どうも、 Mormorです!
今日は先日伺って、濃厚酒粕そばに衝撃を受けた、銀座 風見さんに再訪して来ました。
前回は濃厚酒粕そばだったので、今回は醤油そばか塩そばにするつもりで訪問。
11:45頃着きましたが、外待ちは0でした。
今日の「きまぐれごはん」は「しらすといくら」
連食の予定が無ければ食べたい所。
券売機で醤油そばの食券を購入。
前回カウンター上に並んでいた醤油が気になって、調べてみたら埼玉県川島町の笛木醤油の金笛再仕込生醤油でした。
醤油そばのカエシは、木桶仕込み生醤油、再仕込み醤油と2種の醤油をブレンドしているとの事で、どんな味か確かめてみたくて、醤油そばにしました。
券売機の「両替機は下にあります。↓↓↓」の文字で下を見てみると・・・
こんな所に両替機が!
前回は全然気付きませんでした。
カウンター席が空いていたので着席します。
偶然にも前回と同じ席でした。
1週間しか経っていないので当たり前ですが、卓上調味料に変化はありません。
お酢は京都の村山酢造製の千鳥酢。料亭などで使われるお酢です。
粉山椒と一味は京都祇園の原了郭製のもの。
ペッパーミルにはブラックペッパーが入っています。
蓋の付いた容器には青唐辛子味噌と刻み甘酢生姜が入っています。
まずは薬味のポルチーニ茸のピュレと刻み甘酢生姜が出て来ました。
店主の金子さんはイタリアン出身との事で、ポルチーニ茸のピュレはイタリアンらしいアイデアです。
待つ事5分程で醤油そばが着丼。
豊富なトッピングで麺が見えない位です。
醤油そばのアップ。
濃厚酒粕そばも美しいビジュアルでしたが、こちらもトッピングの配置が綺麗です。
トッピングは濃厚酒粕そばと同じで、豚のコンフィ、豚バラのロースト、炙り栃尾揚げ、小松菜、味玉半分、海苔、三つ葉、刻み玉ねぎとなっています。
まずはスープを一口。
スープは4種類の煮干と鰹節、鯖節、昆布ベースの魚介出汁にホンビノス貝や干し椎茸の旨味を加えた木桶仕込み生醤油、再仕込み醤油と2種の醤油をブレンドした醤油だれを合わせた清湯スープで、野菜オイル、鶏油、チャーシューだれに、甘くならない程度にザラメを少々加えてあるそうです。
魚介系の味と香りが強めで、醤油味は控えめです。
麺は京都の麺屋棣鄂の細麺で、茹で加減は硬くもなく柔らかくもなくと言った感じ。
優しい味の醤油味スープに合う、小麦の風味がする旨い麺です。
豚のコンフィ。
前回は濃厚酒粕そばのスープに浸けて食べてみましたが、今回はそのまま食べてみました。
結論から言えば、そのままでも十分美味いです。
しっとりとした食感でしっかり味が付いており、そのまま食べた方が肉の旨みをダイレクトに味わう事が出来ます。
豚バラのロースト。
豚バラらしく柔らかく脂の乗った肉で、脂の甘みを感じられます。
スープに浸けて食べましたが、スープとのマッチングも良い様です。
炙った栃尾揚げ。
醤油味スープとの相性は抜群で、香ばしく適度な食感に醤油味スープが浸みて美味しいです。
きつねうどんに油揚げが載っていますが、あれと違って甘辛くは無いものの、醤油味スープとの相性は抜群です。
恐らく日本蕎麦のつゆに似た魚介出汁メインのスープに合うのだと思います。
トッピングの小松菜。
白河ラーメンにも載っていますが、小松菜は醤油ラーメンとの相性が良いです。
しかも茹で加減が絶妙で、クタクタでも無くザクザクでも無い丁度良い食感になっています。
トッピングの海苔。
恐らく濃厚酒粕そばに載っていたのと同じ海苔だと思われます。
醤油味スープに浸して、麺と一緒に食べると磯の風味が加わって美味いです。
家系ラーメンでもそうですが、海苔をスープに浸して麺を巻いて食べると絶品です。
途中で薬味の刻み甘酢生姜を入れてみます。
新潟の長岡ラーメンや白河ラーメンなど、醤油味のラーメンと生姜の相性は非常に良いです。
このスープも生姜との相性は抜群で、爽やかな口当たりのスープになります。
続いてポルチーニ茸のピュレを投入。
茸の風味が広がって複雑な味になります。
巣鴨のJapanese Soba Noodles 蔦の醤油そばもそうですが、醤油味スープに茸の風味が加わると複雑な奥行きのある味になります。
1個の半分が入っている味玉。
絶妙な茹で加減で黄身がトロトロの半熟です。
酒粕濃厚つけ麺にも入っていましたが、そのまま食べてみると、しっかり味の付いたたまごは黄身の濃厚な味と合わさって非常に美味い味玉です。
正直もう一個足しても良かったと思える位美味い味玉です。
卓上の青唐辛子味噌をレンゲに取って、スープを溶かしてみます。
これがまた素晴らしい事に、優しい醤油味スープの味を壊す事無く辛味が加わって、非常に合います。
新潟のかんずりもそうですが、繊細なスープの味を壊さずに辛味が加わるので、辛い物好きには最高です。
と言う訳で、先週に引き続いて銀座 風見さんに訪問しましたが、予想通り酒粕のインパクト無しでも十分以上に旨いラーメンである事が分かりました。
機会が有ったら未食の「塩そば」も是非味わってみたいと思います。