海苔やほうれん草・小松菜辺りの葉物野菜の代わりに載っていて、彩と箸休め的な役割だと思われます。
ベイビーリーフと麺をいただきます。
ベイビーリーフだとやっぱりサラダっぽい感じになりますが、スープがまろやかながらしっかりとした味なので良い感じに合います。
食感的にも茹でたほうれん草や小松菜とは違っていて、面白いです。
メンマと麺をいただきます。
このメンマはちょっと面白い味と食感です。
穂先メンマと普通のメンマの合いの子の様な感じです。
「マグマ塩で食べる卵かけご飯」。
卵黄に掛かっているのが真っ赤な「マグマ塩」です。
この「マグマ塩」がまろやかな味の塩で、塩だけ舐めてみても美味しいです。
「マグマ塩」を拡大してみたところ。
かなり色が濃い事が分かります。
「ヒマラヤ岩塩」はピンク色ですが、それよりもずっと濃い色で、しかもミネラル分が多いのか、とてもまろやかです。
「マグマ塩」を掛けて良く混ぜてからいただきます。
鰹節の旨みと卵黄の濃厚な味も有りますが、決め手はやはり「マグマ塩」。
これだけまろやかで旨みのある塩は初めて味わいました。
正直欲しいと思いました。
豚モモ肉チャーシューと麺をいただきます。
薄手のチャーシューなので麺を包んでチャーシュー巻き麺が出来ます。
チャーシューの味付けももちろん塩味スープに合わせてあり、マッチングはバッチリです。
自家製麺の細麺も、スープにジャストフィットしています。
太さ、茹で加減、小麦の風味と食感の全てがこのスープに合う様に作られています。
啜り心地、喉越しも良く、スープが絡んだ時の味が絶妙です。
鶏胸肉チャーシューと麺をいただきます。
鶏胸肉チャーシューのお店は数あれど、個人的にはココの鶏胸肉が一番美味い気がします。
「町田汁場 しおらーめん進化 本店」時代の「塩つけ麺」のチャーシューも絶品でした。
チャーシュー巻き麺にしていただきます。
チャーシューも麺も、塩味スープのために作られているのでマッチングの良さが桁外れです。
塩と醤油のスープの両方を狙わず、塩に特化しているから出来る究極のコンビネーションです。
メンマと麺をいただきます。
このメンマ、穂先と普通のメンマの中間的な食感が美味いです。
個人的に柔らかさと味のバランスがとても好きです。
塩味玉。
味玉は塩と醤油の両方が有るお店では、多くが醤油ベースのタレに漬け込んで作っていると思います。
こちらはもちろん塩ダレに漬け込んである「塩味玉」です。
それだけに塩味スープとの相性は完璧です。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
白醤油スープ並みの旨味が有りながら、ソリッド感の有るスープは、淡麗を極めた「町田汁場 しおらーめん進化 本店」とも「しおらーめん進化 2nd」とも異なります。
「らぁめん 信(Shin)」ならではの圧倒的旨みとソリッド感は、他には無い塩味スープになっています。
ちなみに、レンゲが何処かで見たのと似ていると思ったら、「うずとかみなり」さんの有田焼の特注レンゲに似ています。
裏の刻印を確認してみると、どうやら同じ窯元のものの様です。
但し形状は異なっていて、それぞれのお店の個性があります。
と言う訳で、完飲&完食です。
「らぁめん 信(Shin)」さんの「特塩らぁめん」と「マグマ塩で食べる卵かけご飯」でしたが、どちらも至福の一品でした。
「特塩らぁめん」は「町田汁場 しおらーめん進化 本店」とも「しおらーめん進化 2nd」とも違う、芳醇な旨みと統一感の素晴らしいスープです。
麺も具材も塩味スープのために作られていて、一体感が桁外れです。
特製の具材は2種の豚と鶏のチャーシューで、ベイビーリーフが載っているのがイタリアンっぽくも有り、枠を超えた一杯になっています。
「マグマ塩で食べる卵かけご飯」は塩で食べさせるTKGとしては桁外れに旨く、塩自体にあれ程の旨みの有る塩を今まで味わった事が有りません。
流石は300種の塩コレクターで有り塩ソムリエでも有る関口店主だと思います。







