どうも、Mormor(もるもる)です!
今日はGINZA SIXに有る「銀座 月や」さんに行って来ました。
中洲の「豚そば 月や」さんの支店で、飯塚の「来来(らいらい)」で大人気の超透明スープの様な「クリア豚骨」のお店です。
豚骨の清湯スープ自体はもっと前から存在していましたが、「クリア豚骨」と呼ばれ始めたのは最近の事の様です。
本城の「南京ラーメン 黒門」さんの様な半透明なスープから、ほぼ透明の「来来(らいらい)」さんの様な感じになって、「クリア豚骨」になったらしいです。
具材を別皿提供する事で、スープの濁りを防ぐと共に高級感も演出しています。
場所柄なのか、メニューも高級感が有ります。
盛り沢山な「月やセット」や曲げわっぱに入った「博多たらこ飯」も魅力的でしたが、初訪問と言う事も有って、看板メニューの「クリア豚骨」にしました。
もちろん、後で替玉するつもりです。
卓上の「おすすめの召し上がり方」。
①ますはそのまま、②ネギを入れて、③海苔と一緒に、④チャーシューを入れて、⑤レモンを絞って、⑥紅茗荷を添えて、との事。
紅生姜ならぬ「紅茗荷」が面白いです。
待つ事10分少々で「クリア豚骨」が到着。
麺の硬さは初めてなので「普通」でお願いしました。
なるほど、旭川の「ラーメン すがわら 本店 」さんの塩ラーメンほど透明では有りませんが、豚骨スープとしては非常にクリアなスープです。
まずはスープから。
色だけ見たら「塩ラーメン」か「白醤油ラーメン」と錯覚する程のクリアなスープ。
でも飲んでみると、しっかり豚骨らしい風味と味のスープで、見た目と味のギャップに脳がバグります。
麺は博多ラーメンらしい細麺。
情報によると「博多製麺処」製では無いかとの事。
福岡県産小麦「ラー麦」を使った麺との事で、麺の硬さが「普通」でも全く不満の無い歯応えと弾力の有る美味しい麺です。
「おすすめの召し上がり方」②ネギを入れて、に従いネギを追加します。
一般的な博多ラーメンに載っている「万能ネギ」よりも大分細かく刻まれています。
具が載っていないだけに、ネギが彩りも添えてくれます。
ネギを絡めていただきます。
見た目はクリアでも味はしっかり豚骨なので、ネギが良く合います。
しかし、目から入って来る情報と味が一致しないのは不思議な感じです。
別皿提供の小さな海苔。
別皿提供だと海苔が湿気らないので良い感じです。
パリッとした食感も味わえますし、スープに浸しても香ばしさが違います。
海苔と麺をいただきます。
海苔の香ばしい風味が麺とスープに良く合います。
博多ラーメンは海苔のイメージがあまり無いですが、豚骨スープと海苔は家系ラーメンでも分かる様にとても相性が良いです。
超薄切りのバラチャーシューを載せてみます。
豚バラチャーシューを此処まで薄切りにするのは凄いです。
パラっと胡椒が掛かっています。
チャーシューと麺をいただきます。
超薄切りとは言え、やはり豚バラチャーシューは美味いです。
スープも豚だけに、相性も抜群です。
ここで、「おすすめの召し上がり方」に従い、皮を下にしてレモンを絞ります。
ちなみに皮を下にするのはレモンの皮に含まれる成分が、より一層香りを引き立ててくれるからだそうです。
唐揚げにレモンを絞る時も皮を下にした方が良いのでしょうか?
レモンを絞った後の麺をいただきます。
なるほど、レモンの香りが立っています。
爽やかな酸味が爽快感を加え、よりサッパリといただけます。
チャーシューを載せても、レモンの風味が良い感じに合います。
レモン風味になると豚バラチャーシューもより美味しい気がします。
酸味と香味が爽快感を出しています。
卓上の「紅茗荷」を添えていただきます。
これは何とも不思議ですが、生姜より辛味や風味がマイルドな分、クリア豚骨に合っているのかも知れません。
白濁した豚骨スープよりはどうしても濃厚さが無くなるので、その分マイルドな茗荷の方が合うと言う事でしょうか?
ここで替玉をオーダー。
麺の硬さは「かため」にしました。
ラーメンのタレが付いて来ます。
一蘭の替玉の様に、タレが掛かっているかと思ったら、そのままでした(笑)。
でも麺だけ食べても美味しい麺です。
コレにラーメンのタレを掛けたら結構食べられそうです。
替玉をスープに入れて、残りの具材を全載せします。
クリア豚骨は1杯目で味わったので、替玉は最初から全部載せで行きます。
こうして見ると、スープが透き通っていても博多ラーメンっぽく見えます。
「普通」でも歯応えと弾力に全く不満は有りませんでしたが、「かため」の麺はやっぱり違います。
歯応えが違うと、また違った感じに感じられます。
透き通ったスープでも味は博多ラーメンなので、「かため」の麺は良く合います。
麺が「かため」になっただけですが、味まで変わった様な気がします。
極薄の豚バラチャーシューと「かため」の麺がとても良く合っています。
こうして見るとやっぱり博多ラーメンだな、と思います。
海苔と麺をいただきます。
博多ラーメンに海苔と言うのは珍しい感じですが、豚骨スープと海苔はやっぱり相性が良いです。
「かため」の麺に海苔の香ばしさがとても良く合っています。
「紅茗荷」と麺をいただきます。
レモンの風味と酸味が加わったスープに「紅茗荷」のマイルドな辛味とシャキシャキ食感が良い感じです。
クリア豚骨のスープは白濁したスープよりもライトなので、マイルドな風味の「紅茗荷」がとても良く合います。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
クリア豚骨は初めていただきましたが、見た目は淡麗系の様に見えて、味はしっかりコクと厚みの有るスープです。
目を瞑って飲んだら、ライトな豚骨の博多ラーメンのスープと区別出来ないと思います。
と言う訳で、完飲&完食です。
「銀座 月や」さんの「クリア豚骨」でしたが、いわゆる「博多ラーメン」の概念を覆す、透き通ったスープながらしっかりコクと厚みの有るスープでした。
博多ラーメンらしい細麺は「博多製麺処」製の、福岡県産小麦「ラー麦」を使った麺と言う事で、麺自体の旨さが有ります。
具材が別皿提供なので、「クリア豚骨」のスープを存分に味わえるのも素晴らしいです。
極薄の豚バラチャーシューと小さめの海苔も、「クリア豚骨」のスープのサッパリとした味に良く合っていて美味しいです。
卓上の「紅茗荷」が絶妙で、「クリア豚骨」のライトな味にピタリと合ったマイルドな辛味とシャキシャキ食感が素晴らしいです。
初めての「クリア豚骨」でしたが、見た目と実際の味に脳がバグってしまう、不思議な一杯でした。







