どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は新横浜ラーメン博物館に2024年6月24日にオープンした「博多 一双」さんに行って来ました。
鶏白湯では関西方面から始まった「泡系」が関東にも進出して来ていて、見掛ける様になりましたが、「博多 一双」さんは”豚骨カプチーノ”で博多ラーメンに一大旋風を巻き起こしたお店です。
“豚骨カプチーノ”と言う呼び名はスープの表面に浮かぶ脂泡の事をSNSでそう呼んだ人が居た事から生まれたのだそうです。
鶏白湯スープの「泡系」の様にブレンダーなどで泡立てた訳ではなく、高い火力で3つの寸胴を使って長時間スープを炊いた結果、空気と脂が混ざり合い、自然に出来たものとの事。
修業時代は「この泡はアクだから捨てなさい」と教わったそうですが、「泡が立っている時が一番美味しい」と言う信念からそのまま出す事になったそうです。
「博多 一双」さんはB1Fの右手に有ります。
幸いこの日は平日のオープン直後で、しかも雨天だった事も有り行列は有りませんでした。
オープン直後の土日はかなりの行列だったそうです。
まずは入口手前左手の券売機で食券を購入します。
新横浜ラーメン博物館では連食が基本なので、大抵のお店で「ミニ」や「ハーフ」が有ります。
もちろん私も連食前提だったので、「味玉ラーメン」の「ミニ」にしました。
テーブル席に案内されました。
卓上には胡椒、胡麻、ラーメンタレの他、博多ラーメンらしい「辛子高菜」や「ニンニク」、そして「刻み生姜」も有ります。
「ニンニク」はおろしニンニクでは無く粒で、クラッシャーが用意されています。
待つ事5分程で「味玉ラーメン」の「ミニ」が到着。
なるほど”豚骨カプチーノ”と呼んだ理由が分かる、きめ細かな泡で覆われています。
色的にも”豚骨カプチーノ”と言う呼び名に相応しいです。
丼の模様も一目で「博多 一双」さんだと分かるもの。
黒い丼に白の模様が映えています。
切立丼のシルエットも綺麗で、ステンレスのお盆と相まってオシャレな印象です。
まずはスープから。
“豚骨カプチーノ”と言う呼び名に相応しい、きめ細かい泡のクリーミーな食感が良い感じです。
「博多ラーメン」のイメージより濃厚ですが、泡立っているお陰で重さが無くて、クドくは有りません。
博多ラーメンらしい細麺。
カタ目にして貰いましたが、弾力と歯応えを感じられる絶妙な茹で加減でした。
博多ラーメンとしては濃厚なスープにも良く合います。
チャーシュー。
博多ラーメンのチャーシューと言うと小ぶりなバラチャーシューのイメージですが、思ったよりも大きめのチャーシューです。
豚骨スープにはやっぱり煮豚系のチャーシューが合います。
キクラゲ。
卓上に置いてあったり、有料トッピングに多いですが、こちらは最初から載っています。
九州の豚骨ラーメンでは定番具材ですが、初めに考えた人凄いと思います。
海苔。
博多ラーメンだと載っていない事も多いですが、こちらのラーメンは海苔が載ります。
豚骨スープでも海苔の香ばしさは美味しくて、家系ラーメンの場合は大きな海苔も特徴になっています。
スープに浸して海苔巻き麺にしていただきます。
泡泡の豚骨スープは脂が泡になっている分、スープ自体は思いの外マイルドです。
そのスープと海苔の香ばしさがとても良く合います。
焼豚で麺を包んでいただきます。
薄手のチャーシューならではの食べ方ですが、一般的な博多ラーメンはチャーシューが小さめなので包むと言うより添える感じです。
こちらのチャーシューは割と大きいので麺を包んでいただけます。
粒ニンニクをクラッシャーに入れて、ニンニクを搾ります。
おろしニンニクと変わらないのですが、その場で搾る事で新鮮な風味が味わえます。
一手間掛ける事でより美味しく感じられるのも良い所。
ミニラーメンなのでとりあえず1粒分搾ってみました。
はじめに潰れるまで結構力が要ります。
お子さんや握力の無い方は同行者の方にお願いした方が良いかもです。
頑張って搾ったニンニク。
自分で搾っただけに、より美味しそうに感じます。
実際酸化していない状態なので新鮮さは有ると思います。
ニンニクで味変後の麺をいただきます。
やはり搾りたてだけに、辛味と風味が鮮烈で美味しいです。
おろしたり刻んだりすると酸化し易くなるので、その場で搾る方が鮮度は良くなります。
キクラゲと麺をいただきます。
キクラゲのザクザク食感が麺の食感と合っていてとても美味しいです。
キクラゲの味とスープの味が合わさるとそれもまた美味しくて、このトッピングを考えた人は本当に凄いと思います。
辛子高菜を載せてみます。
博多ラーメンと言えば「辛子高菜」ですが、最初にコレを考えた人も凄いと思います。
ライスと食べても美味しくて、豚骨スープのクドさを無くし、辛味で食欲を増進させてくれます。
辛子高菜と麺を絡めていただきます。
単体だと相当辛くてしょっぱい辛子高菜ですが、豚骨スープと合わせるとマイルドになって、辛味と独特の風味がとても美味しいです。
やや酸味も有って、スープをサッパリとさせてくれる上、辛味で食欲増進効果も有り、素晴らしい味変アイテムです。
半熟味玉。
味玉も博多ラーメンに良く合う具材の一つです。
味玉は淡麗系から濃厚系まで幅広くラーメンに合う具材で、これを考えた人も凄いと思います。
卓上の胡麻を掛けてみます。
豚骨スープに胡麻も鉄板の味変アイテムで、家系ラーメン店や「ラーメンショップ」にも置いてあります。
胡麻の香ばしい風味が豚骨スープととても良く合います。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
泡が消えて来るとスープ自体の味が顔を出します。
脂泡はクリームの様なコクとマイルドさを出していましたが、泡が消えるにつれてガッツリ煮込まれた豚骨の味が顔を出します。
と言う訳で、完飲&完食です。
スープを飲み干すと、丼の底には「博多 一双」の文字が顔を出します。
誇らしげなその文字は、スープを完飲した人へのご褒美の様です。
新横浜ラーメン博物館の「博多 一双」さんの「味玉ラーメン(ミニ)」でしたが、”豚骨カプチーノ”を満喫出来る一杯でした。
ブレンダーなどで泡立てた訳ではなく、高い火力で3つの寸胴を使って長時間スープを炊いた結果、空気と脂が混ざり合い、自然に出来た脂泡はとてもクリーミーです。
他は無い泡のクリーミーさとマイルドさが、博多ラーメンにしては濃厚なスープに2面性を与えています。
初めはクリーミーでコクが有り、マイルドな味、泡が消えて来るにつれて豚骨特有の”骨感”と長時間煮込んだ独特の味が顔を出します。
博多ラーメンにしては濃厚なスープが泡が消えるにつれて骨っぽさとダイレクト感を増して行く2面性が”豚骨カプチーノ”の特徴と言えます。
新鮮さに拘って粒ニンニクをクラッシャーで搾る様にしたり、紅生姜では無く刻み生姜だったり、拘りが満載なのも特徴の一つです。
博多ラーメンに一大旋風を巻き起こした「博多 一双」さんのこれからがとても楽しみです。







