どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は淵野辺から相模原市中央区に移転した「中村麺三郎商店」さんに行って来ました。
FBラーメングループの「さがみはらーめん部」の会員10,000人達成記念イベントで「さがみはらーめんラリー2024」が開催されており、そのテーマが「幻の黒豚『天城黒豚』を使ったラーメン」との事。
相模原市内の4店舗が順番に『天城黒豚』を使ったラーメンを提供して行く事となり、そのトップバッターが「中村麺三郎商店」さんです。
ちなみに2番手は小田急相模原の「麺処 宥乃」さん、3番手は相模原市中央区の「麺でる 相模原店」さん、ラストを飾るのは相模大野の「クックら」さんです。
ちなみにスタンプカードが有って、スタンプを4店舗分集めると抽選で「さがみはらーめん部」の会員10,000人達成記念どんぶりが貰える様です。
券売機の「さがみはらーめん部」の会員10,000人達成記念ラーメン「天城黒豚と煮干しの中華そば」の説明。
スープは煮干しや貝柱、本枯節、昆布などを使用したアニマルオフのスープで、香味油に「天城黒豚」のロース脂を使用しているとの事。
チャーシューも「天城黒豚」のバラ肉を炭火で焼き上げたもの、麺は専用の自家製平打ち麺180gだそうです。
まずは券売機で食券を購入します。
「天城黒豚と煮干しの中華そば」は「限定B」のボタンです。
「天城黒豚」と言うテーマで、敢えてスープには使わずに香味油と具材に使用すると言うのはかなり挑戦的です。
着席して待つ事10分少々で「天城黒豚と煮干しの中華そば」が到着。
当たり前ですがビジュアル的には「煮干し中華そば」そのものです。
「天城黒豚」のバラ炭火焼きチャーシューの紅白のコントラストが美しいです。
まずはスープから。
紛れもなく煮干しスープですが、コレがアニマルオフとは説明書きが無かったら分からなかったかも知れません。
香味油だけとは思えない程「天城黒豚」のロース脂の旨みがスープから感じられます。
魚介系の香味油は、鯵煮干しの香味油が物凄く香ばしかったり、鯛煮干しの香味油が鯛の風味が凄かったり、海老の風味を移した香味油が物凄い海老感だったりと、確かに風味が良く出ます。
「天城黒豚」の脂の旨みは今までも何度か味わった事が有りますが、直接ではなく抽出した油の風味と旨みがこれ程とは知りませんでした。
なるほど、これなら「天城黒豚」と言うテーマで、敢えてスープには使わずに香味油と具材で使用した理由が分かります。
麺は専用の自家製平打ち麺。
確かにこれだけ味に厚みの有るスープだと、この位の幅の麺にしないと麺が負けてしまいそうです。
しなやかな食感でスープの絡み方も絶妙な上、小麦の風味も美味い素晴らしい仕上がりの麺です。
「天城黒豚」のバラ炭火焼きチャーシュー。
「天城黒豚」と言えば、その脂の旨みが普通の豚肉とはまるで違いますが、この炭火焼きチャーシューは肉の部分も普通の豚肉とはまるで違います。
炭火焼きチャーシューは香ばしさが先に来る事が多いですが、これは肉と脂の旨みが口中に広がり、その後で香ばしさが来ます。
今まで「天城黒豚」を食べた中で、これ程までに肉の旨みを感じたのは初めてかも知れません。
もちろん「天城黒豚」の肉は美味いのですが、脂の旨みが凄過ぎて全部持って行かれてしまう事が多かった様な気がします。
この炭火焼きチャーシューは「天城黒豚」の肉の旨みをしっかり感じる事が出来ます。
穂先メンマ。
こんなに濃厚なスープに…と思いましたが、良く考えたらアニマルオフのスープでした(汗)。
しかしスープの味の厚みが凄いので、材木メンマの様なタイプでも合いそうな気がします。
小松菜。
スープの味の厚みが凄いですが、やはりベースは魚介出汁と乾物のスープなので、ほうれん草より小松菜の方が合いそうです。
小松菜特有の風味が煮干しのスープと良く合っていて美味しいです。
ナルト。
コレが有るだけで「中華そば」っぽさが30%位アップします。
が、魚介の練り物だけに、これがラーメンスープにドンピシャに合います。
大きな海苔。
家系ラーメン並の大きさです。
厚手でしっかりとした海苔です。
メンマと麺をいただきます。
穂先メンマの柔らかな食感と麺のしなやかな食感が良く合います。
煮干しスープが適度に絡んで、とても美味しいです。
大きな海苔をスープに浸して麺を包んでいただきます。
大きな海苔だけに、麺を包んだ時のボリューム感が凄いです。
香ばしい海苔の風味が煮干しのスープととても良く合っていて美味しいです。
ナルトと麺をいただきます。
ナルトは只のビジュアル的な効果だけでなく、魚のすり身なので魚介出汁のスープととても良く合います。
そしてスープと適度に絡んだ麺とのコンビネーションもバッチリです。
「天城黒豚」のバラ炭火焼きチャーシューと麺をいただきます。
「天城黒豚」のバラ炭火焼きチャーシューの濃厚且つ蕩ける様な素晴らしい旨みと、自家製平打ちストレート麺の旨さがしっかりハマっています。
このチャーシューの旨さは「天城黒豚」のメニューの中でも特筆モノです。
刻み葱と麺をいただきます。
ネギの爽やかな風味が煮干しスープととても良く合います。
シャキシャキな食感も良い感じです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
煮干しメインの魚介+乾物系のスープと「天城黒豚」の脂のまろやかな旨みが絶妙にマッチしています。
それにしても本当に香味油の使い方が見事です。
と言う訳で、完飲&完食です。
「中村麺三郎商店」さんの「さがみはらーめんラリ−2024」の限定「天城黒豚と煮干しの中華そば」でしたが、「天城黒豚」を題材としつつ、敢えてスープに使用しない挑戦的な一杯でした。
煮干しと乾物をメインにしたアニマルオフのスープに「天城黒豚」のロース脂の香味油を合わせると言う凝った構成のスープは、まるで「天城黒豚」のロースの出汁が入っているかの様に味に厚みが有ります。
この一杯のための専用の自家製平打ち麺も、スープに良く合う絶妙な幅と厚さに加え、しなやかな食感と小麦の旨みが有ってとても美味しい麺です。
「天城黒豚」のバラ炭火焼きチャーシューも絶品で、「天城黒豚」の肉と脂の旨みを余す事無く引き出しています。
大きな海苔や穂先メンマ、小松菜などの具材もスープとの相性がとても良くて、トータルでのバランス感も素晴らしいです。
「さがみはらーめんラリ−2024」トップバッターとしていきなりホームラン級の旨さでした。







