どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は2024年10月10日から新宿の大久保公園で開催されている、「大つけ麺博日本一決定戦」に行って来ました。
第四部は10月31日(木)〜11月6日(水)と言う事で、火曜日に行きました。
今年は「大つけ麺博」の名前の通り、初心に返って「つけ麺」のみの出店となっています。
第一部、第二部、第三部とは全部入れ替えで、また別の10店舗になっています。
普段なかなか行く事が出来ないお店が出店しているのでありがたいです。
第四部はこの10店舗。
1日で全店回るのは不可能なので、この中から3店舗を選んで回る事にしました。
お友達には1日で6店舗食べると言う猛者も居ますが、自分の胃袋はキャパ的に2〜3杯なので、それ位が限界です。
第四部の3店舗目は高田馬場の「博多ラーメン でぶちゃん 高田馬場本店」さんへ。
今回ココだけは絶対に行きたいと思っていました。
何故なら「汁なしつけめん」と言う未開拓のジャンルへの挑戦を表明していたからです。
店主の甲斐さんに食券を渡すと、トッピングのおススメがありましたが、3連食目だったので泣く泣く断念しました。
「トッピング無しでも美味しくいただけますよ」と言っていただき、ホッとしました。
こういう心遣いはなかなか出来るものでは無いと思います。
割りスープは「うどんだし」との事。
麺を1/3程残すとラーメンぽく食べられるとの事。
甲斐さん曰く「タップリがオススメです」との事。
「汁なし背脂つけめん」。
スープの代わりにタレと背脂と言う、有りそうで無かった組み合わせで来ました。
タレと背脂は「まぜそば」なら有ったかもしれませんが、まさかの「つけ麺のつけダレ」にすると言う発想が凄いです。
更に凄いのはそのサービス精神で、チケットの半券をお手拭きと共に食べ方説明や投票方法の書いてある紙とホチキス留めで渡してくれる所。
チケットの半券を無くさずに済み、説明書で確実に投票出来る様にした上、お手拭きと食べ方説明まで有る至れり尽くせりの内容です。
ラーメンの新しいアイディア+ホスピタリティと言う見事な構成も素晴らしいです。
「新宿だるま製麺」謹製の中太麺。
背脂に浸していただくとなると、そのコッテリさに負けない様に極太麺などを想像してしまいますが、そこは敢えての中太麺です。
この麺だと浸し方に依って、どっぷり浸けてコッテリにするも良し、半分程浸して適度に楽しむも良しで、加減を選べます。
どっぷり行くとかなりコッテリになりそうなので、ココは1/3程浸して様子見します。
失敗だったのが、混ぜずに1/3程浸すと下のタレまで到達せずに背脂オンリーになってしまった事。
それでも背脂自体の味に辛味の無い唐辛子の風味で思いの外食べられます。
細切りのメンマ。
麺と太さを合わせる事で、口に入れた時の統一感と食感の違いを楽しめます。
同じ太さのものが違う食感と言う感覚が面白いです。
ほうれん草。
これも麺と太さが同じ位なので、口に入れた時の統一感と食感や味の違いを楽しめます。
麺の太さが敢えて中太麺な理由が分かる気がします。
ほうれん草と麺をいただきます。
確信犯的に同じ位の太さに揃える事で、統一感と食感の違い・味の違いを楽しめます。
先程の反省で、背脂とタレを良く混ぜてから浸したので、今度はちゃんとタレの味も味わえました。
メンマと麺をいただきます。
やはりタレと背脂をしっかり混ぜればある程度味が出ます。
その味が「博多ラーメン」のタレの様な味で、しかもかなり薄味に仕上げられています。
それは凄い自信の現れでも有り、敢えて直球勝負で背脂の甘味を最大限活かす方向なのでは無いかと思いました。
普通、背脂だったらかなり濃いめのパンチのある味にしてバランスを取ろうと考えるのでは無いかと思います。
麺にしてももっと極太のインパクトの有る麺にして、背脂が絡み過ぎない様にするのが普通な気がします。
そこを敢えて薄味のアッサリとしたタレにしている辺りに真摯な自信を感じます。
ほうれん草と麺をいただきます。
麺とほうれん草の太さを合わせてあるので、口に入れた時の統一感が有ります。
それでいて味と食感が違うので、面白いです。
メンマと麺をいただきます。
敢えて中太麺にして確信犯的に細切りメンマと同じ位の太さに揃える事で、統一感と食感の違い・味の違いを楽しめます。
敢えての中太麺と敢えて薄味のアッサリとしたタレで、背脂の旨さを最大限引き出せる様に考えられています。
麺と具をを1/3程残した所で、スープ割りしてみます。
「タップリがオススメです」との事なので、タップリ注ぎました。
「うどんだし」と書いてありましたが、いりこ出汁でしょうか?
スープ割りして普通の「つけ麺」っぽくいただきます。
優しい味のお出汁が背脂をとてもアッサリとした味にしてくれて、コレは美味いです。
元が背脂だけに味の厚みやコクはバッチリなので、そこに魚介系の旨みが入ると美味いです。
後半にスープ割する事で、背脂でクドくなって来た所でサッパリいただけて、これも非常に合理的です。
背脂もいりこ出汁も旨み成分はイノシン酸ですが、恐らくタレの方にグルタミン酸を含むものが入っているのでは無いかと思います。
スープ割する事で、背脂とタレと割りスープのバランスに変化して、旨みが増幅されるのでは無いかと思います。
と言う訳で、完食。
割りスープで割ったスープが美味くて半分位飲んでしまいました…。
ダイエット頑張らないと。
「博多ラーメン でぶちゃん 高田馬場本店」さんの「汁なし背脂つけめん」でしたが、有りそうで無かった「汁なしつけめん」と言う未開拓のジャンルへの挑戦が素晴らしい一杯でした。
背脂+タレを「つけ汁」とすると言う、一見ブっ飛んだ発想をキチンと形にした上で、タダの打ち上げ花火にしない工夫も有ります。
麺と具材の太さを合わせる事で一体感を演出し、食感の違いを際立たせる事に成功しています。
背脂のつけ汁も、ニンニクや辛味の無い唐辛子を使って極力クドさを抑えつつ旨みとして、敢えて濃い味にせずにその旨みを引き出すと言う真摯な姿勢が見えます。
接客も素晴らしくて、チケットの半券をお手拭きと共に食べ方説明や投票方法の書いてある紙とホチキス留めで渡してくれるます。
そうする事でチケットの半券を無くさずに済み、説明書で確実に投票出来る様にした上、お手拭きと食べ方説明まで有る至れり尽くせりの内容です。
もちろん、まだ生まれたばかりの「汁なし背脂つけめん」なので、改善の余地は沢山有りますが、第一作目としてのクオリティは見事でした。







