どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は昨年1月オープンの話題のお店「桜上水 船越」さんに行って来ました。
店主の船越さんは高田馬場「渡なべ」で10年以上修行された方で、TRY2022−2023の新店大賞も受賞しています。
カップラーメンも発売されて益々人気のお店です。
あまりの人気に暫くの間塩味一本に絞る事になった様です。
超人気店になってしまったので、いつ行っても相当並ぶのは間違い有りません。
と言う事で、平日昼のピークを外した時間帯に訪問しましたが…。
平日昼のピークを外した時間帯でもこの有様…。
ちなみに左側が「A列」、右側が「B列」です。
しかもこれが最後尾では無く、「C列」が有ります。
路地を隔てた向こう側に「C列」が有ります。
「A列」が8名、「B列」が14名、「C列」がそれ以降です。
到着時「C列」には8名程並んでいたので、30番目位です(汗)。
10分程で「C列」先頭まで来ました。
そこで「こんにちは!」と声を掛けられて見てみたらなんと「麺庭 つむぎ」店主の戸館さんが居ました!
ちなみに、その1時間程前には「らぁ麺 秀登」店主の小森さんも並んでいた様で、偶々とは言え凄い偶然に驚きました。
30人×1人4分だと、120分程掛かる計算になりますが…。
約50分程で「B列」の先頭まで来ました。
思ったより回転が早い様です。
60分でやっと「A列」の最後尾まで来ました。
ここからあと8名です。
店内待ちも有る様なので、恐らく先頭から10番目位だと思います。
75分で漸く「A列」の先頭まで来ました。
店内待ち2名に続いて3番目まで来ました。
流石に超人気の行列店だけ有って、回転はとても早いです。
80分で入店。
今は塩しか無いので、醤油は選べません。
カップラーメンになったのも塩ラーメンなので、「オススメ」に従って「特製塩中華そば」にしました。
カウンターのみ8席で入口前方に2席、左手に向かって6席有ります。
入口前方の2席の奥側に案内されました。
卓上調味料は胡椒・ニンニク・ラー油・酢です。
待つ事10分程で、「特製塩中華そば」が到着。
イメージしていたよりもワイルドな盛り付けです。
スープもやや濁っていて見た目はG系っぽいです。
まずはスープから。
黄金色のスープは想像以上にパンチが有って、厚みと言うかコッテリ感すら有ります。
卓上のニンニクを見た時「?」と思いましたが、このスープなら「!」です。
それにも関わらず、煮干しや、昆布、(もしかして貝類も?)などの味が分かる位クッキリしています。
これだけの動物系の厚みが有りながら魚介類の味までハッキリ分かる解像度が高い感じのスープは初めてです。
なるほどラーメン店主さん達まで食べに来たがる訳が分かります。
麺は中太の手揉み麺。
三河屋製麺製の特注麺との事ですが、強力粉をメインにスープに負けない弾力と歯応えのある食感の麺になっています。
縮れているので適度にスープを持ち上げてくれます。
吊るし焼きの豚肩ロースチャーシュー。
吊るし焼きらしい香ばしさと凝縮された旨みのチャーシューです。
小さめのチャーシューが沢山載っている感じです。
てるてる坊主型のワンタン。
餡がたっぷり詰まったワンタン。
皮の食感も生姜香る餡もとても美味しいです。
チャーシュー。
恐らくこれも吊るし焼きの豚肩ロースと思われます。
食べ応えが有って美味しいです。
たっぷり載ったメンマ。
柔らかめで味付けが絶妙なメンマ。
このメンマだけでも本当に美味しいです。
ほうれん草とネギ。
ネギの刻み方はかなりワイルド。
しかしコレは雑なのでは無く、スープに合わせて敢えてザク切りっぽくしている感じです。
こちらは煮豚系のチャーシューの様です。
吊るし焼きと煮豚系の2種のチャーシューが有る様です。
部位も肩ロースでは無くモモ肉辺りでしょうか?
メンマと麺をいただきます。
この麺は同じ三河屋製麺製の中太手揉み麺の中でも格段に弾力が強くて歯応えが有ります。
三河屋製麺さんでも「他ではあまり無い配合の麺」なのだそう。
半分に切った味玉が載っています。
黄身は綺麗に半熟に仕上がっています。
味もしっかり染みていて、パンチの有るスープに合う味です。
ここでオススメ味変アイテムの「ラー油」で味変してみます。
配膳時に「ラー油が合うので後で入れてみて下さい」とスタッフさんが言っていました。
確かに厚みの有るスープなので、ラー油やニンニクが合いそうです。
ラー油を少量投入してみます。
ラー油の味が分からないので、いきなりドバっと掛けるのは危険と判断しました。
たまに花椒がメッチャ効いているタイプが有って、掛け過ぎると全部その味になってしまい、他の味がしなくなってしまうので。
ラー油で味変後の麺とメンマをいただきます。
少量なら全く問題無く、美味しくいただけます。
ラー油の香ばしい風味と辛味が塩味のスープにとても良く合います。
「タンメン」にラー油を掛けた様な感じになります。
これも煮豚系のチャーシューの様です。
脂身の少ない部位のチャーシューです。
吊るし焼きと違って香ばしさは無いものの、煮豚系らしい柔らかさと味浸みで美味しいです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
このスープはライスが欲しくなるタイプでも有ります。
しかし麺量が多い上にチャーシュー、ワンタンとボリューム満点なので、残念ながらライスまで食べるのは難しいです。
改めて味わってみると、鶏豚系の動物スープに少量の牛骨も使われていると言う事で、マイルドな旨みが有ります。
これだけ厚みのある動物系を使用しているにも関わらず、煮干しや昆布などの魚介の味までハッキリ分かる解像度の高いスープです。
今までに味わった事の無いタイプで、そう言う意味でも感動モノです。
と言う訳で、完飲&完食です。
「桜上水 船越」さんの「特製塩中華そば」でしたが、2022−2023TRY(Tokyo Ramen of the Year)新店大賞を受賞しただけの事は有る素晴らしい一杯でした。
一見ワイルドに見える盛り付けや具材の切り方や濁ったスープに惑わされがちですが、味わってみれば魚介出汁の味までクッキリ分かる解像度の高さに驚きます。
パンチの有るスープに合わせた、これまたパンチの有る中太手揉み麺は強力粉メインとの事で、弾力と歯応えが凄いです。
切り落としチャーシューの様に見えるチャーシューも、良く見れば吊るし焼きと煮豚系の2種類が有り、それぞれが非常に高いレベルで作られています。
てるてる坊主型のワンタンも餡がタップリ&皮がピロピロでとても美味しくて、メンマやほうれん草もスープに良く合います。
味変アイテムのラー油がとても秀逸で、辛過ぎず絶妙な加減でスープの味を更に底上げしてくれます。
何処を取っても全く死角の無い見事な仕上がりで、TRY新店大賞はダテでは無い事が良く分かります。
凄い行列なので、暑い時期はカップラーメンの方で余韻を楽しんでみたいと思います。
また涼しくなったら、並んでお店に食べに行きたいです。







