新横浜ラーメン博物館「六角家1994+」の「煮玉子入りラーメン」

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どうも、Mormor(もるもる)です!

 

今日は2024年4月8日に新横浜ラーメン博物館にオープンした、「六角家1994+」さんに行って来ました。

「六角家」と言えば、かつて家系御三家として名を馳せましたが、創業者の健康状態の悪化により本店は2017年に閉店、そして2022年に創業者がご逝去されました。

今回の出店は創業者がご健在だった時から進めていたプロジェクトとの事で、現存する唯一の六角家である戸塚店と、創業者神藤隆氏の指名により選ばれた浜松「蔵前家」の協力により実現したのだそうです。

自分が家系ラーメンと出会ったのは、実家のお向かいが「町田家」のオーナーさんで、開店時に食べに誘われたのが始まりでした。

町田家」さんは「たかさご家」さん出身で、その「たかさご家」さんは「六角家」出身です。

 

 

 

 

並びはほぼ無くて、すぐに券売機で食券を買えました。

連食3軒目なので流石にレギュラーは無理だったので、「煮玉子入りラーメン(ミニ)」にしました。

お腹に余裕が有ったら「ライス」と「キャベチャー」も食べたい所ですが、ちょっと無理そうです。

 

 

 

 

内装も「六角」を意識したハニカムっぽい壁をはじめ、随所に「六角」が散りばめられています。

卓上には家系ラーメンらしい、おろしニンニク、豆板醤、おろし生姜、お酢、胡椒、胡麻が有ります。

割り箸とレンゲ、水の入ったピッチャーも置かれています。

 

 

 

 

電器の傘も六角形を組み合わせた形になっています。

壁のハニカム模様やカウンターのハニカム模様と合わせて、「六角」にこだわったデザインです。

六角家1994+」への意気込みを感じます。

 

 

 

 

待つ事7〜8分で「煮玉子入りラーメン(ミニ)」が到着。

厨房の大きな羽釜が目を惹きますが、骨のバランスと炊き方を進化させ、創業者が理想としていた“これぞ六角家!”という甘みのあるスープを目指したそうです。

ミニラーメンでも海苔は大判ですし、具材もチャーシューやほうれん草も有って、一切手抜きは有りません。

 

 

 

 

まずはスープから。

もう色を見ただけで分かる、家系の中でもこの系譜ならではの味。

直系や王道家系のキレのある醤油が前面に出た味に対して、豚骨+鶏ガラの白湯っぽい、まろやかなスープです。

 

 

 

 

合わせる麺はもちろん家系御用達の「酒井製麺」製の中太麺。

直系店と、極一部の家系店舗で使用されていますが、最近ではハウス系と呼ばれるニューウェーブの「らーめん飛粋(HIIKI)」さんでも使われています。

独特の味と食感の短めの麺は、すべての家系ラーメンのベンチマークとなるもので、家系スープとの相性を考えた結果です。

 

 

 

 

豚肩ロース辺りと思われる煮豚系のチャーシュー。

やや脂多めながら、煮豚系のチャーシューは良い感じに脂のクドさが抜けて、脂の甘みが出ます。

六角家の系譜の家系ラーメン店は、その多くが煮豚系チャーシューが美味いのが特徴です。

 

 

 

 

ほうれん草。

ややクタ目に茹でられたほうれん草も、家系ラーメンの特徴です。

ほうれん草の量や茹で加減はお店毎の個性で色々有りますが、六角家のスープならややクタ目が一番合います。

 

 

 

家系ラーメンならではの大きな海苔。

いわゆる「中華そば」に載っている海苔の2〜4倍位有ります。

スープに浸して海苔巻き麺にするも良し、海苔巻きほうれん草にするも良し、ライスが有れば海苔巻きライスも楽しめます。

 

 

 

 

ほうれん草を巻いて海苔巻きほうれん草にします。

海苔をスープに浸して、ほうれん草を載せます。

スープの浸みた海苔とほうれん草がとても良く合います。

 

 

 

 

海苔巻きほうれん草をいただきます。

海苔にもほうれん草にもスープが浸みて、スープの旨味が味わえます。

ほうれん草の風味と海苔の香ばしさも良く合っていて、この組み合わせはとても相性が良いです。

 

