どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は前々から行きたいと思っていた、「中洲屋台長浜ラーメン初代 健太 東京高円寺本店」さんに行って来ました。
早稲田通り沿いで、8年間おでんとシメのラーメンをだす居酒屋でラーメンを提供していて、10年ほど前にこの場所に移転。
当初は夜に営業する居酒屋で、お店の中に福岡から持ってきた屋台をいれていたそうです。
キッカケは、コロナ渦に一週間、福岡の“くさウマ”が売りの「駒や」に修行に行った事。
働きながらラーメンを教えてもらい、それがきっかけでラーメンの味がより本場に近いシャバシャバなスープになったのだそうです。
平日昼の開店30分程前に着いてこの行列…。
ザッと30人位は並んでいる様に見えます。
通りが狭いので、車が通る度に1列になっていない人の所で渋滞します…。
隣のお店の壁に「ラーメン健太は両替できません!」と有ります。
もしかしてお隣に両替頼んだ人がいたのでしょうか?
だとしたら、納得出来ます…。
そしてラーメン健太にも「両替出来ません」と貼ってあります。
これだけ貼って有ると言う事は、予め調べたりしないで来る人が多いと言う事でしょうか?
ご近所なら知っていそうだし、SNSなどでも散々書かれている気がしますが、読まない人は読まないと言う事ですかね…。
「健太の街高円寺のラーメンマップ」が貼ってあります。
コレは結構実用的で、実際私はコレを参考にしてハシゴしました。
高円寺はお店が沢山有って、全部回るのは大変そうです。
店主の健太さんは「高円寺連合バンド」でライブもやっているそうです。
ラーメン店をやりながら、バンドでライブ活動もしているなんて、とてもアクティブです。
ライブで歌う歌詞を自分で書いたりもしている様です。
入口横には、世界全紙幣対応のオリジナル食券機「pay cashier」と別売りの高菜(新味/旧味)、レンゲ、紙コップ、水の入ったジャグが有ります。
高菜を付けようか迷いましたが、卓上の紅生姜とニンニクも有るので、やめておきました。
ここで1000円札を「pay cashier」に入れて支払い、レンゲとコップを取り、水を汲んで行きます。
世界全紙幣対応のオリジナル食券機「pay cashier」。
株式会社おくりバントの会長 高山洋平氏が副業で始めた「アートセンタータカヤマ」のサポートで、アーティストのPDS氏によって制作されたものとの事。
「ラーメン健太」のメニューは「ラーメン」(1,000円)のみで、替え玉は追加料金無しで無限替え玉なので、1,000円札のみに対応(5,000円でも1万円でもメモでも入りますが…)だそうです。
逆L字のカウンターのみの店内。
卓上にはコショウ・味の素・ラー油・胡麻、紅生姜、ニンニク、箸、ガーリックプレスが有ります。
ガーリックプレスは都度洗浄では無く使い回しなので、潔癖症の方には厳しいかも知れません。
着席して3分と経たずに「ラーメン」が到着。
メニューが1種類で大盛りなども無いので、恐ろしく提供速度が速いです。
想像したより白く無いのは、「シャバ系」スープなので、薄口醤油のタレの色が出ているからの様です。
まずはスープから。
「シャバ系」ですが、水天宮前の「博多ラーメン しばらく 日本橋店」のスープと比べると、ほぼ白濁が無くて豚骨清湯スープに近いです。
味もいわゆる「豚骨スープ」の様なクリーミーな感じでは無く、もっとソリッドな味で、個人的にはとても好感が持てます。
麺は博多ラーメンならではの細麺。
ザクザク食感の歯応えで、茹で加減はお任せながら絶妙な茹で加減です。
福岡の「青木食産」製の麺を使用しているとの事。
薄手で小ぶりなチャーシュー。
博多ラーメンは元々薄手で小ぶりなチャーシューが特徴です。
