どうも、Mormor(もるもる)です!
今日は相模原市中央区に行ったので、久しぶりに近くに有る「支那そばや 相模原店」さんに行って来ました。
地元で「支那そばや」の系譜が味わえる貴重なお店です。
もしかしたら戸塚の本店より昔の味に近いかも知れません。
お店の外のメニュー看板。
3年以上前に来た時と値段が変わっていない気がします。
こちらに来ると、やっぱり「ワンタンメン」が食べたくなります。
以前来た時に醤油味の「ワンタンメン」をいただいたので、今回は「塩味ワンタンメン」¥1,000にしました。
こちらは注文制で先払いです。
券売機制だと前払いが当たり前ですが、注文制で先払いなのはこちらと「らぁ麺 秀登」さん位でしょうか。
「レトロな冷やし中華」がとても気になりましたが残念ながら土日限定…。
基本土日は来られないので、かなりハードルが高いです。
待つ事10分少々で「塩味ワンタンメン」が到着。
真ん中に載っているのは非常に細かい微塵切りのネギです。
フライドオニオンも載っています。
以前来た時にいただいた醤油味の「ワンタンメン」ではネギは細かい輪切りのもので、フライドオニオンも載っていなかったので、塩味の場合は薬味を変えている様です。
まずはスープから。
やはり「支那そばや」の系譜を感じる、重ね合わせた味の旨味が深いスープです。
塩味のラーメンに有り勝ちな塩味が立った味では無く、非常にまろやかで多層的な旨味のスープです。
麺は自家製の細麺。
かんすいの色が絶妙で、しなやかでコシの有る食感の麺です。
小麦の風味が旨くて、細麺なのでスープが良く絡みます。
大きなバラチャーシュー。
箸で持ち上げただけでバラバラになりそうな柔らかいチャーシューです。
味付けが絶妙で、塩味でも全く違和感無く美味しいです。
「支那そばや」さんでもバラチャーシューをいただきましたが、やはりホロホロで美味しいチャーシューでした。
大きめのワンタン。
皮がプリプリしていて美味しいワンタンです。
塩味スープにも良く合っていて、醤油味と悩む事になりそうです。
メンマ。
これも「支那そばや」さん同様に「完全発酵メンマ」でしょうか?
とても美味しいメンマです。
小松菜。
ほうれん草では無く小松菜な辺りが「支那そばや」さんっぽいです。
小松菜と麺をいただきます。
ほうれん草は独特の風味が有って美味しいのですが、淡麗系のスープだとそれがスープの味と合わない場合も有ります。
小松菜は良く茹でれば比較的クセの無い味になりますし、茹で加減によってはワサビの様な辛味も出ます。
その味が淡麗系のスープに良く合います。
たっぷりのフライドオニオンとワンタンをいただきます。
塩味スープのサッパリした味にフライドオニオンの香ばしい風味が加わって味がリッチになります。
その風味とワンタンの餡が良く合っていて、プリプリした皮も美味しいです。
メンマと麺をいただきます。
柔らかく煮られていて、味わい深いメンマと、自家製麺のしなやかな食感の細麺が旨いです。
小松菜と麺をいただきます。
茎の部分と違って、葉の部分は優しい味の小松菜。
その風味に塩味スープがしっかり絡んだ細麺がとても美味しいです。
メンマは大きくても柔らかいので食べやすいです。
しなやかな細麺と合わせても違和感が有りません。
自家製麺のしなやかな食感の細麺。
しっかり茹で切ってあってしなやか食感なのに、コシの有る美味しい麺です。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
醤油味スープよりも細かく刻んだネギは、辛味を抑えて有るので塩味スープに良く合います。
そしてフライドオニオンの香ばしい風味が味をリッチにしていて、塩味に有り勝ちな味に厚みが無い弱点をしっかり補ってあります。
スープの味に応じて薬味も変える、当たり前かも知れませんがソレをやっているお店がどれだけ有るでしょうか?
と言う訳で、完食。
ちなみにスープも頑張って飲みましたが、コチラは麺量がかなり有る上にワンタンが入っているので、麺と具を食べた段階でほぼ腹パンでした…。
「支那そばや 相模原店」さんの「塩味ワンタンメン」でしたが、正に至福の旨さでした。
鶏豚ベースのスープにホタテや昆布、煮干しなどの魚介の旨味、乾物の旨味などを合わせ、厳選した塩をブレンドしたタレを合わせたスープは重層的な旨味で、非常に完成された味わいです。
自家製麺の細麺は、北海道産小麦に小笠原産自然海塩・名古屋コーチンの卵・内モンゴル産かん水などを用いたコダワリの麺で、しなやかな食感ながら適度なコシを併せ持つ、香り高い麺です。
具材の豚バラチャーシューやメンマ、小松菜もスープとの相性を考えて味の方向性が合わせられています。
そして極め付けはスープに合わせて刻み方を変えたネギとフライドオニオンの薬味。
ネギの種類なら兎も角、切り方から変えていると言うのはなかなか無いのでは無いかと思います。