 

 

 

ほうれん草と麺をいただきます。

ややクタな茹で加減のほうれん草に、まろやかでコクの有るスープがとても良く合います。

酒井製麺製の麺の独特の風味と食感もスープにとても良く合っています。

 

 

 

 

家系ラーメンの醍醐味でも有る、卓上調味料の数々。

おろしニンニクはスープに旨みを与え、豆板醤はピリ辛さとコクを、生姜は爽やかな風味を与えてくれます。

この他、お酢と胡椒、胡麻も置いて有って、お酢はスープをサッパリとさせ、胡椒はスパイシーな風味を加え、胡麻は香ばしさを加えてくれます。

 

 

 

 

定番の「ニンニク」・「豆板醤」・「生姜]で味変してみます。

同じ家系でも六角家系のスープは直系よりも醤油がマイルドで濃厚な味なので、ニンニク・豆板醤も合いますが生姜が一番合う気がします。

もちろん家系の先祖でもある「ラーメンショップ」同様にニンニクと豆板醤は鉄板です。

 

 

 

 

味変後の麺をいただきます。

味変はまさに家系ラーメンの醍醐味です。

そのままでも美味しいですが、更なる旨み、コク、爽やかさなどを加えて、自分好みに微調整出来る所が最大の魅力です。

 

 

 

 

更に卓上のお酢と胡麻で味変してみます。

お酢はスープをサッパリとさせてくれます。

胡麻は香ばしい風味で食欲を増進させてくれます。

 

 

 

 

お酢と胡麻で味変後の麺をいただきます。

スープがクドく感じたらお酢を入れるとサッパリします。

胡麻の香ばしい風味も食欲を増進させてくれるので、後半も食欲を維持する事が出来ます。

 

 

 

 

チャーシューで麺を包んでチャーシュー巻き麺にしていただきます。

家系ラーメンのチャーシューは直系や王道家系の煮豚系+スモークも美味しいですが、六角家の系譜はマイルドな味付けの煮豚系で、直系や王道家系とは一味違う旨さが有ります。

甲乙つけ難いですが、ネギチャーシューの様なメニューの場合は六角家系の煮豚系チャーシューの方が合う気がします。

 

 

 

 

味玉。

コレも家系ラーメンの具材として欠かせないものです。

家系のお店の中には「玉子まぶし」と言うメニューが有るお店が有り、刻んだ味玉をご飯に載せて有って、スープに浸した海苔と食べると絶品です。

 

 

 

 

更に胡椒を加えます。

胡椒のスパイシーな風味が加わると、更に食欲が増します。

「中華そば」系に良く合うホワイトペッパーに対して、濃厚なスープにはブラックペッパーが良く合います。

 

 

 

 

麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。

直系よりもマイルドで濃厚な味のスープは、好みも有ると思いますが比較的幅広い層に受け入れられる味です。

同じ醤油味+豚骨+鶏ガラと言う構成でも、その構成比率によって味が全く異なるのも家系の面白い所です。

 

 

 

 

と言う訳で、完食。

新横浜ラーメン博物館に4月にオープンした、「六角家1994+」さんでしたが、期待に違わず素晴らしい味の一杯でした。

自分の家系ラーメンの原点である「町田家」さんもその系譜に属するので、スープの味に同様の方向性を感じます。

骨のバランスと炊き方にこだわったと言うスープは、豚骨のクリーミーさと脂の甘みがしっかり出ていて、鶏ガラの旨みと鶏油で旨みをプラスした死角の無い味です。

家系御用達の「酒井製麺」製の中太ストレート麺は、独特の味と食感が家系スープにとても良く合っています。

多くの製麺所や家系ラーメン店の麺もこの麺をベンチマークとしているのは、醤油味の豚骨+鶏ガラスープに負けない味と食感、そして食べ易さが広く受け入れられているからだと思います。

本店は無くなってしまいましたが、創業者の遺志を継いだ、「六角家1994+」さんがその味を後世に繋いでくれる事になったのは朗報です。

 

 

 

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