これが「シャバ系」のスープ+ザクザク食感の細麺にとても良く合います。
海苔。
海苔の香ばしさは、豚骨ラーメンに留まらず、様々なラーメンに良く合います。
豚骨清湯に近いこのスープにも海苔の香ばしさがとても良く合います。
スープに海苔を浸して麺を包んでいただきます。
ザクザク食感の細麺と海苔の香ばしい風味がとても美味しいです。
スープがアッサリしている事が、却って海苔の香ばしさがより引き立つ理由になっています。
たっぷりのネギと麺をいただきます。
「シャバ系」のスープは薄い訳では無く、キチンと濃度は有ります。
白濁が弱めで色が薄く、タレも少なめなので非常にアッサリしています。
卓上の紅生姜を載せてみます。
豚骨スープに紅生姜は鉄板の組み合わせです。
豚骨スープはアッサリ系でもちゃんと厚みが有るので、紅生姜の爽やかな風味と酸味がとても良く合います。
紅生姜と麺をいただきます。
ザクザク食感の細麺に、紅生姜のサクサク食感が良い感じです。
紅生姜の爽やかな風味と酸味が、アッサリ系のスープを更に爽やかにしてくれます。
チャーシューと麺をいただきます。
薄手のチャーシューは麺と食べるのにとても向いています。
豚骨スープに豚のチャーシューは相性抜群で、チャーシューの旨みがスープの旨みに加わるので、とても美味しいです。
紅生姜は元々好きな事も有り、博多ラーメンには欠かせません。
味も食感もとても良く合います。
味に変化が付けられるので、飽きる事無くいただけます。
ネギと紅生姜も良く合います。
ネギのシャキシャキ食感は細麺の食感とも良く合います。
ネギと生姜のそれぞれの風味が、豚骨スープを更に美味しくしてくれます。
替え玉をお願いして、ついでに卓上のガーリックプレスでニンニクを絞ります。
替え玉の上にクラッシュニンニクが載りました。
豚骨スープにニンニクは間違いの無い旨さです。
ニンニクで味変後の麺をいただきます。
豚骨スープにニンニクが加わると、独特の風味と旨味でスープのコクが増します。
旨みと厚みが増して、至福の旨さです。
ニンニクを加えても紅生姜は良く合います。
味に厚みが増す分、生姜の爽やかさが強調される感じです。
酸味が有るのでその分塩味を補強してくれて、その意味でもとても良いです。
卓上の胡麻を投入します。
たっぷりの擂り胡麻は香ばしい香りも美味しそうです。
胡麻の風味もまた豚骨スープに良く合います。
たっぷりの擂り胡麻が絡んだ麺をいただきます。
香ばしい胡麻の風味が豚骨スープに更なるコクを加えてくれます。
味の厚みが更に増して、至福の旨さです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
もう一回位替え玉しようか迷いましたが、案外お腹が膨れたので止めておきました。
改めて味わうと、微妙に白濁したスープが絶妙な旨さで、清湯より厚みが有り白濁したスープ程クドく無い、ピンポイントな旨さが有ります。
と言う訳で、完食。
思いの外満腹で、スープまで完飲は出来ませんでした。
「中洲屋台長浜ラーメン初代 健太 東京高円寺本店」さんの「ラーメン」でしたが、非常にサッパリとした味の美味しい一杯でした。
「くさウマ」と言うハナシを聞いて、もっと濃いのかと思っていましたが、清湯に近い位の透明度のサッパリスープにビックリでした。
豚骨らしい味の厚みも、仄かなクリーミー感も有り、細麺の味と食感にも完璧に合っていて、これは人気になる訳だとナットクしました。
世界全紙幣対応のオリジナル食券機「pay cashier」やワンオペの様子を楽しめるオープンカウンターなど、エンターテイメント性も有ります。
片付けも全てセルフで、店主さんとお客さんが一緒にお店を作っている感が有るのも、ある種のエンターテイメント性では無いかと思います。







