どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は町田駅近くに2024年5月にオープンした「油そば 日本油党 町田支部」さんに行って来ました。
「油そば 日本油党 町田支部」はINGSグループの油そば業態で、渋谷の総本部と町田支部、八王子支部の3店舗が有ります。
ちなみに町田には2024年7月オープンの、地元「株式会社ギフトホールディングス」の「元祖油堂」も有ります。
一番最初に町田に「油そば」をもたらしたのは「株式会社サッポロ実業」傘下の「東京油組総本店」で、町田には「油そば」が3系統になりました。
ラーメン激戦区の町田ですが、油そば激戦区にもなって来た様です。
入口左手の券売機で食券を購入します。
期間限定の「カルボナーラ釜玉油そば」に物凄く惹かれました。
が、初訪問なので「油そば」+無料トッピングの「刻み玉ねぎ」にしました。
黒ウーロン茶とジャスミンティーが無料です。
やっぱり「油そば」は利益率高いからでしょうか?
スープが無い(と言うか少ない)と原価は相当下げられそうです。
卓上調味料。
「油そば」の定番でも有るラー油とお酢、胡椒、一味が卓上に有り、刻みニンニクと刻み玉ねぎは無料トッピングとして用意されており、スタッフさんに言えば出て来ます。
「日本油党」は有料トッピングがとても豊富で、組み合わせは非常に多彩です。
待つ事7〜8分で「油そば」+「刻み玉ねぎ」が到着。
チャーシューは短冊切りでは無く、半分に切ったものが載っています。
トッピングはチャーシューとメンマ、ネギと、他の「油そば」同様にシンプルです。
刻み玉ねぎをたっぷり載せて、ラー油とお酢を掛けていただきます。
と言うか、それが「油そば」の一般的な食べ方だと思っていました。
そもそも「油そば」の定義自体が曖昧ですが、「油そば」が出来た時は、麺とタレと油だけで、トッピングはチャーシューとメンマ、ネギ、ナルト位だったと思います。
なので麺とタレと油に加えてラー油とお酢を掛けて混ぜるのが「油そば」をいただくお作法でした。
しかし「日本油党」の「油そば」は若干違う様です。
何故ならこの「油そば」には最初からスープが有るのです。
まずは混ぜずにそのままいただいてみます。
一般的な(と言うか初期の)「油そば」には存在しないスープが底に入っているので、下から麺を取って食べればスープの味でそのまま食べられます。
流石はINGSグループだけあって、麺もスープもキッチリ仕上げて来ているので、文句無しに美味いです。
スープ入りの「油そば」とスープの無い麺とタレと油だけの「油そば」は似て非なるものだと思いますが、明確な区別は無い様です。
そもそも「和えそば」や「まぜそば」と言うカテゴリーでも「汁無し」と言いつつ少量のスープが入っていたりします。
以前、ラーメン店主さんに「TKM(たまごかけ麺)ってスープが有ってもTKMって呼べるんですかね?」と聞かれた事が有ります。
一般的には「TKM(たまごかけ麺)」は麺とタレと卵黄もしくは生卵で構成されていますが、少量のスープが入っていても「TKM」と呼んでいる店も有ります。
ラーメン自体、スープが無くても、麺がワンタンみたいな麺でも「ラーメン」なので、定義は比較的自由です。
「油そば」もまた、スープ有りでもスープの無い麺とタレと油だけでも「油そば」だと言う事なのでしょう。
チャーシューも短冊切りでは無いので、食べ応えが有ります。
これも賛否両論有ると思いますが、齧って好きな分だけ麺と食べられると考えたらアリだと思います。
逆に麺と少しづつ味わいたいのに…と言う意見も有るかも知れません。
大きめのメンマ。
結構ふんだんに入っていて、メンマ好きとしては嬉しいです。
メンマの味と食感は、スープの無い(少ない)「油そば」には重要なポイントです。
良く混ぜてから麺をいただきます。
パスタ用の小麦粉を配合したと言う麺の弾力と歯応えに、スープの旨みでとても美味しいです。
そう言う意味では「油そば」と言うより「まぜそば」に近いのかも知れません。
メンマと麺をいただきます。
具材の少ない「油そば」ではメンマは貴重な具材です。
メンマの味と食感が「油そば」にとってとても重要です。
刻み玉ねぎと麺をいただきます。
スープが有るので、麺とスープが絡んでそのままでも美味しいですが、刻み玉ねぎの爽やかな辛味でサッパリします。
お酢とラー油はスープの無い「油そば」では非常に重要ですが、スープが有ると「有っても良い」位の感じです。
チャーシューと麺をいただきます。
具材の少ない「油そば」ではチャーシューもとても重要です。
チャーシューの味は麺とタレに旨みと厚みを加えてくれます。
やはりスープが有る事で、味の差別化がしっかり出来ています。
麺とタレと油だけだと差別化出来るのはそれだけですが、スープが有るので差別化はし易いと思います。
このスープはかなり濃厚なもので、「油そば」の味に厚みと奥行きを与えています。
パスタの粉を使っていると言うだけあって、弾力と歯応えはパスタっぽいです。
加えて小麦の風味もパスタっぽさが有り、そう言う意味ではパスタソース的なものが合いそうです。
例えばタラコや明太子、カルボナーラ的なチーズと釜玉などは絶対に合います。
スープが有る事で、いろいろなバリエーションも考えられそうです。
麺とタレと油の場合は、辛味調味料やニンニク、柚子胡椒などの調味料で味を変えるのがメインですが、スープが有ればスープを変えるだけでバリエーションが出来ます。
スープが清湯なのか鶏白湯なのか豚骨スープなのかでも変わって来ます。
シンプルなだけに、麺・タレ・油・具材で大きく変わってしまう事が有ります。
特に麺とタレの旨さは大きなウェイトを占めます。
油は風味が変わる位で、味の決め手はやはり麺とタレと具材でしょう。
麺と具を食べ終えると、底のスープがかなりの量で有る事が分かります。
これだとそのまま下げてしまうのも勿体無いです。
タレとスープに浸った刻み玉ねぎも美味しくいただきます。
と言う訳で、ほぼ完飲&完食です。
町田「油そば 日本油党 町田支部」の「油そば」でしたが、美味しい一杯でした。
パスタの小麦粉を使用した麺は、独特の風味と弾力・歯応えで、「油そば」としていただくのに丁度良い麺です。
少量のスープとタレはINGSグループだけあってとても美味しくて、何も掛けなくても麺を混ぜるだけでかなりのレベルのモノが出来上がってしまいます。
初期の「油そば」の様に、麺とタレと油だけで無くスープを使う事で差別化を図っているのでは無いかと思います。
麺とタレと油だけで無く、スープが有る事でバリエーションの展開が容易になります。
町田も「油そば」激戦区になって来ましたが、何処が天下を取るのか、気になる所です。







